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聖書の勉強の始め方についてアドバイスください
聖書を勉強したいと思っています。じゃ、まず聖書買ってきて読めよ!といわれるかも知れませんが、 なにも知らない者の勉強の始め方としてそれが最適なのか少し悩んでます。まず取っ掛かり方について アドバイスいただけないでしょうか。 私は神道・仏道をはじめ一切の宗教的な振る舞いから無縁な生活を送ってきまして、始めようといっても、 正直手の付けようがないというのを実感してます。 失礼な話かもしれませんが、思い立った動機としてキリスト教の何かに感銘を受けたとかそういうことでは なく、今のところは単純な知的好奇心です。 冷戦時代が終わりを告げ、宗教的な対立がクローズアップされている時代にあって、宗教をベースに持つ 人々の世界観をもっと理解したいと思ったのが動機といえば動機です。 よろしくお願いいたします。
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deionさん、こんにちは。Deionさんの仰っている「聖書」はおそらく「新約聖書」のことですよね。以下に書くことはすでにご存知かもしれませんが、ちょっとお付き合いを。 ユダヤ教とキリスト教とイスラム教は「同じ神」を信じています。(全能の神=万物の創造主) ●「聖書」 → 神とユダヤ人との関係について書かれた、「創世記」や「出エジプト記」など一連の書物群のこと。ユダヤ人は「旧約聖書」とは呼びません。ただ「聖書」と言います。 ●「新約聖書」 → 自らを神の子(神と人間のハーフ)と呼んだ、キリストの言動について、弟子たちがまとめたもの。この「神」は旧約聖書に登場する「神」です。 ●「コーラン」 → 自らを最高にして最後の預言者(神の言葉を聞き、人に伝える人)と呼んだ、ムハンマド(マホメット)の教えを記したものです。この「神」も、もちろん旧約聖書に登場する「神」と同一です つまり●ユダヤ教の聖典は「聖書」 ●キリスト教の聖典は「聖書」と「新約聖書」 ●イスラム教の聖典は「聖書」と「コーラン」ということになります。 ですからキリスト教徒もイスラム教徒も、ユダヤ教を否定できません。 なぜならユダヤ教の神は、自分たちにとっても神だからです。 deionさんが、聖書を知ることで 《宗教をベースに持つ人々の世界観をもっと理解したい》 のであれば、こんな本から始めてみてはいかがでしょう。 ■カレン・アームストロング『神の歴史』5,913円 中東の砂漠に発生したローカルな宗教ユダヤ教。そこから派生し、世界を席巻したキリスト教、イスラム教。その対立の中で、それぞれの世界観が深くリンクしていることによる自家撞着。 5913円と高価ですし、579ページとかなりヘビーですが、deionさんがお知りになりたいことの、かなり多くがこの本に記されていると思います。オススメです。ぜひ。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4391613166/qid%3D1109568788/249-4774505-7635532 ↑こちらは世界観というより、世界中の宗教紛争のアウトラインを知るための入門編として。(しかしイギリスって最低) ちなみに私はクリスチャンですが、教会に行っても「知的好奇心」はあまり満たされないと思います。それでは。
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- pyon1956
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キリスト教を学ぶ、ということではなく聖書を勉強する、ということでしたら、教会はあまりいい選択ではないかもしれません。 その場合、 「キリスト教の本」上・下(学研) 「書物としての新約聖書」(田川建三 著 勁草書房) をおすすめします。 日本語の聖書は注がないものが多く、信仰の立場から読むのならともかく、そうでないと何が言いたいのかわからないところがたくさんあります。 宗教上はこうだ、という読みがあるのでしょうが、原文の意図がどうか、というのを公平に研究したいということであれば、このぐらいの予備知識は必要でしょう。 なお聖書がそのままキリスト教の世界観かというと、それはどうでしょうかね?少なくともこれらの文書が書かれてから2000年近く、あるいはそれ以上たっていますので、宗教とその経典とは同一視してはいけないんじゃないかと思います。信仰者がどう主張されるかはともかく。 というわけでこの二つの本をどうぞ。ただし特に後者は高価ですが。 なお、以下のURLは、田川健三氏のページです。
