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スズムシの!
スズムシの飼い方を色々なHPで調べていたのですが、 学名や科が2種類あるのです。 コオロギ科 学名Meloimorpha japonica とスズムシ科 学名Homoeogryllus japonicus 飼育の為には何の必要のない知識かもしれませんが 何故にこのようなことが起こっているのかもお教えいただきたいのですがよろしくお願いします。
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♯2です。補足です。 珍しくないようですね。 生物にはシノニム(同物異名)というのがよくあるらしいですね。 違うと思っていた生物が実は同じだったということが分かったりで…。 ほぼ同時に名前がついた場合、とりあえず両方名前を登録しておいて、後で登録年月日から最初につけられた名前を有効としたりする決まりがあるみたいです。 両方よく使ってきた名前だからどちらかに一本化とは、なかなかいきにくいようです。 特にスズムシの場合、地方型(ヒトで言うと皮膚などの色の違い、イヌなら犬種)の差が激しいのでそのような事態が起こってもおかしくありませんね。例えば中国のスズムシは日本のスズムシと鳴き方が違いますが、同種です(中国のは「振り数=リーンリーンの数>」が多いという特徴がある)。 A国とB国で別々のスズムシの名前をつけたということでしょうか…。 やはり人間が生物の違いを外見で判断して、決めてしまったのが問題のようですね。 最近は分子生物学が発達しましたのでDNAの解析で種の差が分かります。 ですからそのようなことは減ってくるはずでしょう。 スズムシの命名については存じておりませんので、有効な回答でなくてすみませんでした。 スズムシの学名についての歴史を私も知りたいです! 参考URL↓ http://leopardgecko.hp.infoseek.co.jp/study2.html http://www.pteron-world.com/topics/classfication/aboutsname.html http://www.fish-isj.jp/info/list_rename.html http://www.ne.jp/asahi/colorful/anima/wantyu/dict/main/dict-si.html
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- ytkuemt
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通常、学名とは属名と種名の二つを連ねた形でつけられます。場合によってはそこに亜種名や、植物や犬猫等では品種名もついてきます。 さて、生物の名前は誰が付けるかと言うと学者が付けます。分類学者といわれている人達です。では彼ら学者の間で話し合い等が行われるかというとそういう事は通常ありません。分類というのは、例えば 「こいつはAという生物だけども、他のAとは微妙に違うなー。カテゴリーを分けた方が良いかもしれん。A´としよう。」「こいつは今までの研究ではbだったけどBと一緒じゃん。これからはBとしよう。」 みたいな感じで、それぞれの研究者が主張していきます。分類にあたっては、遺伝的な事や形質的な事等、数々の要因が絡みます。その中でより多くの人達に自分の研究を納得させられた人の意見が主流となっていきます。 図鑑によって標準和名や学名が異なっているケースがあるのはその為です。図鑑を作るにあたり、どこの大学の文献に準拠したかによります(○○大学だれそれといった形で監修者が記されています)。或いは他のデータベースを使ったかもしれません。それが最新のものでないかもしれません。 行政がつくった目録でも、環境庁と建設省ではそれぞれ独自の生物目録がありますが、その中にも種類によって目名、科名、和名、学名が違うものがあります。 九州大学のデータを使用している「日本産野生生物目録無脊椎編I(1995)」で調べたところ、“スズムシ科スズムシ/Homoeogryllus japonicus”となっていました。たしか東京農業大学のデータを使用した文献(文献名は忘れましたが最近の物です)では、“コオロギ科スズムシ/Homoeogryllus japonicus”だったと思います。現在はどうなっているか分かりません。一昨年小学館から新しく発刊された図鑑では、“スズムシ科スズムシ/Meloimorpha japonicus”となっています。スズムシの分類はまだ確定されてないと考えて良いと思います。 すいません。長くなりました。
お礼
ずいぶん遅くなってしまってすみません。 私みたいなアホにも よく理解できました。 ありがとうございました。
- nakaizu
