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不動産業界への就職について
就職活動中の大学三年生です。 最近、不動産業界に興味を持ち始めました。 土日休みで、事務職を希望し、 そのような企業へエントリーしています。 しかし、不動産業界はやめた方がいい話をよく聞きます。 何もわからなくて不安です。 具体的に、不動産業界はなにが良くないのでしょうか?
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まず、「不動産業界」といっても、多種多様です。 売買の仲介、賃貸の仲介、自社開発のデベロッパー(マンション、建売、分譲地)、リゾート・・・ そして、業務も多種多様です。 営業、企画、開発、設計、施工、融資、経理、事務・・・ ですから、どういった業種に興味を持たれたのかによっても、「何が良くないか」は異なってきます。 そういった前提がありますが、一応「良くない点」を上げてみます。 (1)業界自体の未成熟さ ⇒産業として確立されていない部分が多い。 他の産業と比べて、企画開発・仕入れ・生産・販売・納品・アフターケア、という流れの一つ一つが、十分な体制になっていない。 (2)会社自体の不安定さ ⇒成熟していない業界であり、かなり大きな規模でも、実質企業体をなしていない個人商店のような経営が多い。 個人で簡単に立ち上げられる仕事であり、あっという間に大企業という会社も多く、行け行けの時はいいが、壁に当たったりすると、大会社でも逆にあっという間に倒産する。 長期的な展望も備わっていない。 これらの背景から、働く立場としての「良くない点」 は、 (1)雇用が不安定 ⇒長期的な人材の育成という観点が薄く、極端な場合は「使い捨て」や、「要らない人間は切る」ということもある。 (2)すぐ辞める ⇒自ら辞めて会社を移る人間も多い。(1)の会社の姿勢が、これを生み出しているともいえますが、目先の収入の多さに引かれて会社を移り、期待通りでなく又移る、といったことが「癖」になりがち。 気がついたら、結局収入は増えず、転職歴が増えるだけ。 (3)「胡散臭い」人との接触 ⇒いわゆる「ブローカー」との接触も多くなり、まともな考え方ができなくなる。 「あんこ(情報を右から左だけで、仲介手数料稼ぎ)」「裏金」「キックバック」・・・ 因みに、「良い点」は、上記の裏返しの部分もありますが、 (1)「成熟した事業、会社」になったところは、他社との差別化が進んで、抜き出ることができる。 (2)一代で大企業の社長も夢でない。 (3)勉強しない人が多いので、頑張れば出世のチャンスは他の企業よりずっと多い。 (4)実力さえ持てば、転職は容易。 (5)何よりも、若い時から「大きな取引」を扱え、成功したときの満足感が大きい。 となります。 最後に、「余計なお世話」かもしれませんが、「土日休みの事務職希望」であれば、不動産業界でなくてもいい、というか、不動産業界向きではないようにも思います。 そして、「土日休み」の「事務職」希望といっても、入社後の配属、異動で、「土日出勤」の「営業職」になる可能性も非常に多い、ということを念頭に置いて下さい。
お礼
どうもありがとうございました。とてもためになりました。もう一度考えてみます。