お礼
アドバイスありがとうございます。 下の方へのお礼にも書きましたが、時の権力者達が自分達の支配を正当化するために 使ってきたという側面は、他のどの宗教をも圧倒していると考えています。 さらに政治的に利用されるだけではなく、信仰としての磐石さもかなりのものがあると 思っていて、例えば数年前、アメリカのある州で、高校の授業では進化論だけでは なく創造論も同じ比重で教えるべき、という指針が出されたときにはかなり驚きました。 そのあたり、聖書の文言のみではなく、社会的な背景ということも含めて 総合的に勉強したいと思ってます^
- kigurumi
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私も好奇心から旧約聖書にはまった口です(笑) ある少数民族の歴史の教科書でもあり、文学でもあり処世術でもあると思います。 しかし、この処世術を持ってしても2000年ほど前に崩壊しちゃって、今では他の民族がその民族を名乗って世界を支配しているというのが又不思議。 結局駄目だったじゃん!ですが、「いやいやだから信仰がいるんですよ」って言われるとなるほど。 敗者復戦は私が生きている間に起こるのかなぁ~。 それは別問題として・・・えっと・・・ 神話と歴史がごっちゃになっているような気もしますが、「桃太郎は本当に鬼をやっつけたんですか」「かぐや姫は宇宙人だったのではないでしょうか 今の日本人はその子孫ですか?」って外国人に聞かれたくないので、「あの・・その部分は歴史じゃなくて神話じゃないの?」って問わないことにしています。 私が最初に手にしたのは『キリスト教のことが面白いほどわかる本』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806118931/qid%3D1109509085/250-3127210-7314638 聖書は旧約聖書と新約聖書でできてますが、その新約ができるに至った理由と、キリスト教がどうやって人々の心をとらえていったかが書いてあります。 しかし、聖書作家はウイットに飛んでいたようで、比喩をちりばめていますが、それを比喩だと見抜くことができなければ、2000年に地球は崩壊する 早く悔い改めろってワーワー騒ぐことになっちゃいます。 安心してください。 それはもう2000年ほど前に終ってますから。 じゃあくだらない本かっていうと、いえいえ、すばらしい処世術の文学書として読む価値はあります。 旧約聖書に登場する登場人物達。 泥臭い人間くささがあり これがいいんです 笑 私もNo.6さんが言う「旧(新)約聖書を知っていますか」の新の方は読み終えて、今旧の方読んでます。 (今半分まで読みました) ひとまずこれ読むと、主要な箇所が理解しやすいと思います。 その後、旧約聖書を読むと、づっと身近な物語として読めるようになるんじゃないかって思います。 比喩 これを例え話ではなく真実だとして捉えちゃうと、旧約・新約の人たちが人間ではなく宇宙から来た別の生物ってなっちゃうので、トラップにはまらないためにも、???ってなったら両方の本を読むといいんじゃないかって思います。
お礼
アドバイスありがとうございます。 なるほど、処世術の文学書ですか^^ でも、確かにそういった面はあると思います。処世術というか、 時の権力者達が自分達の支配を正当化するために使われてきたという側面は、 他のどの宗教をも圧倒しているな、というのが今の私の感想です。 そういった背景も含めて勉強したいと思ってます^^
- syaomei
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私もdeionさんのと同様で見つけたのは 阿刀田高さんの「新(旧)約聖書を知っていますか」 という、本を見つけました。 分かり易いし、読み易いです。 図書館にでもあるかと思いますので 気が向いたら探してみて読んでみてください。
お礼
アドバイスありがとうございます。 阿刀田さんの本、早速探してきて読み始めました。表現が宗教的でなくて、面白く読めますね^^ まだ1/3くらいですが、まずこれを読破しようと思います。
補足
新・旧とも読破しました。とてもとっつきやすく面白かったです。 よい本をご紹介いただきありがとうございました。 ただ、#2さんの補足にも書かせていただいたのですが、この本、 #2さんに紹介していただいた中丸明「絵画で読む聖書」に そっくりですね。特に旧約のほうが。 気になってそういう議論がなかったのかWEB上で探してみたのですが、 見つかりませんでした^^ そう思われませんでしたか?
