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肖像画について
歴史的な肖像画が大好きで、ヨーロッパの美術館に行くたびに絵葉書を買ってきています。ロンドンのナショナル・ポートレートギャラリーは、肖像画ばかりコレクションされていてとても楽しめました。 和でも洋でも肖像画に関する本でお勧めがあったら教えてください。
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jakyyです。 肖像画といえば、ゴヤというぐらいですが、 ゴヤは若い頃は遊び好きで、陽気な人でしたが、 聴力を大病で失ってから、画風は一変しました。 明るい画風が暗く落ち着いた画風になり、 肖像画も人物の持つ奥深い人間性を抉り出す作品が多くなりました。 それゆえ、大病以降の46歳からの作品がかなり高く評価されています。 ゴヤに関する書籍をお読みになるなり、作品を鑑賞されるならば、 肖像画のに関する造詣が深くなるかと思います。 肖像画についての書籍は下記のものがあります。 図書館でお読み下さい。 【肖像画の視線 : 源頼朝像から浮世絵まで】 宮島新一著 -- 吉川弘文館 , 1996 , viii,218p, 図版2枚. <BN14675408> 【ルネサンスの肖像画】 ジョン・ポープ=ヘネシー著 ; 中江彬, 兼重護, 山田義顕訳 -- 中央公論美術出版 , 2002 , 406p. <BA58620886> 【スペイン十八世紀への招待 : 宮廷画物語】 西川和子著 -- 彩流社 , 2000 , 246p, 図版4p. <BA47881323> 【ゴヤ : スペインの栄光と悲劇】 ジャニーヌ・バティクル著 ; 高野優訳 ; 堀田善衞監修 -- 創元社 , 1991 , 190p. -- (「知の再発見」双書 ; 08) <BN0647059X> 【肖像画を読む】 黒田日出男編 -- 角川書店 , 1998 , 270p, 図版 [8] p. <BA36825557> 【宮廷画家ゴヤ : 荒ぶる魂のさけび】 リオン・フォイヒトヴァンガー著 ; 鈴木芳子訳 -- エディションq, クインテッセンス出版 (発売) , 2004 , 571p. -- (エディションq ; 11) <BA68547090> 【ゴヤ】 パトリシア・ライト著 ; 栗田秀法訳 -- 同朋舎出版 , 1994 , 63p. -- (ビジュアル美術館 ; 第10巻) <BN11724992> 【英国の肖像画 : 哲学者フランシス・ベイコンから画家フランシス・ベイコンまで】 穴沢一夫 [ほか] 翻訳・編集 -- 国立西洋美術館 , 1975 , 1冊 (頁付なし). <BN05163085> 【ゴヤとその時代 : 薄明のなかの宮廷画家】 ジャニス・A. トムリンソン著 ; 立石博高, 木下亮訳 -- 昭和堂 , 2002 , viii, 295, xlvp, 図版 [2] p. <BA55436938> 【フランシスコ・ゴヤ】 アン・ウォルドロン著 ; 潮江宏三監訳 -- 同朋舎出版 , 1993 , 91p. -- (はじめて読む芸術家ものがたり ; 8) <BN10115398> ゴヤの絵画のサイトを紹介いたします。 http://www.abcgallery.com/G/goya/goya.html
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- jakyy
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肖像画の多い美術館を紹介しましょう。 【ウフィツィ美術館】 イタリア最大の美術館で肖像画の宝庫というイタリアは、 フィレンツェのウフィツィ美術館はです。 Botticelli の 「The Birth of Venus」が有名ですが、 レンブラント、ルーベンス、ラファエロなどの肖像画がありますね。 http://www.uffizi.firenze.it/musei/uffizi/default.asp 【ピッツィ美術館】 同じくフィレンテェにあります。 ルネッサンス絵画の世界的なコレクションを持つ美術館です。 ティツィアーノの肖像画「ラ・ベラ」が有名です。 他にもラファエロの肖像画が多いですね。 http://www.uffizi.firenze.it/musei/palazzopitti/default.asp 【プラド美術館】 マドリッドにあります。 グレコ、ベラスケス、ゴヤの作品が集められています。 ゴヤの「裸のマハ」「自画像」があります。 http://museoprado.mcu.es/home.html 【ウィン美術史美術館】 ベラスケス、レンブラント、ティツィアーノの肖像画が集められています。 http://www.khm.at/ なお下記の本をお読みになると、 肖像画の多い美術館がわかると思います。 ぜひお読み下さい。 【ヨーロッパの美術館・博物館120パーセントガイド】 -- 日地出版 , 1996 , 238p. <BN15783188> 【ヨーロッパの美術館・博物館】 ゼンリン , 2001 , 238, 16p. <BA55304744> 【ヨーロッパ美術館ガイド】 書籍情報社編集部編 書籍情報社 , 1995 , 301p. 【ヨーロッパ美術館めぐり】 長谷川智恵子執筆 -- 昭文社 , 1998 , 253p
お礼
たくさんの情報をありがとうございます。ウフィッツィとピッティは、ローマに住んでいたことがあるので行ったことがあるのですが、特にピッティは説明がとても不親切で、天井近くに掛けられている絵だと絵画の名前も見えないんですよね。悔しかった。 やはり、誰の肖像画か知ってそこからその人の生涯を追っていきたいのですが。ウィーン美術史美術館蔵のものは、ベラスケスのマルガリータ像くらいしか知らないので、サイトを見てみようと思います。 本当にありがとうございました。
お礼
ゴヤの肖像画は独特ですよね。その人の内面まで映し出してしまって。私は肖像画から歴史を見るのが好きですので、ゴヤとアルバ女公爵の事情を書いた本を英語で読んだことがあります。西川和子さんの本も2冊とも読みました。甘ったるい文章を別にすれば肖像画に描かれた人物について書かれていて楽しかったです。『ルネサンスの肖像画』はアマゾンで検索していて私も見つけたのですが、なにしろ高価で図書館で探そうと思っています。ほかにお勧めくださった本も面白そうです。さっそくあたってみます。本当にありがとうございました。