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コンパクトデジカメはどこへ向かう?
今日、ラジオショッピングでEXILIM ZOOM EX-Z1200を販売してるのを聞きました。 宣伝文句が、「1200万画素もあって、ものすごくきれいに写真が撮れます!」 私はいい加減、高画素数=高画質、という誤解を解く良心的なメーカーが出てきてくれないか、とここ数年期待し続けて、いまだに現れないのにがっかりしています。 私は一眼レフがフルサイズで3000万画素や4000万画素を目指すのは正常な進化だと思っています。 しかし、1/1.7inch程度の撮像素子(面積は35mmフルサイズの約1/20)で、ダイナミックレンジを犠牲にして、 おまけに、小さな開口面積しか無い、あまりコストもかけられないレンズを使い(元々の入力できる光束にそんなに解像度出せないだろ?と思うんです)、おそらく解像「感」(解像「度」ではない)を出すため、あるいはノイズをごまかすためにいろいろ処理されて絵作りをしているんでしょう。 今ある技術で、300万~400万画素程度のコンパクトデジカメを作れば、同じコストでもっといいカメラが作れるだろうに、と思うんですが、どのメーカーもそっちに舵を切ってくれません。 彼らはいつまでもこのまま、空しい高画素競争を続けてしまうんでしょうか? 何かこういう状況を打開する策は無いんでしょうか? 買い手が画素数に踊らされているのでしょうけど、買う側(素人)が知らないのであれば、ある程度啓蒙して、より良いものを売る、ということは、メーカーにはできないのでしょうか?
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#8です。 若干コメント ファイル形式や出力機器(プリンタやモニタ)の能力が変わらなければ、撮像素子のダイナミックレンジの拡大が色彩の豊かさに与える影響も、(撮像素子画素数向上が画質改善に与える影響が頭打ちになるのと同様に)あるところで頭打ちになります。 コンパクトカメラ、ということで、とりあえず現状の各色8bit、γ=2.2(で、話を簡単にするためにγ一定)だと、撮像素子のダイナミックレンジのうち使われるのは3.6EV相当の部分だけで、それ以外は切り捨てられます。(実際には、高輝度や低輝度の部分でγを下げたりするので、もっと広い範囲の輝度範囲を拾いますが、センサのダイナミックレンジがあるところを超えたところで切捨てが起きるのは変わりません。) で、切捨てを防ごうとすると、γを下げる必要が出てきますが、今度は微妙な色合いの変化を拾いにくくなります。 (このような状況でも、センサのダイナミックレンジ向上は、感度の設定可能範囲拡大やホワイトバランスのとりやすさ改善に、もちろん有効です。) コンパクトカメラで使われる画像フォーマット変更や出力機器の性能向上(コントラスト向上、諧調改善)があれば、このあたりも変わってくるかと思います。 センササイズの大きなコンパクトカメラ 先に書いたような、ファイル形式や出力機器変更があり、シグマのDP1が出まわると、また様相が変わるかも知れませんが、ちょっと期待薄かなと感じてます。 また、そのあたりを希望する層は、エプソンRD1のような機種に向かうのかな、という気もします。(あとは、ネオ一眼などと称されるタイプ(フィルムカメラで「ブリッジカメラ」と位置づけられたような機種)にも若干期待できるかも) 晴天日中屋外での撮影では、小サイズの撮像素子を使うカメラというのは案外バランスが取れている(レンズの解像力が必要→低いF値(焦点距離が短いので小口径のレンズで実現できる)、低感度の素子→シャッター速度が抑えられる)という気もしています。
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- courvoisier