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まず、学名について説明します。 学名は 属名、種名、命名者名 から成ります。ラテン語でつける事になっています。 生物にはいろいろな種がありますが、その種の名前が種名です。 また、よく似た種を集めて属というものを作ります。その属の名前が属名です。 比較的似た属を集めて作ったものが科と成ります。 正式な学名は一つの種には一つしかなく、それ以外のものはシノニムと呼ばれています。ただし、どれが正しい名前かは学者によって説が異なることがあり、難しい場合もあります。 分類上の新しい発見があると変更されることもあります。 ここからは私の想像ですので、間違っているかもしれません。専門家のご指摘があるとありがたいです。 まず、種名の japonica と japonicus は語尾が違いますが、これはラテン語の文法による変化で実質的には同じです。 つまり、スズムシが属している属の名前が変更になっただけで種名は変わっていないわけです。 検索でのヒット数から類推すると Meloimorpha が古い名前で Homoeogryllus が新しい属名ではないでしょうか。 属名が変更になる原因としては、 1 スズムシが別の属に移籍する 2 一つの属がいくつかの新しい属に分割される 3 いくつかの属が統合されて一つの属になる の三つの可能性があります。 なお、命名者名は種名をつけた人なので、どちらでも Haan さんでかわりません。 コオロギ科とスズムシ科の問題も同様でしょう。昔の図鑑にはコオロギ科となっていたように思います。 コオロギ科が大きすぎるのでいくつかに分割されて、 新しく、コオロギ科、スズムシ科などになったものと思われます。
- 1fan9
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スズムシはいいですね~ 私も以前飼ってました(大雨で卵全滅してしまいましたが…(泣)) なかなかクマスズムシっていうのもかわいくていいですよ(余談) ♯1さんの仰るよう スズムシ科で「Homoeogryllus japonicus (Haan)」が最も一般的ですね。 学名は Meloimorpha japonica Homoeogryllus japonicus (Haan) のどちらでもいいみたいですね(参考URL)。 話はぜんぜん違いますが、有機化学で2-メチルプロパンのことをイソブタンとも言うっていうのと似た感じだと思いますよ。両方正式ですし。 分類って結構適当ですよ。チンパンジーはヒトニザル科と言ったりチンパンジー科と言ったりしますよね… また(近縁だが結構遺伝的に遠い)ライオンとイエネコは両方ネコ科なのに、遺伝的に近いヒトとチンパンジーは別の科ですよね(ヒト科とチンパンジー科)。 このように分類にはヒトの主観が入りますのでいろんな意見があったりするのではないでしょうか? 境界線って引くのが難しいんですね(生物界の分け方でさえいろいろありますよね)。 同種でいろんな呼ばれ方するものもあります。 ちょっと話がそれましたね。 すみません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ただ・・・ 何で二つの学名があるんですかねぇ? そんな例は珍しくないことなんですかねぇ?
- o24hi
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こんにちは。 「スズムシ科」で「Homoeogryllus japonicus」が正しいのかなー。 http://www.insects.jp/konbuntykkoor.htm
補足
早~いご回答ありがとうございます! ただ、言葉足らずだったようなので補足させてもらいます。 o24hiさんがおっしゃるスズムシ科で 学名Homoeogryllus japonicusとかかれているHPは確かに多いのですが、「http://neco.biology.kyushu-u.ac.jp/~kuriwada/bell%20cricket.htm」ではコオロギ科Meloimorpha japonica」と書かれていたり「http://mushinone.cool.ne.jp/suzumusi.htm」では マツムシ科とかかれてたりするので 何か「説」とかで考え方が違ってたり分類方法を決めていたりしてるのかを知りたかったんです。 確かにどうでもいいことなんですが・・・
お礼
よくわかりましたぁ~。 同じ生き物を別々の人が名前付けちゃったりしてたんですねぇ。そりゃぁあるだろうなぁって思いました。 わかりやすい説明ありがとうございました。 たかがスズムシですけど深いですねぇ。 ありがとうございました。 スズムシの学名についてもわかるとうれしいなぁ。