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デフレてどうしていけないの?
ハンバーガーを1個食べれるより、2個の方が良いんじゃないですか? 幼稚な質問に聞こえるかもしれませんが、豊かさは金額で無くて物の豊富さでしょ。 何でも金額に換算して、比較するから下がっているように見えても、実際量や質が上がっている場合も有ると思いますが・・・。
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デフレもインフレも経済現象であって、それ自体には善・悪の価値観は ないと思います。善・悪の価値観を付けるのは人間です。 では何故デフレが悪者のように言われるのでしょうか。 それは、現在の経済社会の構造がインフレを前提にして成り立っていることが 多いからです。 インフレを前提にして運営している会社が、デフレに直面すると組織運営の 前提が崩れてしまうわけですから、会社の業績が芳しくなくなります。 それゆえ、デフレが悪いという発想が出てくるわけです。 このことを逆に捉えれば、デフレを前提にした会社運営をしていけば、デフレになっても儲かると言うことができます。それを証拠に、この不況下でも儲かって いる会社は大いに儲かっています。日本マクドナルドなんかはいい例ですね。 しかし悲しいことですが、人間は自らの習慣性を変えることは非常に困難です。 日本は、第二次大戦終了後から何十年間もずっと経済成長を続けてきました。 これは言い換えれば、ずっとインフレ傾向だったということです。 それで、日本の経営者も従業員もインフレが前提の経済感覚が染み込んでいます。 それで、今までのやり方を自己変革できずに、デフレで苦しんでいるわけです。 ごく少数の優秀な経営者・ビジネスマンだけが自己変革に成功しているのが 今の現状だと思います。 自己変革をあっさりできる天才的な会社や個人もいますが、普通の人間が自己 変革をするには痛みが伴います。組織や個人の自己変革がなかなかできずに、 会社のリストラや倒産が出てきてしまうでしょう。 小泉内閣が「痛みを伴う構造改革」というスローガンを掲げる理由の一端がここ にあります。 (個人的に、自己変革が天才的な組織はトヨタ自動車であると考えています。 トヨタは大規模なリストラをせずに、この状況下でも高収益を維持しています) 最後に、デフレは消費者にとっては福音です。 海外旅行をした人は実感できていると思いますが、日本の物価は総じて割高です。 とことんデフレが進めば、内外価格差はかなり縮まることが予想されます。
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- parts
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確かにね給料がず~と同じ人で解雇される心配がないなら2個食べられますが、安くなるといっぱい売っても利益は出にくくなりますよ。そうなると今度はどこにダメージがくるかというと働いている人ですよ。 働き手の賃金が下がったり、解雇者が増えます。 そうすると、安いハンバーガーでも高くなる。 例えばばリンゴを売っているとしましょう。1年前までは50円で仕入れて200円で売っていました。 3人で共同の会社をたてていたとしましょう。小さな会社ですが月に1万個売っていたとして、 このときの利益は1個あたり150円あったわけです。 1万×150円=150万円で3人で仲良く50万円ずつの給料がありました。 しかし、まわりが100円で出してきたこれでは売れないから、100円に下げました。買う側からすれば、安くなって良いですよね。 利益はどうでしょう。1つ売って50円です。 これを始めて2万個売れてますが・・・ さて今月の給料は2万×50円=100万円を三人で あれ・・・給料は33万円に下がりました。 さあ今度は、80円で他の会社が・・・今度は仕入れるときの価格を30円まで下げて、こっちも80円に。 そうなるとこの会社の利益は変わらないけど、作っている側の利益が下がります。 これが、デフレです。見かけ上は確かに良いですが、利益は下がり、そのつけは労働者や家計にくるのです。 まあ、これがデフレですが・・・いまの状況はもっと先に進んでいるとも言われます。 給料が下がれば、消費者は危機感から安いものを買おう貯蓄しようとします。そうするとさらに安いものが売れると悪循環が発生しやすくなります。 これが、デフレスパイラルと呼ばれます。聞いたことあるかな?こうなると歯止めがなかなか利きませんから・・・最悪です。企業の利益はもっと下がりますし、失業率はもっと上がります。 まあ、スパイラルはいつかは回復するかもしれませんが、底打ちには時間がかかります。かなりの失業などが発生して、底打ちするまで待つことになるのです。 こうなる可能性があるから、デフレは危険なのです。
お礼
ありがとうごさいます。労働者につけがくるとイヤですね。
