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「農学部」の勉強
いま高校生(女)です。農業(野菜づくり)をすることが将来の夢です。進路を考えているのですが、大学、専門学校…どうしようか迷っています。・・・大学の「農学部」はどんなことを勉強するんですか。実際農業をしたい、と思ったら「専門学校」に行くべきでしょうか。「農業大学校」というのがあることも聞いたのですが、‘2年じゃ短い!’という声もあるそうです。実際どうなんでしょう。 よろしくお願いします。
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もっとも実践的な(いわゆる実際の農業に近い)勉強をしたいのなら専門学校や農業大学校もよいかもしれません。honokoさんのお宅が農業を営んでいらっしゃるならその道もいいんじゃないかと思います。4年制大学は野菜作りの総論的なものは学んでも、個々の作物の作り方についてはなかなか学べないかもしれません。また学校により違うと思いますが、農業のほかにも一般教養的な学問もする必要があります(文学や心理学などなど)。4年制の大学で学ぶことは、実際の農業をするにあたってあまり役立つことは少ないかもしれません。ただ人生を長く捉えれば、自分の人格・教養形成や、様々な職に就くであろう友人を持つことは、その後の人生において大きな意味をもつことになると思います。農業は早く始めた者が必ずしもトクをするわけではなく、いつでも誰でも平等に始めることができます(もちろん苦労はそれなりにありますが)。そういった意味でも4年制大学に進むことを期待します。 もしあなたが都会にお住まいであれば、地方の大学に行くのがよいかもしれません。少しでも環境が整っているからです。あなたの地元の大学が、野菜作りの圃場を持ちおもしろい(興味のある)研究をしていればそこに行くのもよいと思います。野菜作り(農業)は学校を出たからといってできるものではない、ということをあなたが薄々感じとっているのであれば、私は迷うことなく4年制大学に進学することをお奨めします。
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- nozomi500
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農学部、というのは、かなり分野の広いところで、「農業をするための勉強」だと単純に思わないほうがいいと思います。広い意味で農業に役立つものではありますが、たとえば体育大学で運動工学を学んだ人がプロ選手になれるか、というようなものです。(●体大出身のプロ選手は要るけれど、彼らは本当に「勉強」していたかどうかあやしい) 農学部も学科によって、やっていることは、経済学も、土木学も、生物学はもちろんですが、いろんな分野があります。さいきん、環境関連の学科もふえているみたいですね。それだけ需要があるのでしょう。 私の受験した頃は、農学部はいちばん「倍率」が低くて高校の同級生でも最初から農学部を目指す生徒は少なかったです。(薬学部の滑り止めに「農芸化学」をうけたりするやつなど)同じ大学で、医学部の合格最低点より、農学部の最高点のほうが低かった(ここにいるやつは、医学部を受けていたら全員不合格だ・・)こともありました。でも、農学部はおもしろいのですがねえ。 OBとしては、ぜひ、農学部にきていただきたいです。 獣医学科も農学部ですが、人間の病気を見るより、話もできない言うことも聞かない獣医のほうが偉いだろう、とよく言ったものです。 ちなみに、大学で、教員免許をとるのに、「理科」と「社会科」と両方の単位がとれるのは農学部ぐらい(教育大学を別にすれば)だと思います。 昔は、県立の「農業短期大学」(3年制)がありましたが、さいきん(といってもだいぶたちますが)、4年生の大学に「昇格」しているところが多いです。「農業短期大学」から「農業大学」にストレートに名前変更すれば、見るほうも楽ですが、県のほうも、ついでに他の短大(看護短大など)といっしょに昇格(リストラ)させて「○○県立大学」になっているようです。 そういうところは、実際の農業後継者を視点にいれてできていますので、より「実践的」なことをやっていると思います。農業により深く付き合おうと思えば、そういうのもねらい目でしょう。関西のかたでしたら、滋賀県立大学などいかがでしょうか。 あと、私学はそれとは別に「予算確保」のために基礎研究以上に「生産」に力が入ることがあります。近○大学など、和歌山県で大々的に鯛や鮪の養殖をして出荷しています。 「東京農業大学」は、「農業」大学ですので、やっぱり「農業」にくわしいのだと思うのですが、関東方面はあまり詳しくありません。 「独立行政法人」など、これから国立大学もどういう方向になるかわかりませんが、地方の国立大学は、いろいろ面白いですから、しらべてみるといいと思います。 ちなみに、「大学校」は、文部省(文科省)管轄でない「学校」で、設置者によってやることは様々です。酪農だけやっているところもあるし、花卉園芸だけやっているところも。
