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アセチレンの製法について
カルシウムカーバイドと水を反応させて作るとのことですが、 このように反応する理由を知りたいです。 学校の先生に聞いたところ、カルシウムカーバイドは 弱酸の塩だからだといわれましたが、参考書を見たところ、 アセチレンは酸ではないそうです。ってことは 先生の言われていることは間違いですよね?
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先生のおっしゃっていることは、間違いではありませんよ。 確かにアセチレンは、酸として使われることはありませんが、 アセチレンの水素は外れる事があります。 ですから、弱~い酸ではあります。 水だって、HとOHに分かれるでしょう?アルコールのOHのHも少しは 外れているモノもあるんですよ。 アセチレンの場合は HC≡CH → H+ + (HC≡C)- というようになります。 どうしてHが外れやすいのかは、大学での化学の話ですのでココには書きません。 水素2つ分抜ければ、(C≡C)2-と考えられなくも無いですね。 この状態だけでずっと存在できるとは考えられませんけれども。 でも、他の原子や分子と何らかの関わりがあれば、存在できるでしょうね。 現にカーバイドはそうなのでしょう。 CaC2 + 2H2O → HC≡CH↑ +Ca(OH)2 水分子2つから水素を一つずつもらって、アセチレンが一分子生成します。 うーん。。。 確かに強アルカリと弱酸との塩で、水を加えたことでアセチレンが ガスとなって抜けていく・・・と説明できなくも無いですね。 面白い説明ですね。今まで考えたこともありませんでした。 先生に感謝。
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- anisol
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plo olqさんの的確な解説があるので蛇足ですが。 pKaは知ってますよね?この数字が小さいほど酸性が強いのですが、ものの本によると水のpKaは15.74, アセチレンは25です。(参考までに硫酸は約-9, 酢酸は4.72)つまりアセチレンと水を比べるとアセチレンが弱酸、水が強酸になるわけです。 ちなみに、カルシウムカーバイドのことをアセチレン化カルシウム(または炭化カルシウム)とも言います。これは塩化ナトリウムとか硝酸カリウムと同じように、アセチレンを酸と考えて(陰イオンと考えて)このように呼ぶわけです。
お礼
回答ありがとうございます 具体的な数字で見てみるとわかりやすいですね とってもよくわかりました ありがとうございます
- monmonmon
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さっき、弱酸の遊離反応だと答えたんですけど、実際この反応はそうではないかもしれません。 というのは、予備校では覚えやすいようにそう教えるんですが、実際の反応機構はとても複雑になっていて、簡単に弱酸の遊離反応として教えてるんです。
- monmonmon
- ベストアンサー率20% (1/5)
簡単にいうと『弱酸の遊離反応』です。 先生が言ってることは正しいですよ。 弱酸の塩だから強酸と反応させることで今度は強酸の塩ができるのです。 この反応は説明するのがむずかしいと予備校の先生も言ってました。 有機の反応は考えられないような反応が起こるので(たとえば互変異性など) とりあえず覚えた方がいいですよ。
お礼
ありがとうございます そうですね、有機とそれ以外の分野の反応って 少しちがいますね 付加反応とか付加重合とかしないし・・・ 解決致しました どうもです
- mtt
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弱酸の塩???,,,,意味不明ですがとりあえず反応式など..... CaC2+2H2O→2C2H2+Ca(OH)2。 カルシウムカーバイトは炭酸カルシウム(これは弱酸の塩です)自体をそのまま熱分解して酸素を放出させ製造するため、そこを勘違いなされたのだと思います。ちなみに、CaC2は弱酸塩ではありません。
お礼
回答ありがとうございます 弱酸の塩+協賛→強酸の塩+弱酸遊離っていう 反応ありますよね?それのことでカルシウムカーバイドがなんで弱酸の塩か? ってことなんですが
お礼
ああそういえば!アセチレンニ分子重合でビニルアセチレンって 確かにHが取れてますね。確かに酸だ・・・ むう確かにそう考えれば弱酸有利だ・・ ありがとうございますよくわかりました
補足
恐縮ですが、もう一つお伺いしてもよろしいでしょうか? つまらないことですが、カルシウムカーバイドって 単にカーバイドともいうんですか? 僕は今までカーバイドって炭素の陰イオンだと思っていたんですが、 色々見る本によって表記がまちまちなので困っています