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光速度がどのような状態での測定でも一定である疑問 : 光は空間に完全に局在しているか
光速度が、異なった運動状態を持つ測定装置からも一定であるという自然の事実に対して 何故、光がそのような性質を持つのかまだ解明されていないのでしょうか。 一つの考えとして、光は空間において物質としての完全な局在性を持っておらず、非局在性があるために異なる測定装置のそれぞれが、 光の運動の同一の要素を共有していると考えるとこの疑問の説明ができるように思えますが、 仮に光に非局在性があるとすれば そのように測定されるでしょうか。 また光に非局在性が無いとする場合はどのような物理的理由によって導出されるのでしょうか。
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光の局在性については、質問者様の考え方が分からないので回答できませんが、光の速度が一定であることについて回答します。 光の速度が一定であることは、実験事実として受け入れられているものであり、それ自体のメカニズムについては、解明されていないのが実態と思います。ただし、特殊相対性理論をながめてみると、光の速度が一定なのは、そうなるように時間と空間の尺度が変化しているからだと思われます。乱暴に言ってしまえば、観測者が違えば光の速度が違っても当たり前であるのに、光速度が一定になるように時間の進み方や長さの尺度が変わってしまうため、どの観測者から見ても光の速度は一定であるように観測されるということです(ちょっとローレンツの考え方に戻ったような感じですね)。 なぜ光の速度が一定である必要があるのか、という問いになると、これは哲学の領域かもしれませんが、私はこんなふうに考えています。光は、時間という概念と密接に係わっています。時間軸とは、光が進んだ距離に他なりませんし、時が流れるとは、誰にとっても変化があること、すなわち、誰にとっても止まることのない物が存在するということです。それがすなわち光です。光が一定速度で動くことによって、この世界に時間を与えている、と考えます。
お礼
回答を寄せて頂きありがとうございます。 哲学的に考えると、自然の中での光の役割は何か生命の躍動感の源のようにも思えました。