お礼
有り難うございます。わかりやすいです!ちなみに(遅いです)北の方に住んでいます。東京農大の広告はよく見ます。よく載っているので。でもあまり「農業」という感じがしなかったのはなぜだろう、と不思議でした。…進学雑誌でも農業→バイオ駆使による最先端の研究という動きがあるらしいと書かれていて「農業」を探すことが難しいです!(私の「農業」観の偏りがあるためでしょうか。)でも、どうせ勉強するなら自分のしたいことをしたい(人の言葉にすがった言い訳ですね)だからいっぱい探します。「おもしろい」一言にもすごく希望が…。
>フラワーアレンジメントの学校で農業の勉強が出来るんですかぁ(驚)? 逆です。農学(園芸学が主体の学校です)の一分野としてフラアレを教えています。園芸の分野では.以前ここの先生があるマスメディアの1コマをもっていました。時間帯の関係で.最近tvを見ていないので.現在ももっているかどうかは不明です。 園芸の分野では.有名な学校です。
- ramurame
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タキイ種苗ですが、京都に本社を置く野菜や花の種や苗を売っている株式会社です。 参考URLは、タキイの園芸専門学校のサイトです。 改めて授業内容を見たら、1年と意外と短かったですね。 >学校ではそういう雰囲気ってないのでしょうか。 今現在、農学部に来る学生は、バイオテクノロジー目的の人が多いと思います。 大学見学に来た高校生の中には、怪獣映画で、ゴジラと植物の細胞を掛け合わせてビオランテ(?)が出来たのを見て、 バイテクに興味を持ったという人がいました。 しかし、その一方で、実家が農家(キクの栽培をやっているとか)で、役立つ知識を吸収したいと言っていた高校生もいました。 動機は人それぞれでしょうね。 前の説明で肝心なことが抜けていました。 農学部は、一般の方から見れば、コメや野菜の栽培をはじめとした農業の勉強をしていると考えられているようですが、 植物系に関して言えば、農作物を研究の対象として、生理生態の解析を行うとか、 それを応用して生産性向上に結びつけようとか、他にも色々なことを行っていますが、 基本的には「生物学の応用」を学問しているところと言えるでしょうか。 (語弊があったらすみません。他の方の補足待ちです。) その手法として、最近は、分子生物学「も」応用していると言ったところで、 バイテク「だけ」をやっているわけではありません。 ここ何年かのことになりますが、「農」が持つイメージを変えたいという考えもあってでしょうか (これって農業をやっている人には大変失礼だと思いますが)、 私が大学に進学しようとした十年近く前頃には、 私立大学から、「農」の文字が消えつつあり、代わりに「生物何とかかんとか」という名前が台頭してきました(記憶違いだったら、すみません)。 国立大学でも、現在は、学部の名前はそのまま農学であっても、学科の名前はからは「農」の文字が消えています。 そのような経緯から、今後は、ますます農業にあこがれてと言う人よりも、バイテクにあこがれて農学部に進む人が増えていくと思われます。 参考までに、親の職業についても、サラリーマンであるという人の方が、農業をやっている人より多いようです。 以上は、4年制大学の、私の周りに限っての話です。 短大だと、農業後継者の方が多いという「噂」を聞いたことがあります。
お礼
会社附属の農学校というのもあるんですね。大学、動機、、ありがとうございます。だいぶ気持ちが決まってきました。
私にとって女子高生ならば.お勧めは2個所しかありません。 一つは.某全寮制女子短期大学で.フラワーアレンジメントに関係した内容を教えている唯一の学校でしょう。この学校の方針として「宣伝しない事」があげられます。だから.学校名はご勘弁下さい。 もう一つは.ご近所の農学部のある4年生大学です。農業は地域差があります。地域が離れていると.学んだ内容がまったく使えませんから。 大学校に進学する方の多くは.農業関係団体に就職して.よほどの大農家でないと家業を継ぎません。だから.(結婚を前提として)亭主を探す場合に進学します。 若い頃は.「農業をしたいのであれば.最低でも大学を出なさい」と.言われていたのですが.今はどうでしょうか。
お礼
フラワーアレンジメントの学校で農業の勉強が出来るんですかぁ(驚)?私の知識の中にはありませんでした…わからないです、、すこしも。…やっぱり4年大学に行くのが良いのかな。ありがとうございます。。
- ramurame
- ベストアンサー率60% (130/216)