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自分も質問者さんと同意見ですね~ 各デジカメメーカーの営業さんと普段お話しする機会が多いので、 日頃からセンサーサイズ大きくて画素数抑えた機種出ないんですか? なんて言ってるんですけどね(-_-;) 「ISO感度を上げて手ブレ補正を付けました!顔認識に笑顔検出、 しかも画素数は1000万画素!どーだ!!」みたいなデジカメ、 ハッキリ言ってもうおなかイッパイですよね…(-"-;A 某社が確か1/2.5インチ(だったかな?)で1000万画素のデジカメ 発売するというのを目にして、愚の骨頂だななんて思ったり(-_-;) そんなにセンサーサイズ小さいのに1000万画素も詰め込んで大丈夫? しかも今時のデジカメはみんな高感度対応が一つの売り文句みたいで、 ISO3200とか6400とか、デジ一でもノイズ目立って厳しいのに、 センサーサイズたかだか1/1.7~1/2.5インチクラスのコンデジで それやっちゃったらお話にならないでしょう。 いくらプロセッサの処理能力が向上してNRの特性が改善されたって 小さなセンサーで美しく映像を捕らえるには限界があります。 無駄な高画素化競争によって、CCD(或いはCMOS)の画素ピッチが どんどん狭められ、センサーが持つ本来のダイナミックレンジが 失われているというのは、とても残念な事態だと思います…。 だからといって、センサーサイズを例えばAPS-Cくらいまで大きくして いくと、今度は被写界深度が浅くなり易くなってしまいますので、 初心者向きとは言えない、玄人向きのデジカメになってしまいます。 それはどちらかというとデジ一の範疇で、コンデジユーザーを ターゲットにした商品になり得ないのではないのかと…。 コンデジの画像のチューニングはシャープネスを強調し、彩度や NRを強めにかけ、見た目を綺麗に、華やかに演出することが多いように 見受けられます。(一部メーカーはそれすらままなりませんがw) 初めてコンデジとデジ一の画像を比較した時には目から鱗でした。 高ISO時のノイズの出方も諧調も操作性やレスポンスに至るまで、 全てが別次元で、それ以来一眼の虜です(笑) おそらく、エンドユーザーの知識レベルの低さがメーカーを 惑わしているのでしょうね。シャッターの半押しすら知らない人、 光学ズームとデジタルズームの違いやメモリーカードの入れ方、 バッテリーの充電の仕方、画像の消去の仕方etc…そんな初歩の ことさえ知らない人、とっても多いです。そんな人達のレベルで 使えるデジカメを作ろうとすると、色々と縛りが多くて、 結局現状に甘んじている…って感じなんでしょーね~^^; そんな人達にセンサーサイズが大きくて、F値の低いレンズを積んだ コンデジがあったとしてそれを売ってしまうと、 「近くはハッキリ写ってるのに遠くはボケてるから不良品だ」 なんていう事を平気で言ってこられそうですよね(笑) 素人さんお断り!みたいに銘打って、「本気で被写体と向き合える コンデジ」が発売されることを自分も祈ってます…というか、 各メーカーさんにプッシュしときます(笑) 4/3までいかなくても、2/3インチくらいのセンサーで 現在のプロセッサ技術と400万画素程度の画素数で作れれば、 ある程度現実的かな?と個人的には思いますσ(^_^;)
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうですね、2/3inchセンサーで400-500万画素あたりのカメラ。 実際に「素人さんお断り!」じゃ商売にならないでしょうから、基本的にフルオートでも問題なく写せて、価格帯も3万円台前半以下で。 (APS-Cサイズの一眼ボディが4万円台で売られている時代ですから、可能だと思うんですが。) 「違いがわかる大人のためのカメラ!」とか何とか銘打った購買意欲をくすぐるCMで売れませんかね?
