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車のヘッドライトが変わったわけは?
ヘッドライトのレンズは、昔フレネルレンズだったと思いますがいつの頃からか細かいすじがなくなり、中のランプや反射板まで良く見えるようになってきましたが、これは何故なのでしょうか。 コストダウン、ファッション性、流行、光束アップ、 集光容易、その他素人としていろいろ考えましたが 製造者の方から真の理由を教えてください。
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#1のR_Myteです。 製造コストは、材料費だけでは決まりません。 加工コストでは、単純な形状の方が遥かにコストが掛かりません。 また、耐衝撃強度に関しても、凸凹の多い物より単純な形状の方が 高くなります。 また、最近は強度の関係でヘッドライトのレンズはガラスではなく、 アクリル系の樹脂素材を使っています。 反射板は、鉄板にクロームメッキを施した物が主流で、反射板とレンズは 樹脂系の接着剤で接着固定されています。 で、主に光源の位置と反射板による光の集光を最初に計算して設計し、 最後にレンズによる僅かな補正を行なうのが最近のやり方だそうです。 あと、保安基準では、対向車や道路脇の民家に対しての光害防止のために、 前方路面から外れる光の量が規制されています。 (その為、フレネルレンズの時代では、レンズの乱反射が多いために 照射量を増やす事が困難でした。)
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- R_Myte
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製造者ではないので、貴方の求める答えにはならないかも知れませんが、 簡単に言いますと、開発環境と製造技術が進化したからです。 昔は、レンズと反射鏡が別固定だった事もあり、保安基準に適合した クリアレンズのライトを設計する事が非常に難しかったのです。 しかし、最近はレンズと反射板が一体化したアセンブリー品で 集光のシュミレーションも、パソコンで簡単に出来るようになりました。 その結果より効率の良いクリアレンズの採用が可能になった 訳です。
補足
クリアレンズ(と呼ぶのでしょうか)とフレネルレンズでは後者の方が材料(ガラス)の量が少なくて済み 軽量でコストも低いと思われるのに何故?という疑問が消えません。 屈折率の高いガラスを使うのはコストアップになるでしょうし、反射板の部分は無駄となる。(反射板のガラスとレンズのガラスは別物で後でつなぎ合わせるのでしょうか) 反射板(ガラスに銀、またはアルミメッキ---真空凝結?---)の曲面も車種により小さい曲面の継ぎ合わせから大きい曲面のものなどまちまちですが、レンズ との組み合わせで、設計されているのでしょうね。 保安基準云々は光の向き、拡散度、光量などを言うのでしょうか?
お礼
有難うございました。レンズと一体物となった反射板がまだ鉄板製だとは知りませんでした。また、レンズも樹脂素材ですか。材料の開発や加工技術の進歩などで、変わってきたのですね。よくわかりました。