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教えてください
なぜ中和滴定のとき弱酸と強塩基だとがジャンプ二回起こるのかという質問をしたら「中和滴定においての二回ジャンプは、どちらかの物質がHイオンあるいはOHイオンを2回出すならば、見られる。」と教えていただきました。しかし、二回出すとはどういう意味なのでしょうか?
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二回ジャンプが出るのは、多塩基酸(硫酸、炭酸)を中和するときに見られます。多塩基酸が主なので、これだけについて書きますが、多塩基酸(例として硫酸H2SO4)は、以下のように、二段階解離(イオン化するのが二段階)します。 H2SO4 → H+ + HSO4-・・・・・(1) HSO4- → H+ + SO42-・・・・・(2) このように、最初は(1)のH+の中和でジャンプが現れ、次に(2)のH+の中和でジャンプが現れます。このためにジャンプが二回現れます。
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- LucyDiamond
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回答No.2
「二回出す」とは、分子またはイオン化合物の最小単位の中に水素イオンまたは水酸化物イオンを2つ持つということです。塩酸<HCl>や水酸化ナトリウム<NaOH>はそれぞれ水素イオン、水酸化物イオンを1つ持っています。それに対して、硫酸<H2SO4>や水酸化カルシウム<Ca(OH)2>はそれぞれ2つ持っています。水素イオンを2つ持つ酸を二塩基酸、一方、水酸化物イオンを2つ持つ塩基を二酸塩基と呼びます。 電離式は次のような2段階電離となります。 H2SO4 ⇔ HSO4- + H+ HSO4- ⇔ SO42- + H+ 中和滴定中にこのように2段階に分けて電離するので、二回のジャンプが起こるのです。
質問者
お礼
よく理解できました。ありがとうございます。
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