- sionn123
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softbankHawksさん こんばんは #9です。 「『画素数が大きいってだけじゃ意味が無い』ことを説明しながらより良いものを提供して対価をいただく」事が真っ当な商売かどうかはさておいて、私やsoftbankHawksさんが望んでいる大型センサーを搭載したコンパクトデジカメを発売する為には、会社と戦ってでも良い製品を作りたいと言う技術者がいるかどうかに係ると思います。 世界初のデジカメ「QV-10」がカシオから発売されるまでには色々な事が有ったと聞いています。この「QV-10」の開発技術者(以下Aさんとします)は、元々は何処かのカメラメーカーでカメラ開発をしていた方と聞いています。そのメーカーが潰れてカシオに再就職する事になります。「QV-10」の開発当初は、今で言う所のデジカメを考えて開発が始まったそうです。しかし会社から「そんなカメラを作ってもどれだけ売れるんだ??」と言う事での開発中止命令が下ったそうです。しかしカメラ開発をし続けたかったAさんは、考え方を180度変えるわけなんです。Aさんとしてはしている事は今までと変わらないカメラの開発。対外的(対会社的)にはコンパクトTVの開発と言う事で乗り切ったわけなんです。つまり写真を撮影する機能(オプションとして)を持ったコンパクトなTVとして開発を続ける訳なんです。そうやって会社を納得させて世界初のデジカメ「QV-10」が発売される事になります。この様にある意味会社と戦ってでも質の良いカメラを作りたいと言う熱意がある技術者が居るかどうかが大型のセンサーを搭載したコンパクトデジカメ発売に係ると思います。 政府は「景気が回復傾向にある」と言っていますけど、本当に回復傾向にあるのでしょうか???政府は指標としている大手企業の企業投資額が増えているから景気が回復していると言っていますけど、実態は社員のリストラ・経費削減の結果としての企業投資額を増やしているに過ぎないんです。平たく言えば、売上向上した結果の企業投資額向上ではないわけです。ですから政府がどう判断しようとも、不景気には変わらないんです。そう言う時代ですから会社は確実に売れる可能性のある商品の開発をしても、もしかしたらさほど売れないかも知れない商品の開発は避けるでしょう。それが大手企業の考え方だと思います。そう言う会社の方針にたてついてでも質の良いカメラ作りをする技術者がいるかどうか、これが私やsoftbankHawksさんが望んでいる大型センサー搭載のコンパクトデジカメが作られるかどうかだと私は考えています。 違う側面から考えてみましたが、それでも期待薄な感じを受けます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私は、フォーサーズ程度の撮像素子のコンパクトデジカメがあったらいいな、とは思っていますが、今回の質問の趣旨はそっちではないんです。 現状、小さな撮像素子を載せざるを得ない普及価格帯のコンパクトデジカメに、無理に1200万画素も詰め込むのをやめて、400万画素程度で作ってくれないだろうか、ということなんです。 結局のところ、作る側はそんな事したって画質向上には繋がらない、とわかっているであろう無理な高画素数化をしてしまうのは、販売側が「高画素数≠高画質」という売り方を思いつかないから、高画素数を制作側に押しつけているのかな?とも思えてきました。 たとえば、レンズの分解能が何μm、とか、画素ピッチが何μm、なんていうのをいきなり宣伝文句に使うのは難しいでしょうが、現実的に無理な高画素数化でトレードオフされる性能もあるんですから、何とかならないのかな、と思います。 やっぱり期待薄ですかね。
- sionn123
- ベストアンサー率53% (1910/3592)
softbankHawksさん こんばんは デジカメを作るメーカー側の立場にたって話しますね。私自身メーカー側の人間では無いですし、同じセンサーサイズなら画素数が少ない機種を奨めている人間で有る事をご理解の上お読み下さい。 メーカーは商売でデジカメを作っているんです。つまり売れないと生活出来ないのがメーカーなんです。これだけデジカメが出回ってしまうとそうそう新しいデジカメは売れないと思います。1つの需用が「壊れたから買う」でしょうけど、今のデジカメは出来が良くて簡単に壊れませんよね。ですから「新しいデジカメを買えば、今までのカメラで撮影出来ない画像が撮れる」でないと新たな買い替えの需用は望めないと思います。そう言う観点で作られたデジカメが、例えば28mmレンズ~のズームレンズ搭載のデジカメだと思います。35mm~のズームレンズ搭載の頃から比べたら撮れる写真の幅が広がりましたから、新たな買い替え需用の促進には貢献したんだと思います。 コンパクトデジカメユーザーの大半は、デジカメの事を詳しくない初心者ユーザーだと思います。初心者では「画素数=画質」と間違った解釈をしている方が多いですよね。