↓下のNo5の答を若干、訂正させて下さい。 調整インフレはデフレ状態を ニュートラルに戻すための施策であって 生産水準の低下と失業の増加を起こさないための 直接的な施策ではないですね。 ついでに、といっては何ですが デフレとは経済学的に貨幣供給量が足りない状態です。 ただし、市場から考えれば お金がなかなか使われないという状態でしょう。 使われない=足りない、と考えていいのかどうかが 分かりにくいのが今回のデフレの難しいところです。 流動性トラップを疑う経済学者も多いですし。 例えば、貯蓄高は日本は極めて高いわけです。 ということは貨幣供給量が足りないともいいきれない。 日銀は貨幣供給量を増やそうとしているわけですが 貯蓄量が増えるだけで流通量は増えないかも知れない。 つまり貨幣供給量の問題以外の要因で お金を使いたがらない、とも考えられます。 じゃあ、それ以外の要因って、何だ? 日本は物価が高すぎるという人もいます。 老後の不安が問題だという人もいます。 買いたいモノがあまりないんだという人もいます。 私は3番目の意見にシンパを感じています。
お礼
有難うございます。単にインフレ、デフレを善悪と出来ない問題が有ると、理解させて頂きました。 お金が回転すれば景気が良くなると思いますし、貯金も名目上でも増えた方が満足出来ますから、適度なインフレの方が良いのかもしれません。 「買いたいモノがあまりない」公共投資をソフトに使ってこなかったツケだと思うのですが。
- ryon2
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よく、デフレといいますが、私は「良いデフレ」と「悪いデフレ」があると考えています。 価格の下落の原因は次の二つが考えられます。 1 技術革新による価格下落 2 需要減少による価格下落 前者は「良いデフレ」です。技術の向上によりコストが下がって値段が下がるというもの。パソコンの価格下落なんか良い例です。10年前のパソコンはプリンタ込みで50万円くらいしました。こういう価格下落は大歓迎ですね。 後者が「悪いデフレ」です。要するに「売れないから値段を下げて無理矢理売ろう」とするやつです。土地価格の下落や、株価の下落は良い例です。誰も欲しがらないから値段が下がるのです。 私が思うに、現在のデフレは「良いデフレ」も「悪いデフレ」も両方進行していますが、政府が個人消費の低迷を問題にしていることから、多分「悪いデフレ」の方が進行しているのでしょう。そう言えば最近「これが欲しい!」てもの、少ないと思いませんか? 景気を良くするためには、みんなが欲しがるものを売り出す必要があります。そうすれば景気は良くなると思います。 PS ハンバーガーの値下げが「良いデフレ」なのか「悪いデフレ」なのかは分かりません。でも、マクドナルドは値下げしても利益をしっかりあげているようですから、多分「良いデフレ」なのでしょう。まあ、この辺はマクドナルドの関係者の方が詳しいと思います。
お礼
有難うございます、よく解ります。 眼からウロコです。
問題なのは借金をして生活している「人」「会社」「自治体」「国」の存在です。 借金はデフレになっても額面そのままですからね。確かにお金の価値じゃなくって物の豊かさなんですけれど。借用書にはハンバーガー何個とか車何台って書いてなくって「何万円」って書いてあるんです。デフレが続けばそれにあわせて給与水準も下がってきます。そうすると借金が返せなくなってみんなが困るんです。国に入ってくる税金も当然減ります。さっきの方々は「破産」「倒産」となってしまいます。ところで国の倒産って想像できますか?とんでもないことなんですよ。 これで調整インフレって言葉が理解できると思います。インフレさせれば相対的な借金の価値を下げられるんですからね。600兆あったってインフレで1000倍に価値が下がったら…簡単に返せそうでしょ。その代わり貸してる方はたまったものではありません。将来のために貯めていたお金の価値が1/1000に下がってしまうんですから。今の政府はこれを狙っていてXデイはいつか…なんて囁かれています。
お礼
ありがとうございます。 今の私には一番共感出来る意見です。
デフレは「貨幣および信用供給の収縮」状態です。 供給する側は安定状態を望むでしょうから 供給側にとって良くない状態です。 No3のお答えにもありますが 価値判断においては各々の立場があると思います。 さらには、経験的にデフレは生産水準の低下と失業の増加を起こし 景気後退や不況に結びついてゆきます。 よって経験則上、良くないと考えます。 要は、生産水準の低下と失業の増加を起こさない 施策が編み出せればいいのです。 その施策として最近よく言われているのが 例えば「調整インフレ」です。 ただ、かなりドラスティックな手法、かつ 前例がほとんどないので みんな怖がってしまうのでしょう・・・
お礼
有難うございます。 馬鹿ですねぇ~政府も黙ってお札を大量に発行して、国債の返済に当てるとか、紙幣を増発するとインフレに成るんでしょ!そう簡単でも無いか?