農学部で野菜作りをやりたいとなると、植物系の園芸学分野に進むことになると思います。 お米を作りたいとなると作物学に進むことになると思いますが。 実際、園芸学の研究室にはいると、大学によって研究内容が変わってきますが (園芸学は大きく、果樹、野菜、花卉、利用の4分野に分かれていて、 それぞれ専門にしかやらない研究室もあれば、いくつかもの分野を扱っている研究室もあります)、 現在は、作物作りよりも、研究室内で行うような実験がメインとなっているところが多いと思います。 もちろん、自分で扱う作物は自分で作りますが、就農には役に立たないでしょう。 大学の付属農場で作物を扱っていることもありますが、これも就農に役立つかどうかについては、少し疑問です。 園芸学分野に籍を置いている人は、たいてい園芸学会という学会に所属しています。 参考URLは、園芸学会の公式サイトです。 ここの、近刊・既刊情報を読んでいただければ、現在園芸の分野でどのような研究が行われているか、お分かり頂けると思います。 (大学に限らず、国や地方の研究機関の方も投稿しています) 4年生大学の園芸を卒業した人なら、改良普及所や、農水省・地方の農業研究機関関係の公務員になる人が、私の周りでは多いです。 就農した人の話は聞きません。 実際に農業をしたいのなら、タキイ種苗とかでも専門の学校をおいているので、そのようなところの方が良いと思います。 補足ですが、農学部はどんなことを勉強するかと言うことについては、 私が卒業した大学では、植物系(農学)、動物系(畜産)、海洋系(水産)、生体分子(食糧化学)、応用微生物(農芸化学)、経済・経営系がありますが、 現在は、経済・経営を除いたどの分野でも、バイオ関係の研究を行っているようです。
お礼
4年大学にいって就農する人っていないのですか…。学校ではそういう雰囲気ってないのでしょうか。バイオ関係の研究ってとても難しそうです。う゛う゛。(うーん、なんでもそうなのでしょうが)そしてもうひとつ、本当に無知で恥ずかしいですが、「タキイ種苗」とは、どの辺の、どのようなもの(会社…?)なのですか、よろしかったら教えていただきたいです。
- rakia2
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atchingさんの言うことも一理ありますね。 単純に野菜づくりと言っても近代農業や、無農薬有機農業など、幾つかありますが、スタイルも違います。 実際に勉強するにも「農業大学校」を2年では短いでしょう。ちなみに昔、農業大学校に進むか就職かで迷いましたが、家に負担を掛けたくなかったので全然違う道に進みました。今はどうか分かりませんが、農協に入るには取り敢えず農業大学校を卒業した方が良いとの話もあります。 そういった意味では、個人経営の農場に就職したり起業したりする他に農協(JA)に入ってそういった農業のバックアップに務めるのも宜しいかと。 何事もやってみないと分かりませんが、一応、高校では農業科を選びました分、一般人よりは農業も体験していますし詳しくはありますが、生き物相手は失敗も大きいです。 趣味で大掛かりな園芸もしていますが、毎年、問題とぶつかっています。何事にも経験がモノを言います。バジル1品種でその場所のの状況にあった栽培方法を習得するのに3年掛かりましたし・・・。 暗い話でスミマセン。でも、勉強は大事です。学校で勉強した事も100%役に立つとは限りませんが、学んだ知識はどこかできっと役に立ちます。 あと、経験と発想と努力ですね。 頑張ってください!
お礼
はい―。頑張りたいです。やっぱり時間はかかりますよね。じっくり考えつつ、いろんな資料も集めたり、、皆さんのきちょうな意見を頂き、、本当にありがとうございます。
- atching
- ベストアンサー率17% (21/118)
農学部でバイオ系の研究をしていたものです。 実際に野菜作りをするにはやはり農家で直接学んだ方が即戦力になると思います。 ですが、その農業に関わるいろんなことを大学で学ばれた方が、実際に野菜作りをしているときにいろいろ考えることができると思います。大学には長い休日がありますので、その期間に農家に住み込みで働きに行くとよいかと思います。 さて、農学部には実際に野菜作りの研究をするところももちろんありますが、害虫の研究、遺伝子組み換え、品種改良、栄養学、さらに農業経済学などがあります。特に今農家では輸入野菜に苦しんでいますので、どうしたら輸入野菜に勝てるのかとか勉強するのは今後の日本の農業のためにもよいかと思います。 もっとつっこんだことをききたいときは補足 してください。
お礼
ありがとうごさいますー!!「大学で勉強して、休みに農家さんに行く」なんて考えつきもしませんでした。やっぱりいろいろ勉強もしたいという気持ちがあるので大学には引かれてたんです。すごく参考になりました、、いろんな方法があるんですね。
お礼
とっても大人なアドバイスありがとうございます。(×100回位言いたいです!!)