(誰が言い出したか解りませんけど・・)確かにデジカメの創世記の頃、100万画素行かないデジカメから200万画素機が出来た頃は画素数UPが画質UPと感じる事も有りました。(実際は違うんですけど・・・)コンパクトデジカメユーザーの大半がそう考えているなら、購入者に合わせた物作りをするのがメーカーの当たり前な行動だと思います。結果として今までのデジカメより高画質な画像が撮れると言う事での買い替え需用につながりますから・・・。(実際は高画質でも何でもないんですけど・・・) 私としてもsoftbankHawksさん同様にAPS-C又はフォーサーズ等の大型センサーを搭載したコンパクトデジカメが欲しいところですけど、上記した理由で何所のメーカーも作って頂けないのが実際だと思います。一部のデジカメマニア等にウケル機種を作るより、大半のユーザーウケする機種を作った方が商売上徳ですから・・・。 以前安原製作所が作る「安原一式」と言う銀塩RF機が有りました。これはライカRF機を買えないユーザー向けに質の良い使い易いRF機を作ると言う事で作られた機種だったと記憶しています。この「安原一式」はもう既に生産されてない機種です。時代は一眼レフの時代で、一部のマニア等以外にはRF機はウケイレられなかった機種だったんでしょう。同様の事がデジカメにも言えると思います。全てのメーカーがAPS-C等の大型センサー搭載機以外生産しないと言うならいざ知らず、一部のメーカー(機種)だけ大型センサー搭載機を作っても、結果同じ機能で値段が上がるだけでそれほど売れないと思います。以前オリンパスが「E-100RS]と言うデジカメを販売した当時、「E-100RS」があまりにも売れなくてオリンパスが経済的に苦労した聞いています。そうならない為に、コンパクトデジカメでは売れる可能性の高いデジカメ(つまり小型センサー搭載機)だけを生産し続ける可能性は高いと思います。 以上よりsoftbankHawksさんや私が望んでいる例えばAPS-C等の大型センサー搭載コンパクトデジカメは、期待薄だと思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 E-100RSは強烈な個性がありましたね。 残念ながら一般受けするボディサイズとスペック、そして価格ではありませんでした。 私は、価格が暴落したときに相当買いたくなっていたんですが、すでにE-10を持っていましたので、自重しました。 メーカーも商売ですから、売れるものを作る、というのはもちろんわかります。 現状、画素数が大きい方が売りやすいのもわかっています。 行き過ぎた画素数競争をやめて、成熟していないユーザーに対して「画素数が大きいってだけじゃ意味が無い」ことを説明しながら、より良いものを提供して対価をいただく、という真っ当な商売をやる方法は無いのでしょうか?
- foobar
- ベストアンサー率44% (1423/3185)
以下、思いっきり個人的な感想です。 コンパクトカメラは(今主流のベイヤー配列を使ったカメラでは)600-800万画素あたりが使いやすいかな、と思っています。(400万画素以下だと、芝生や木の枝のようなものLプリントでもわかる程度につぶれることがあるので。) で、今の高画素数表記は、メーカが自分で自分の首を絞めたような感がしています。 まだ、画素数が低く高画素化が高画質化に直結していた初期の頃、できるだけカタログ表記の画素数を上げようとする雰囲気がありました。画素を赤青緑に振り分けて使っているベイヤー配列の撮像素子で、それぞれの色の総和で表記する(実際の解像力に相当する数値の2から4倍くらいの数値になります)のも、その一環かなと感じています。 で、いまさら、メーカーとしても「実は、実力はカタログ表記の半分以下くらいです」と言うにいえなくなってしまったのかなと。(コンパクトカメラに搭載されている撮像素子のサイズ、レンズのF値を見てみると、メーカーでは解像力が画素数の1/3程度になることをよーく判っているような節があります) シグマの採用しているFOVEONが出て、この流れに一石投入されるかなと期待していたのですが、多勢に無勢、シグマの方が340万*3の1000万画素と表記せざるを得なくなったのは、正直残念です。 コンパクトカメラにもFOVEONのような、フルカラー画素の撮像素子(フルカラー200万画素くらいでいいので)をつんだ機種が出ないかなと、思ってるところです。(DP1は非常に興味があります) 以下余談 小さい撮像素子だと、同じ画角でもレンズの焦点距離が短くなって、小さい開口でもF値が小さくなり、それなりの解像力は得られます。 また、小さい撮像素子には、被写界深度を深くできる、コンパクトにしやすい(もっとも今のコンパクトほど小さくする必要もないのでは、とは思いますが)、というメリットもあるので、一概に×ともいえないかと思います。
