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試薬リストを作成するときの必要項目はどのようなものでしょうか?
化学系の研究室に所属する学生です。 現在研究室で使用・保管している薬品がどの試薬棚にあり、 誰が主に使用しており、在庫がどの程度あるかなどをリストにしようと考えております。 突然必要になった試薬が研究室にあるのかないのか、どの棚にあり、ストックはあるのか…などで 時間のないときに困ったことが多々ありました。 これまでに行ったことのない作業ですので、 上記に考えられること以外にあったほうがよい・おすすめ と思われる記載項目がございましたら、アドバイスお願いいたします。
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研究室で試薬の管理をする程度でしたらそんなに情報要りませんよ。 試薬のデータベースを作るわけじゃありませんし。 試薬リストの目的は『試薬がどこにあったか探す』ものですから、 最低限必要な情報は場所と名前です。 で、名前にふりがな、試薬の量、等級を書いておけば間違いありません。 研究室での使用ならソフトはエクセルで十分です。 まず薬品庫ごとにA, B, C…、棚ごとに1, 2, 3…と場所を割り振ります。 (割り振ったあとは棚にシールで『A-1』などと印を入れます) そして、それぞれの棚ごとに人海戦術で試薬のリストを作ります。 メモする内容は試薬名、容器の容量(25g or 500g etc., 100ml or 500ml etc...)です。 容器の容量を書いておくとNo. 2さんの言うように対象が判別しやすいので便利です。 また特級ではない試薬があればメモします(一級、精密分析用など)。メモがない試薬は特級試薬ということで整理します。 また、残りわずかだった場合も補足としてメモします。 また、実際にリストをデータに入力する際に 試薬名にはひらがなの読みも付け加えた方がいいようです。 たとえば緩衝液に使うHEPESなどはリストを作るとき人によって 『HEPES』や『ヘペス』など書き方が分かれるときがあります。 ですんでひらがなで『へぺす』と登録しておくと 検索するときにヒット率が上がります。 できれば英語の正式名称で統一した名前を入力すれば一番問題ないのですが、 試薬を調べてリストに打ち込むとき日本語の方が簡単ですし、 いざ試薬を探したいときに、まず試薬の英語名を調べないといけない事がありがちで あまり便利ではありません(留学生の人がいれば便利でしょうけど)。 英語の勉強にはいいかも知れませんが、英語を打ち込むのに時間をかけるのももったいない話です。 (試薬の数が4000を超える研究室もありますので (^^;) ) 出来上がったリストはエクセルにまとめて保管します。 LANでファイルの共有ができる状態なら、共有フォルダに入れて使用するのが 常に最新版が維持できる点で便利です。 エクセルでしたらCtrl+Fですぐに検索ができますし。 他の高価なソフトは使用する全員のパソコンにインストールしないといけないので、 試薬リスト程度の運用ではもったいない気がします。 エクセルなら全員持ってるでしょうし、汎用性があるので便利です。 できあがりはこんな感じになります。 塩化ナトリウム えんかなとりうむ 500ml 残り少ない 塩化第一水銀 えんかだいいちすいぎん 25g 1級 チオシアン酸第二水銀 ちおしあんさんだいにすいぎん 25g こうしておけば、ひらがなで検索するとたいてい目的のものがヒットします。 2年目以降試薬リストを再検査するときに、英語名を入れたりすれば良いのではないでしょうか。 “欲しい試薬を探す”という目的の試薬リストならこの程度の情報で必要十分と思います。 ちなみに、リストを作る前に、 あらかじめ“毒物・危険物”、“液体試薬”、“指示薬”などで 薬品庫を分けて整理しておくとさらに便利ですよ。
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- anisol
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CAS RNは入れましょう。命名法が未だ混乱してる中で、物質と一意の対応をつけることは将来必ず役に立つと思います。 最近は試薬メーカのwebサイトでのサービスが充実してますので、名前→CAS RNの変換が容易です。 組成式をいれる場合Hill方式にするなどルールをはっきりしておいてください。 No.5さんの意見にも賛同します。 メーカーと試薬瓶の形、ラベルが対応してるので探すとき楽です。
お礼
回答ありがとうございます! 組成式の方式があったとは…勉強になりました。 参考にさせていただきます。
- mojitto
- ベストアンサー率21% (945/4353)
補充をするときに便利なように、製造メーカーのほかに容量と型番、値段を入れておくとさらに便利ですよ。 物質名がややこしくカタログを探すのが大変な場合もありますし、少しでも安いメーカーで購入するためにはいいことだと思います。
お礼
回答ありがとうございます! 値段の記入は良いですね!確かにいつもあの重いカタログを何冊も出し入れするのも一苦労ですし;; 参考にさせていただきます。
最近の過去問に化合物データベースを作りたい http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1206810 というのがありました。ソフトに関しては尽きているようですが。一番簡単なのはやはりExcelでしょう。 で、本題から外れるのですが、研究室で試薬を管理するとき困難なのが 1.使用した薬品量を記入してもらえない。(どのくらい残ってるのか分からない) 2.買う前に参照してくれない。(封も切ってないものがあるのに買うなよ!) 3.集中管理されていない。(試薬がみんなの実験台の棚に分散している、試薬庫が複数ある) そんなこともあり、以前から我が社の社内での一般試薬のデータベース化は挫折の連続。仕方がないのでデータベース化している研究室だけのデータを集め仮のデータベースをネット上に作りました。数百件もの物質があり結構便利でした。現在は到々購入部門がデータベース化されたので、何とかやっています。でも、内部で合成した試薬の共有までなかなか進みません。(内部で売買する基準がわかんない) 既に出ているお答えで落ちているのは、分子量と、(簡単な、テキストベースで書ける程度の)構造式ぐらいかな。chem drawで書いてExcelに貼る人もいますけど。
お礼
回答ありがとうございます! 2,3の項目に関しては同感です! 1は初めて聞きました。 会社の研究室ですと使用量も記入するのですか… ソフトはExcelで作成してみる方向でいきます。
- kumanoyu
- ベストアンサー率41% (156/380)
MDLのISISのような、構造式で検索できるデータベースソフトが使えると便利ですが、高価なので研究室に無ければ仕方ありません。 先の回答に追加するとすれば、化合物名は英語名、和名、その他慣用名・略称などもあると便利で、また法規制情報(消防法の危険物第○類、毒劇法の毒物・劇物に該当するか、など)があるといいですね。(保管場所も区別されているはずですから) 容器の大きさが書いてあると、探すときに探す対象が絞れて便利です。
お礼
回答ありがとうございます! 容器の大きさは肝心ですね! 参考にさせていただきます。
- TomStanton
- ベストアンサー率40% (188/468)
必要最低限の項目として、分子式、CASレジストリナンバー、数量、試薬名、保存場所が挙げられます。次に純度あるいは等級、メーカー、購入年月日があると便利だと思います。 リストに分子式やレジストリナンバーが記述されてなく試薬名だけの場合、ちょっとした命名法の違いで検索が困難になることがしばしばあります。
お礼
回答ありがとうございます! 項目は多くても不便ではないだろうなーと思ってました。 多く挙げてくださってありがとうございます。 参考にさせていただきます。
お礼
回答ありがとうございます! ひらがなでの検索はいいですね!特に急いでいるときに、かな入力の後そのまま検索可能ですと時間の節約ができますし! 時間がありましたら、記入してくださいました項目に出来るだけチャレンジしたいと思います。