- miboujin
- ベストアンサー率45% (259/572)
私にとっての聖書は宗教以前に、私の人生の哲学書です。 ご質問文から推察いたしまして、聖書を一度も手にされた事が無いのですね?教会が一体どんなとこなのかもご存知ないでしょうし、訪れるにしても、少しくらいの予備知識は持ってからでないと、誰しも気後れしてしまいますよね。 まず、ココからはじめてみられてはどうでしょうか?聖書に、どんな事がかかれているか、解ると思います。・・試食(?)といったところでしょうか?(^_^)v http://www.bjnewlife.org/japanese/ebook/ http://www.bjnewlife.org/japanese/ebook/ebook_edition.php?bid=134 (電子ブックです。) で、興味が沸いてこられたのであれば、「ホームバイブル」(検索をかければ沢山ヒットします)を読んでみてはどうでしょうか?いまの時代を生きていく上での哲学的な参考文がたくさんあり、入りやすいと思います。(信仰以前にです。)その時点において、宗教以前に、哲学書としての興味さえももてないようでしたら、もう、読む必要も無いでしょう。 それでも、さらに興味があるなら、本格的にバイブルを手にして、軽く新約から読んで見てください。旧約に比べて理解しやすいですし、実生活に役立つ文章にたくさん出会えます。でも、新約でさえも、よい方に解釈するのか、悪いほうに解釈すればいいのか?わからない文章に沢山出会うと思います。その時点で、さらにさらに興味がもてるようでしたら、出来れば独学をせず(聖書の内容を、自分に都合のいい解釈をしない為にです。これは大切な事です。)教会の牧師さんに、教えてもらうといいです。 何はともあれ、まず、下記サイトで内容に触れてみてくださいね。この先、どうされたいのかは、ひとまず目を通されてから決められればよいと思います。
お礼
アドバイスありがとうございます。 早速ご紹介していただいた電子ブックを、HP上で読ませていただきました。 文章は非常に平易でわかりやすかったです。ただ、根本的な概念が頭に入ってないので、 言葉はわかるが意味が取れない、状態です。 例えば、第1章で”水と精霊”という言葉が出てきますが、、これの理解に関して、 例えて言うなら、経済学を全く理解していない人が経済学入門とかを読んで、 市場(しじょう)という言葉に遭遇したとき、「市場(いちば)なら知ってるし、たぶん それに近い概念なんだろうけど、でも本質的なところで違ってるような気がする・・」 みたいな妙な感覚を覚えました^^
- Lemuria
- ベストアンサー率37% (19/51)
ミッション系の学校に12年間通っていたnotクリスチャンです。 No1さんのおっしゃるように、教会に行くというのが一番気軽なとっかかりだと思います。 教会って大抵日曜はいつでもあいているし、初めて行って仲間はずれにされたり、逆に勧誘されすぎるということもないと思います。 基本的にくるもの拒まず去るもの追わずなので。 (キリスト教系新興宗教は知りませんが) ただ、教会って、お寺ほど敷居は高くなくてもやっぱり入りにくいかもしれませんね。 それならやっぱり、聖書を読まれては如何でしょうか。 このとき、新約聖書と旧約聖書がありますが、最初のほうの旧約聖書から手をつけると恐らく飽きます。 わかりやすく、有る程度読み物として読めるのは新約聖書と、あと旧約聖書のアダムとイブなどの本当にごく一部だと思うので。 また、聖書は難解に書かれていますが、最近はもっと簡単な書き方をしているものもあるようですよ。 どちらにしろ、最初から全部目を通そうなんて思ったらまず挫折すると思うので、もしも旧約聖書にも手を出されるなら、アダムとイブ、ノアの箱舟など、モーセの話など、有る程度有名でストーリー性のあるところを読むことをお勧めします。 それから、キリスト教系のとっかかりとしては、それ系の映画を見るのもきっかけにはなると思います。 「十戒」「パッション」「ジーザスクライストスーパースター」など、聖書を下敷きにした映画は結構あると思うので。(それで大体の新約聖書のストーリーが頭に入りますし。十戒は旧約聖書ベースのはずですが)
お礼
やっぱりいきなり教会というのは、私のような不信心者には敷居が高くて・・ やっぱり聖書は原点ですよね。読まなきゃと思うのですが、中学生のときに 試しに読んでみた新約聖書の初めの部分、誰の子が誰でその子は誰でまたその子供は・・ っていうところが頭に引っかかってまして^^ ありがとうございました。
- 1tasu1wa
- ベストアンサー率42% (3/7)
私も動機は知的好奇心と英語の勉強を兼ねて始めた者です。 最近、たまたまコンビニで見つけ購入したのですが、入門書にはいいのではないかと。 『地図とあらすじで読む 図説 聖書 』 船本弘毅 監修 青春出版社 後は興味の広がり具合で関連図書は豊富にありますから。
お礼
ありがとうございます。 とりあえずコンビニ行って探してみたんですが、おいてませんでした^^ 図書館にでも行ってみようかな?