サンプル画像を見てみましたが良条件下ならば1200万画素分ちゃんと解像してますね。 だから意味はあります。 >>300万~400万画素程度のコンパクトデジカメを作れば、同じコストでもっといいカメラ どんな分野でも似たようなことを主張される方はおられますが、基本性能の底上げには画素や機能数の増加と比較にならないコストがかかります。仮に作っても高画素機より値段の高いものとなるでしょう。 そのときそういうものを要求している層が現実に金を払って買い求めてくれるのかと言う問題です。 マニア向けの機種は売れません。 売れない、薄利多売が成立しないのにそういう層は画素が低いんだからコストは低いだろうとあさっての理由で低価格を要求します。 だから国内メーカーは作りたがりません。 コストダウンの安売り競争はお互いの首を絞めるだけだから、高くても買ってくれる層相手に商売をやりたがります。 ダイナミックレンジのようなマニアックな要素を突き詰める先にあるのは利益ではないと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 2~4万円程度のコンパクトデジカメの購買層の大半は、プリントのほとんどがLサイズではないでしょうか? 1200万画素というと、Lサイズにプリントする場合、800pixel/inchの解像度です。 そんな解像度を得るために、何を犠牲にしているのでしょう? >基本性能の底上げには画素や機能数の増加と比較にならないコストがかかります。 私は基本性能のことを言っているわけではありません。 基本性能は昔と比べると着実に上がっていますよね。 CCDの性能も格段に上がっています。 その上がった基本性能を無駄に画素数を大きくするために使うのではなく、素直にダイナミックレンジを広げる方向に振り分けて欲しい、と思っているだけです。 これは現行の技術及びコストの範囲内でできる話です。 同じ面積のCCDの1200万画素を400万画素にすれば、単純計算で画素の単位面積は3倍になり、それだけダイナミックレンジや感度が上がるんです。 実際には、隣の画素との境には隙間を空けなければならないので、高画素数の方が面積効率が悪くなり、たぶん単位面積は3倍以上の差になるでしょう。 ダイナミックレンジの広さ、というのは色彩の豊かさでもあるんですよ。 そんなにマニアックな要素でしょうか? それをマニアックというのなら、800pixel/inchという解像度のほうがかなりマニアックな数字のような気がします。
- tenten2048
- ベストアンサー率29% (195/658)
私もOLYMPUS C-3040愛用者で、アンチ画素数マニアです。 300万画素あれば十分ですね、このような質問なり発言があることによって市場が成熟してくるんじゃないですか? マイカー市場だって大昔は1100ccだから隣の車が小さく見えます、、、ってやって物議をかもし、ツインカムだ、名ばかりのGTは道をあける。なんてキャッチコピーがあったり。 今は車を買うユーザーが賢くなって100馬力だ200馬力だと言って購入する人は少なくなりました。 しかし反面、クルマの白物家電化といわれ新型車に夢が無くなったのを実感します。果たしてどっちが幸せだったんでしょうかね? 将来デジカメも「1000万画素オーバー」なんていってた時代は楽しかったね、新機種に夢が有ったよ。なんて時代が来ちゃうかも。
- eroero1919
- ベストアンサー率27% (3007/11113)
富士フイルムはF10からF11、F30、F31までずっと630万画素のままでした。それがF40になって830万画素になりました。ご指摘の通りCCDのピッチの問題から高感度画質は630万画素のほうが撮像素子のダイナミックレンジに余裕があったのでF31からF40になったときに高感度画質がかえって悪くなったと価格コムなどで話題になり中古ではF31のほうが人気が高いくらいです。 なぜF31からF40になったときに画素数を増やしたのかというと、営業から画素数を増やす要望が多くて増やさざるを得なくなったそうです。 おっしゃるとおりに既に画素数は飽和状態でこれ以上画素数を増やしたって画質の向上はもうありません。そんなことはメーカーも承知なのですが、販売の現場ではせっかくこっちがいいとすすめても素人さんたちは「630万画素より1000万画素がいいなあ」とそっちをとってしまうのです。それで、販売現場からは「もっと画素数を増やしたものを出してくれ」と声があがるのです。 富士フイルムがF10を出して「高感度」を売りにしてからコンパクトデジカメの世界も手振れ補正だ高感度だ防水だと様々な性能を売りにするようになり技術も百花繚乱の観があります。 とはいえ、全てのメーカーが技術があるわけではないのでいきおいそういうメーカーは画素数を増やしそれをひたすら広告で宣伝するって寸法です。あまり技術はなくても宣伝の上手なメーカーはありますからね。歌姫をイメージキャラクターをしているあのメーカーなんて売りにできるものが何もなかったので突然「広角28ミリ」と宣伝しました。それそのものは別に目新しいのものでもなんでもないのにとたんに世間が「やっぱ広角は28ミリっしょ」とさせた宣伝力にはグウの音もでませんでした。コンパクトデジカメの広角なんてせいぜい35ミリもあれば充分だと思うんですがね。
