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勤務中に、備品を壊してしまいました。(弁償問題)

 某大学で警備員をしているのですが、勤務中に大学の備品(楽器)を誤って壊してしまいました。もちろん故意ではないのですが、その楽器が床の上に置かれていた事と、私の不注意が原因です。  大学側から、私の警備会社に弁償の請求が来て、弁償額は17万円でした。私の会社の社長から、全額私が弁償する事にされてしまったのですが、これは全額私が弁償しなければならないのでしょうか?

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回答No.4

大学は、あなたの使用者である警備会社に使用者責任を追及している訳ですが、法律論としては、本来楽器を壊したあなたの賠償債務を代わって支払った会社は、求償権をあなたに対して持っています。 では、全額についてあなたに対して会社が「支払え」と言えるかどうかですが、「全額ではない」と言える判例があります。 (参考) 使用者が、その事業の執行につきなされた被用者の加害行為により、直接損害を被りまたは使用者としての損害賠償責任を負担したことに基づき損害を被った場合には、使用者は、その事業の性格、規模、施設の状況、被用者の業務の内容、労働条件、勤務態度、加害行為の態様、加害行為の予防もしくは損失の分散についての使用者の配慮の程度その他諸般の事情に照らし、損害の公平な分担という見地から信義則上相当と認められる限度において、被用者に対し右損害の賠償または求償の請求をすることができる。(最判昭51・7・8民集30-7-689)  というものです。 では、具体的に17万のうち、いくらに制限されるかですが、基準はありません。 私だったら、半々と抗弁して、その上で、もし、会社が保険を掛けていなかったら、その半分も会社の過失ありとして過失相殺でチャラに持って行けるよう説得・交渉しますが、あなたに出来ますか?(高価品の置いてある場所の警備をする以上、社員が不足の事故で破損する危険は予測出来たのだから、保険を完備しなかったのは大変な過失です)。 (そんなケチな警備会社は)辞める覚悟で言うことです。会社が納得しなかったら、払わなくてもいいから会社はお辞めなさい。17万のために追求してくるヒマ人もいないでしょう。

sakuba2005
質問者

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ご回答、ありがとうございました。とても参考になりました。 やはり会社は保険をかけていないみたいなんです。もう会社を辞めるつもりで、交渉してみます。

その他の回答 (3)

回答No.3

警備会社の多くは、こういう事態に備え、賠償責任保険に加入しており、保険で損害をまかなっています。 多分、そういう保険には加入していないのでしょうね。 あなたが会社に賠償する必要があるかどうか、とことん争うというのであれば、会社が大学に弁償した17万円全額を、あなたが負担するという結論にはならないのではないかと思います。 大学側の落ち度を問題にするというより、本来会社が負担すべき損害を、全額、従業員に転嫁するのが妥当なのかという観点からです。警備会社に働く従業員としては、そういう損害を他に転嫁できるような保険もありませんし、警備会社の使用者責任を、弱い立場の従業員に全額転嫁するという、使用者のモラルの問題でもあるからです。 そんな会社に見切りをつけて(つまり解雇を覚悟して)争うというなら、社長と対決したり、調停を申し立てるとか、いろんな道がありますが、従来どおり勤務したいというなら、なんとか金額を減らしてくれとか、分割にしてくれとか、頼むしかないような気がします。 法的な義務はなくても、我慢をしなければならない、サラリーマンのつらいところです。

sakuba2005
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。とても参考になりました。 会社は辞めるつもりです。会社側ととことん話し合ってみます。

回答No.2

 微妙な問題を含みますが、たいていそういう救済制度のない問題はまず個人のせいにされます。つらいですよね。 アドバイスします。  解決方法はあります。実行のまえにいろいろな関係を考えて、あなたが不利にならないように、うまく話を進める方法を考えてください。出鼻が大事ですよ。  どういう状況で器物が壊れてしまったか、まず、克明にレポートに書きます。自分の悪かったところも、よく考えて反省にして書き加えます。最初の段階でそれを、しないと、被害者や管理者の心証は極めて悪くなります。  通常はあなたは、すぐに、大学と、少なくとも雇用者の警備会社の上司に報告する義務があります。それを怠ったということであればあなたは報告義務違反の責任を問われる可能性があります。もししなかったときはその理由も書かなければいけません。  そのなかで、大学の備品(楽器)が正しく管理されていなかったために壊れたということがいえるかどうかで大学の管理責任を問えます。たとえばバイオリンを薄暗がりの通路においておけば当然、踏むかもしれません(危険ですよね)。大学がそれを認めて、管理責任を問える場合は、壊したという過失を相殺できます。責めないで、事実を書き、仕方なかったという印象を与えます(理解してもらいます)。  宝石の警備のように、貴重なものがきちんとそこにあることがはじめからわかっている場合は管理責任は難しいかもしれません。  あなたは弁済方法について書いていきます。その代価が17万円なのかどうかもよく調べて、安いところでまったく同じものが入手できれば、ものを壊したのであれば、もので弁済する方法もあります。  ある程度のレポートができたら、社長に見せて、ちょっと事情を大学に謝りと事情を誤解しているようなので説明にいってよいかどうか伺いを立てます。代わりに行ってあげるといってくれればしめたもの。大概、勝手に行って来い、でも、会社に迷惑はかけるなといわれるでしょう。それでOK。こんな手紙もっていったら逆に怒らすぞ、と言われたら、あなたの限界かも。いえ、誠心誠意かいて試す眇めつみなおせば大丈夫ですよ。きっと、行ってこいといってもらえます。  大学には理事長あるか学長がいるので、えらいほうに手紙を送るのもよい方法です。そうして一方で、壊した部署に出かけて、事情を話し、謝罪します。もしも、それは気の毒な、といってもらえたら、(大学にもそんなふうに幾分かの責任もあると思うので:ここは言葉を選ぶ)全額賠償は考え直してもらえないかどうかとたずねる。なかには、えー!そんなこと誰が請求したのです?それは個人(や、講座の管理)のものだから大学本部のしらないものですとか出てくるかも。そうすると交渉相手が変わるので有利になるかもしれません。ハイあたしがおいたんです。あなたこそお怪我はありませんでしたか?とか。  それらを考慮して、あなたが考えて、どう見ても半分にしてもらえそうならうなら、相手が納得しないときには小額訴訟も考えられます。金額は小額訴訟にとって手ごろですね。  でもそ訴訟まで考えているなんて最初は言っちゃだめですよ。案外、誠意をもって出向くと、相手は鬼から仏になるものです。きちんと準備をして行ってきなさい。社長には大学に謝りに行くというのですよ。でもその謝る気持ちはすてちゃだめですよ、老婆心ですけどね。    

sakuba2005
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。とても参考になりました。  大学側、会社側との交渉の参考にします。

  • adobe_san
  • ベストアンサー率21% (2103/9759)
回答No.1

それは貴方の会社がどの様に処理するかによります。 従ってここではお答えできません。

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