- Haizy
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こんにちは。 そうですね。多く食べられた方がうれしいですもんね。消費者は・・・。 でも、1個分の値段で、2個売ると、商品の値段は半分。仕入値が同じだから、売上半分で、設けが減ってるんですね。あたりまえですが。 まだ、可能な値(自称)で値下げしているから、大丈夫なんですけど、 向こうが値下げしたから、こっちも下げろ~~という競争がエスカレートして、 仕入れ値(コスト) > 売上(販売額) = 赤字 になってしまった場合、「業績が悪化した」と言いますね。 値下げをしすぎ、販売店が軒並み赤字だぁ!人員削減だぁ!!倒産だぎゃぁ~!! という状態になると、「深刻なデフレ」と表現するようですね。(・・; >何でも金額に換算して、比較するから~~ そうですね。でも、一つの計算法なんですよ。日本で、共通して使用できる唯一の共通通貨ですから。どこに言っても、日本国内では、同じ価値なんです。 そうして考えると、物質文明・資本主義の象徴ですかね。(^^;ちょっと悲しいかも・・・。 でわでわ
お礼
有難う御座います。 パソコン今年900億円販売されたけど前年比10%ダウンと言うより、1200万台販売、20%増のほうが景気が良くも思うのですが。
- million-show
- ベストアンサー率15% (18/120)
はは(笑) 確かにハンバーガー2個のほうがいいですよね。 このとき、ハンバーガー屋さんは 儲けているのでしょうか? ということです。 ハンバーガーを作るコストと売上を比較すると 業績は悪化ということになります。 その分、従業員を減らすことになります。 失業した方や、給料の減った方など 慎重に買い物をするようになります。 なかなかモノが売れない状態になります。 だから、もっと安くして売ろうとします。 これがデフレスパイラルです。 失業者が増えるとどうなるかは 夜の新宿に行けばわかります。
お礼
有難うございます。 でも昔から見ると、お肉や卵なんか安くなって良かったですよ、車やTVだって昔の価格ではとても普及しない。 デフレスパイラルてこうして起こるのか・・・参考になりました。
- kokiriko
- ベストアンサー率22% (121/535)
売れない→値段を下げる→売れるけど利益が出ない →利益が出るように材料や給料を下げる→給料が下がったから買えない→売れない ということですね。 材料が下がるということは、それを作っている人たちの利益が少なくなります。 それに対応できない場合には、海外から材料を調達したり、異なる業者から買い入れたりするわけです。 デフレは、買う立場から見ればよいことですが、売る(作る)立場の人たちにとっては利益が出なくなることなのです。利益が出なければ給与も出なくなるし、それが長く続けば倒産だってありえます。 他が安売りをしているから、自分も安売りをしなければ生き残れない。生き残るためには、相手よりも値下げをする。その繰り返しをデフレスパイラルといいます。
お礼
有難うこざいます。とっても悪循環になりますね。 でも悪く考えれば悪循環も言い方を変ええてみると! 材料が安いから原価を抑えられる→生活費が安くなったから賃上げを要求しない→利幅が増加したので価格を下げれる→安いから良く売れる。 ?-とはいかないか-? やっぱり給料が上がらない・・・ところが鬼門かな!
お礼
幅広い見解大変参考になりました。 人間の欲求はインフレでも、物の価値は絶対的にデフレ前提で、実際にデフレですよね。 文明の発達は同じものが安くなったり、大量に生産出来る様に成る訳ですから。 要は市場価値の低下に対応して、質を上げたり新たな需要を創造する競争だと思うのですが。