- bardfish
- ベストアンサー率28% (5029/17766)
私も質問者様と同じ考えです。 ※画素数≠性能 >買い手が画素数に踊らされているのでしょうけど デジカメが出たばかりの時は高画素数=高性能でしたし、買い手側も画素数重視だったはずです。 その時の「高画素数=高性能」が今でも残ったままで、メーカーサイドも画素数以外に一般購入者に大々的にアピールできる機能がないのかもしれません。手ブレ補正や高感度撮影にしても、カメラを使ったことのある人でなければわかりませんし、「手ブレ補正~段分」「ISO3200」と言ってもどれだけ有用かわかる人はほんの一握りです。 そう考えると売り文句に「画素数」を全面にアピールするのもある程度納得… 画質なんて受け取り方次第で同じ写真でも良いという人がいれば悪いという人もいる。具体的な数字なら誰もがわかる…等々… そんな中、異色のコンデジが発売になります。 SIGMA DP1。 http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2008/02/02/7893.html サンプル画像を見ると普通のコンデジとは全く違う写りで、デジタル一眼並みかそれ以上に見えます。 デジタル一眼レフ「SIGMA SD14」と同じイメージセンサーを使用しており、一般的なベイヤー配列ではないFOVEONx3を使用したデジカメ。ローパスフィルターを必要としない構造の為非常に自然なシャープな画像が得られます。 見た目上の画素数は480万画素程度ですがそれが3層に重なっているのでベイヤー配列のセンサーと同じ計算をすると1400万画素になります。逆に、ベイヤー配列のセンサーをFOVEONの見た目画素数に換算すると2100万画素のEOS 1Ds MarkIIIでも520万画素相当です(単純にRGGBの4画素で1ドットと計算)。1200万画素だと300万画素相当。 DP-1は昨年始めの発表では20万くらいの予想販売価格でしたが、その予想を覆して10万以下で出るようですし、9万弱で予約受付を開始した販売店もあるようです。 SIGMA DP-1がレンズ一体型コンパクトデジカメ市場に一石を投じることが出来ればいいのですが、どちらかというと玄人向けで競合製品はRICHO GR Digital(およびその後継機)な感じです。価格もそうですが一般向けではないですね。 どちらかというと、デジタル一眼レフユーザーのサブ的存在。 因みに、FOVEONx3を使用したデジタル一眼SD9/SD10は記録画素数のカタログ表記を「見た目画素数」で記述していました。実際にはその3倍だったにもかかわらずです。で、最新機種のSD14では総画素数を前面に出し補足的扱いで見た目画素数が記入されているはずです。 市場は画素数が多くないと受け入れがたいという実例ではないでしょうか。 デジタル一眼を出しているメーカーには、APS-Cセンサーを使用したコンデジを是非出して貰いたいものです。そうすれば高画質を求めるユーザーに受け入れられ、センサー原価も下がりデジイチのボディ価格も下がって、一般ユーザーには良いことばかりだと思うんですけどね(^^;ゞ
お礼
ご回答ありがとうございます。 >デジタル一眼を出しているメーカーには、APS-Cセンサーを使用したコンデジを是非出して貰いたいものです。 ほんとに、それいいですね。 やってくれないかなぁ? 個人的にはコンパクトカメラはフォーサーズくらいでもいいです。 FOVEONセンサーはSD9の頃から気になってはいたんですが、マウントがSD、というのが大きなネック。 それ以上にボディのレスポンスが他メーカーより2世代くらい遅れてる、というので、全く食指が動きませんでした。 SD14では少しはましになったんでしょうか? よほどのことがない限り、私はEOSマウントから離れられませんが。 DP1、出力する写真はかなり魅力的ですね。 でも、ちょっと手が出せません。
- ohg-jiya
- ベストアンサー率37% (354/940)
デジカメは今や賞味期限の短い生鮮商品やファッショングッズ的位置付け。とすれば画素数競争で売れている限り売りまくり、次なるセールスポイントは出し渋る。次の一手は販売台数が横ばいか下降になるまで出さないのが当然。これは今までも家電でやってきた手。 ユーザーがメーカーをリードしているように見えて、やはりユーザーが踊らされているのだと思いますよ。携帯までそれをセールスポイントにしてマーケットを広げようとしている。正に踊れ、踊れの様相ではないですか。 やはり消費者が拒否するような時代が来なければ収まらないでしょう。そこまでユーザーが成熟するには何十年の時が必要なんでしょうね。いやそれはないかな。なんせ他の家電だってせいぜい長くて5年程度でポイですからね。ファッション品となればせいぜい長くて2年かな?
