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デフレ不況て、どの部分?
前にデフレの功罪について質問させて頂きました、そういった理論的な面は解ったのですが。現在具体的にどの部分がデフレで不況を招いているのでしょうか? 不動産価格が不況を招いている気もしますが、これは利用価値と価格の問題でもあり決して今の価格が不当に低いとも思えません。 パソコン、携帯電話の価格がIT産業の不景気の原因の様にも思えますが、デフレと言うよりも業界自体に問題が有ったり、単にIT機器が不当に暴落しているとも思えません。 マック、牛丼といってもラーメンの価格を見る様に、外食産業等が不当な低価格に混乱しているとも思えません。 内外格差や異常な物価高が是正された様にしか思えないのですが? 問題(良くない)と言われるのは具体的に何。
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先日経済の勉強会で面白いことを聞きました。 確かにマックや吉野屋に代表されるように、現在の物価は下落しており、デフレが進行しています。でも、これが直接不況の原因ではありません。一般の物価と景気とはあまり関係がないそうです。バブルのときもそんなに物価が上がった訳ではありません。 では、何が不況の原因となっているかというと「資産デフレ」だそうです。つまりバブルのときより土地や株の値段が下がってしまい、含み益が無くなったので、みんな危機感を持って消費や投資を控えてしまって景気が悪くなっているのです。 Phmsさんがおっしゃるように、今の土地の値段が以上に安いとは私も思いませんが、重要なのは今の地価の価格の適正さより、バブルの頃土地や株を買った人がどう思うかなのです。あ、ゴルフの会員権なんかもその中に入ります。
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魅力的な商品を作るには、会社にも資金が必要になります。しかし、デフレ経済で担保になる土地の値段も下がっていて銀行も新たな不良債権を作らないために、企業に貸そうとしないのです。企業が持っている土地の値段が上がれば、銀行も安心してお金を貸すようになるでしょう。 簡単に言えば、一番の問題がこの点にあります。
お礼
有難うございます。土地の担保と言っても、それが必要となった時は融資としては失敗な訳だし、担保価値が高かったバブルの頃は無謀な投資が横行した事も有りましたし。
- parts
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しかし先々物が安くなる事で消費を控えるのでしょうか? どうも伝わってないようですね・・・というより書き忘れがありましたので・・・・ 物が安くなるから買い控えるのではなく、将来不安があるから買い控えるのです。物が安くなることは消費者に取ってはプラスですが、売る側にとっては単価あたりの利益が下がりますからマイナスです。 例えば、50円のリンゴを100円で売るのがこれまでの利益の取り方でした。 このとき100個売れば、5000円の利益がでます。 しかし、デフレになると、同じリンゴを25円で仕入れて50円で売ることもある。 ことの時の利益は100個でやっと2500円です。 しかも、これは小売店での価格ですから、生産者はもっと安値で売っているかもしれません。 元と同じだけの利益を出すには数を売るか、人件費を減らすかします。 改善するには賃上げという方もいますが、残念ですがそれだけで効果は出ません。例えば、コンピュータですが、同じ性能で10万と15万の店があるすると普通10万の方を選ぶでしょう。また、賃金が増えても今まで安い生活をしていれば貯蓄を今より増やすかもしれません。 一度、値が下がった商品は希少な物でない限りは、値上がりする事はありませんし、高く買おうという気になる人はいません。結局は会社の利益資金がふえることはないのです。 前回大事なところを忘れていたのですが、具体的な問題は「物」です。 いまあなたは、いくら出してもほしい物というのがありますか、今すぐに買ってみたい特別な物とか、定価で良いからというもの・・・たぶん、ないでしょう。 結局は市場に魅力的な物がないと、市場は衰退します。さらにある程度家庭に浸透した物は値を下げます。 今のデフレは、物への魅力や今の物の価値が失われたためデフレです。新たな価値を見いださない限り以前のような回復は難しいというのが現状です。 結果を言えば物が満たされ、生活水準が上がったことが問題なのです。単純な結果ですがこれが最も大きいでしょう。変えるにはみなにとって価値のある物を再度想像することが必要なのです。
お礼
再度ありがとうございます。 後半の部分はよく解ります、「ほしい物がない」やはり価格的にデフレを抑えても景気が良くなるとは思えませんね。
単純に言えば、デフレというのは、物価の下落です。 物価が上昇しているときは、安いうちに買っておこうという心理が 働きますが、デフレの時は、もう少し待てば安くなるだろうと言う 心理が働き、消費を先延ばししようとします。 ことに、金額のはる土地などの不動産は、一部地域を除いて 下がり続けているから売れないのです。一部地域というのは、 東京の都心のマンションのように、地価が上がっているところです。 値段が上がっているところは、みんな早く買おうとするのです。 このように、消費者が買わないから、安くしてでも売りたいと安くすると 企業の売上が下がりますから、コストを抑えるためにリストラが 実施されたりします。また、給料が下がります。 過去に、2千万円の借金をして買ったマンションが半額になっているのに 毎月の返済額は、10万円です。みんな給料が上がると思って買っているのです。 すると、給料が減ると、何かを買いたくともかえなくなります。 しかも、リストラされたとき、失業保険が切れたら貯金だけしか 頼るものはありません。将来のため貯金しますよね。 このような悪循環がよくないのです。
お礼
ありがとうございます。確かなところは「賃金が上がらない」てところですよね。 ですから「賃下げ不況」て言いましょうよ。 労組なんかも、主張してはどうでしょうか! 賃金が上がる→消費が増える→企業の業績が上がる→景気が良くなる
- parts
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問題(良くない)と言われるのは具体的に何。 金の流れです。お金はたくさん市場に出回っていますが、個人でも企業でも貯蓄に回す傾向にあります。 そうすると、わざわざ高い物は買いませんよね。 店はコストを下げるため、社員を減らしたりしてリストラを進めます。するともっと貯蓄や安いものを買おうという消費者傾向が高まります。 そうすると、結局は安いものが消費者にとって当たり前になるんですよ。あなたが、質問に出しましたよね。 マック、牛丼が低価格に混乱しているように見えない。 確かに端から見れば、そうですよ。 でも、裏では仕入れコストの削減、社員を減らしてアルバイトを増やす社員コスト(給与など)の削減、店舗効率の改善をしているのです。 すると、社員の家族の利益、生産者の利益は目減りします。そうなるとさらに安いものが消費者に容認される。 そして、余ったお金は貯蓄に・・・これがデフレです。 確かに見た目は不当ではない。それは店舗での話で、実際にしわ寄せを受けるのは生産者や雇用者になります。 結果、知らぬ間に不安感から貯蓄が増え、金回りは悪化するだから不況になる。デフレです。
お礼
ありがとうございます。 たしかに消費者が貯蓄に回す事により、消費が減少し不景気となるのは解ります。しかし先々物が安くなる事で消費を控えるのでしょうか? マイカルのようにマイナスの貯蓄をして浪費しても、結果として不景気を誘発してると思えるのですが。
お礼
有難うございます。「資産デフレ」という言葉が適切がどうか解りませんが、言われている意味はよく解ります。 何か「デフレ」と言う言葉を使って、インフレにしたいと言うところに疑問を感じるのですが? 又経済専門家の一部でバブル待望論的発言にも疑問を持ちます。
補足
予想通りというか、明確が回答が無かったことを回答として終了します。 資産は上がって欲しくとも、生活物価は上げて欲しくありませんよね、努力して低価格にしている人たちを悪者にして、証拠があれば出して見ろて気もあり、質問したのですが。