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車のヘッドライトについて
ふと思ったんですけど、70年代~80年代のスポーツカーやスーパーカーと言われる車では、リトラクタブルライトが多かったと思うのですが、最近の新車では見かけません。 素人目にも開けたら空気抵抗が悪そうですし、余計な工数が掛かるので廃止にするのはわかりますが、車検と言うか、車両基準(?)的にはどうなのでしょうか? つまり質問としては、メーカー(国内/国外問わず)が新車でリトラクタブルライトの車を開発して販売するのは可能なのでしょうか? 海外メーカーが作った場合は、日本の車検に通るのでしょうか?
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お世話様です。 【販売するのは可能なのでしょうか?】 答えとしては可能な国もあるかも、、、、ですかねぇ!? 【新車で海外メーカーが作った場合は、日本の車検に通るのでしょうか?】 日本がこの基準に批准していれば不可能! でも、仮に新開発リトラA車が あったとして、、、、、、 そのAは輸入出来なくて既存のリトラB車なら輸入出来るってのは不思議だね! 答えになってない!?かぁ(=^・^=) 以下それを裏付けるための内容。(一部文献抜粋あり。) 1番解りやすいのはクルマはアメリカの基準に従って作られていると 言っても過言ではないのです。 なぜならアメリカ市場が1番大きいからです。 今日では次のような理由から採用する車種が全世界的に著しく減少ます。 安全面・信頼性の問題 開閉機構が複雑で部品点数が増加し、コスト面と信頼性で不利。 突出したライトは、対人事故の際、対象に重度の傷害を与える恐れがある。 事故時や、寒冷地での凍結時ではライトが展開しなくなる恐れがある。 実用上の意義の希薄化 展開時、空気抵抗が増大する。 北米におけるライト最低地上高規制の緩和。 プロジェクターライトやマルチリフレクター式のライトの実用化。配光をレンズカットにより行う必要が無くなったことなどから、それまで垂直にならざるを得なかった前面レンズが単なるライトカバーとなったため、スラントさせたり任意の曲面とすることが可能となり、空力やライトデザインの制約が大きく減った。 開閉機構を装備することによる重量増。軽量化が要求されるスポーツカーでは好ましくない。特にフロントオーバーハング部の重量増は車両の回頭性が悪化するため、スポーツ走行には向かない。 一部の国や地域ではヘッドライトの走行時終日点灯を義務付けている。そのような場合は走行中にライトを格納していることがないため、装備する意味がほとんどない。 ですかねぇ!! 現在でもスタイリング面の魅力などから、リトラクタブル・ヘッドライトの車は人気が高い。 しかし現在では安全基準の問題から、新規開発・販売は困難とされる。 困難とされると言う表記から禁止ではないと読み取れる。 (先に記した北米中心の例) 同じヘッドライト話で言えば以前’70年代あたりは垂直丸型以外はアメリカ基準では採用されない時期があったので 本国で角ライトのジャガーやボルボが北米仕様は丸にしたりビックバンパー911の楕円角度付きライトがやはり北米仕様垂直丸型だったり。 911の進化でも北米基準に対応したが故と言う所もあります。 代表的な変化の最たるものは 北米(低速)衝突安全基準(言葉は適切でないかもしれない)をクリアーするために911はそれまでのナローボディーが'74年あたりからのご存知ビッグバンパーになった事!! マツダRX-7にしてもロードスターにしても本国(日本)の倍北米では売れる! ので北米用設計になる。 セブンにいたっては当時逆輸入していたって事からもそれは伺える。 世界共通の安全基準もありますが、各国独自の安全基準に適合しないとその国では乗れないですからねぇ!! 日本でも以前いすゞピアッツァ某外国デザイナーデザインしたカッチョ良いクルマがあったけど、 当時日本ではドアミラーが認められていなくてサイドミラーで発売!某デザイナーは激怒したとか、、、、 その一方で輸入車はそのままドアミラーOっK!なんて変な事も! コンナ感じでしょうか。 個人的には現行の赤い跳ね馬はカッコイイとは思いませんがやはりリトラの跳ね馬は超カッコ好いですね!! それとユーノスロードスターはカッコいいけど、、、、、現行は、、、、、 長文で失礼いたしました。 お役にたてれば幸いです。
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- wahaha06
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無理でしょうね。日本だけでなく海外のメーカーでも対人衝突のときに通常よりも危険だから無くなったのですから法的にダメです。それとリトラクタブルライトは信頼性がいまひとつですしコストがかかりますからね。メーカーも手間がかかるのは避けますしね。
お礼
wahaha06さん 回答ありがとうございます。 法的、と言うのは日本の法律でしょうか?
- kaitaiya
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突起物の規定的に不利・・と言うのが一点。 もう一点は衝突安全性ですね。 しばらく前からクラッシャブルボディ、といって 衝突時にボディをわざと潰れやすくして衝撃を吸収させると言う風に変わってきました。 その場合、リトラクタブルライトは不利なんです。 ボディを壊れやすくする、と言うのは車両の端の部分でのことで乗員の周りはより頑丈になっています。 でもってヘッドライトと言うのは車両の端に付いています。 ・・・・しかもぶつかる際に重要な『前のカド』に(苦笑) それなのにリトラクタブルライトはヘッドランプとその周囲がかなり頑丈でないといけない構造なんです。 ライトユニットが可動するわ、光軸とかが狂ってはダメだわ、ライトをマウントしているのは『点』だわ・・・・ そうするとその部分では衝撃を吸収しにくくなってしまいます。 現行の車ではライトのレンズ面はごついのですが、後ろ側とか取り付けネジのミミの部分とかはかなり脆くなっています。 またライトユニットを支えるボディの構造もカドを落とした仕様になっているんです。(写真参照 左が現行ので右が昔の) そういうわけでリトラクタブルライトは難しくなってしまったのです。 追伸 似たような例として軽トラックがあります。 コストの関係もあり、以前は2灯式のシールドビームが主でしたが・・・・ 平成10年の規格改正時に全滅しました。 これはシールドビーム自体がガラス製でかなり頑丈だったのに加えてやはりマウント部が強度を必要とするものだったからです。 (3本のビスでフローティングマウントされています) 結果として衝突安全性的に不利となり、クラッシャブルなものになってしまいました。
お礼
kaitaiyaさん 回答ありがとうございます。 写真の添付による新旧比較もありがとうございました。 コスト面は理解してましたが、衝突安全性の面だったのですね。
- rgm79quel
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何年前かは忘れましたが リトラミラーはアップ時に人身事故を起こすと 人間に対して非常に危ないという理由で 認められなくなりました。 それがいわゆる隠しライトが無くなった理由です。
お礼
rgm79quelさん 回答ありがとうございます。 なるほど、人身事故の理由だったのですね。参考になりました。
お礼
dieticxeeeさん 回答ありがとうございます。 衝突安全性以外にも、寒冷地での問題や常時点灯の問題、旋回性の問題までは考えていませんでした。 また、質問以外の北米市場の色々な話題も提供頂き、大変参考になりました。