お礼
ご回答ありがとうございます。 デジタルカメラを誰もが持つ時代になり、カメラを熟知していない消費者が主な購買層であり、 デジタルカメラ自体もまだまだ発展途上で未成熟、という時代も重なってしまった、ということかもしれませんね。
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
買い手が踊らされているのではなく、メーカーが買い手に踊らされているのではないかと思います。 一部の賢明なユーザーを除き、大多数の一般ユーザーに「高画素=高画質」と言う信仰があり、同じ価格帯ならより高画素機の方が売れている現状がある限り、高画素競争は止まらないと思います。 まぁ、画素数に止まらず使いものにもならない高感度仕様も問題です。 某メーカーの製品を購入したところ、実効感度が公称ISO感度の半分も満たしていませんでした。まさに「羊頭狗肉」です。 私も300万~400万画素で良いから、その分、画質と高感度ノイズ耐性の改善に振り向けて欲しいと思います。 ちなみに、今でもキヤノンのPowerShotG5が手放せないユーザーからの嘆きです。(;一_一)
お礼
ご回答ありがとうございます。 結局、撮像素子の単位面積が小さいことが、ダイナミックレンジだけでなく感度にも悪影響を与えているんですよね。 作る側は高画素数化の短所もわかりきっているはずなのに、 是正する方法もある(画素数を少なくするだけ)とわかっているはずなのに、 残念でなりません。
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お礼
重ねてのご回答ありがとうございます。 RGBの24bitって、たった3.6EV相当なんですか。 知りませんでした。 じゃぁ、JPEG出力前提だと基本的に(固定だと)適正露出の前後1.8EVしか拾えない、それ以上広げてもあまり意味がない、ということなんですね。 誤解されないように書いておきますが、私自身、できればフォーサーズ程度の撮像素子(撮像素子のメーカーは富士フイルム希望)、600-800万画素、単焦点or3倍ズーム程度のコンパクトなデジカメが5-6万円程度の価格帯で出たら、すぐにでも欲しいです。 でも、現在の普及価格帯のコンパクトデジカメがフォーサーズ以上の撮像素子面積で販売されることは(少なくとも数年は)無い、と思っています。 コスト的に1/1.7inch程度のサイズを使う(or使わざるを得ない)のだったら、300-400万画素程度がバランスの良い落としどころじゃないだろうか?と個人的に思っているだけです。 3万円程度のカメラにフォーサーズを使え、と言っている訳じゃないんですよ。 いつでもポケットに入れて携行できて、写したいときにさっと取り出して、カジュアルな写真を撮る、という用途なら、そういう価格帯のカメラも悪くないし、欲しいと思っています。 (ただし、1200万画素なんかいらない) (以下余談) 小さいレンズ(小口径、短い焦点距離)の方が解像度が出しやすい、とのことですが、それは画素ピッチが同じ場合、ではないでしょうか? 同じ画素数として、35mmフィルムサイズの約1/5、APS-Cと比べても1/3以下の画素ピッチにきちんと合焦させるには、レンズの大きさの割に、より高い精度が求められることになると思います。それも、厳しいコストの制約の中で。