- hiro-2005
- ベストアンサー率29% (205/705)
中丸明著の「絵画で見る聖書」を一読されることをオススメします。 純粋に信仰をされているかたには冒涜(?)とも思える表現もありますが、最初のとっかかりとしては大変わかりやすく、面白く読み進めます。 まずは、大体の歴史の流れをつかみ、それぞれのエピソードなどを知ることから興味は深まると思います。 興味がなければ、難しいものに手を出してもなかなか身につきにくいと思いますので、その点、上記のように美術を通して、概略をつかむのは効果的だと思います。 もうすぐ、ジョルジュ・ラ・トゥール展もありますので、機会があればごらんになるとさらに興味は深まります。 また、上記書籍は、電車の中では読まないで下さい。 多分にエロチックな表現があり、隣の人に覗き込まれると赤面します。
お礼
ルネサンス期の絵画については興味があってよくみてます。 あれの延長線上で理解するというのも一つの手ですよね。 興味のあるところからはじめられるし。 ジョルジュ・ラ・トゥール展、楽しみですよね。 最初にメトロポリタンで見たのですが、大感動でした。 大好きな画家の一人です^^
補足
質問者です。紹介いただいた中丸明著の「絵画で見る聖書」を読了いたしました。 とても面白かったです。三河弁の勉強にもなったし^^最後まで飽きずに、ほんの数日で読んじゃいました。 ただ一点だけどうしても気になったところがあるので補足に書き込みさせていただきます^^ この本、別の方に紹介していただいた阿刀田高「新(旧)約聖書を知っていますか」にそっくり・・ 文章表現までそっくりなんて・・。特に旧約のほうが・・。 そう思われませんでしたか?
- bloomers_daisuki
- ベストアンサー率14% (40/267)
まずは、教会に行ってはいかがでしょうか。 わたしも、宗教が嫌いでしたが、あるキッカケがあって教会に行き、牧師さんの説法(?)を聞く機会が有りました。 その日は、聖書のある一節を読んで、その意味をキリスト教の歴史的意味合いを交えて教えてくれました。 そのとき、宗教とは、「信じれば救われる」ものではなく、学習する場だと感じました。 仏教でも薬師寺のお坊さんが「われわれの寺では死者を弔ったりしない。われわれの寺は(仏教のみならず色々な事(政治とか文学とか哲学とか)を学ぶところなんだ)」言っていました。 そういえば、江戸時代のお寺は、寺子屋といった学習塾みたいになって読み・書き・算盤を教えてましたネ。
お礼
ありがとうございます。実はそれも考えたのですが、 なんとなく敷居が高くて・・ 勇気を出していってみようかな?
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お礼
アドバイスありがとうございます。 恥ずかしながら、書いていただいたようなことですらほとんど理解していません(汗) 考えてみれば、例えば欧米人が、跪き項垂れながら胸の前で十字を切り、 「神よ・・」と呟くとき、彼(彼女)は頭の中で誰をイメージしているのか、 例えばキリスト教は1神教だといわれますが、その唯一の神とは一体誰なのか、 もしそれがイエスでないのなら、彼の立場はどのようなものなのか、 信仰者の方には失礼な表現になってしまいましたが、正直に言えばこのように 本質的なところをほとんどわかってないんですね。 ご紹介いただいた、カレン・アームストロング『神の歴史』は非常に興味をそそられます。 今読んでる阿刀田さんが終われば、ぜひ手に取りたいと思います。