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係助詞「こそ」の接続について

第一学習社「基礎からの古典文法」(高校生向け)の助動詞の整理問題に「次の助動詞を適当な活用形に改めなさい」というのがあります。  4.「かへすがへすくちをしき御心なり。」と言ひ (たり)(き)こそ、をかしかり(き)。 ( )の助動詞を改めるわけですが、(たり)は「き」の接続だから連用形。最後の(き)は「こそ」の結びだから已然形。では、最初の(き)は「こそ」の接続で判別するのでしょうか。だとすると「こそ」の接続は一定していないので答えが出せないのではないでしょうか?違う判別方法があるのでしょうか? 教えてください。

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回答No.2

#1さんの回答は正しいのですが、ただ…… この問題に答えるのに「こそ」の接続は決定的な手がかりにはなりません。 文の意味を考えてみると……   ~と言った「こと」が趣深かった。 ということですね。 (き)の後に「をかしかり(き)」に対する主語となるべき名詞が省略されているのです。 だから(き)は連体形にして「し」とするのが正解なのです。 構文を見抜く力が必要なので最初はなかなかむずかしいでしょうね。古文を読み慣れてくればだんだんわかりやすく感じてくるのではないでしょうか。がんばってください。

igakinnosuke
質問者

お礼

準体法的な連体形と考えるということですね。よく分かりました。ありがとうございました。 どこにも解説がなく、基礎古文の文法練習問題としては難しいと思うのですが、いかがでしょう。

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その他の回答 (1)

回答No.1

確かに「こそ」の接続は、文法書や辞書に『種々の語に接続』と書かれています。 ですから、体言にも用言にも、副詞にもくっついてOKという訳です。 しかし、用言や助動詞など(俗に言う「活用語」)が「こそ」に接続する場合は、「連用形」か「連体形」に接続させるという決まりがあります(特殊な場合を除く)。 なので、この場合   ……と言ひ(たり)(き)こそ、をかしかり(き)。 は、 過去の助動詞「き」の活用形が、  せ/○/き/し/しか/○ と、「連用形」がないことから、必然的に「連体形」ということになり、   ……と言ひ(たり)(し)こそ、をかしかり(しか)。 となる訳です。 文法的に説明しますと、  たり:完了の助動詞「たり」の連用形   し :過去の助動詞「き」の連体形  しか:過去の助動詞「き」の已然形 となります。 じゃあ、「連用形」「連体形」どっちもある場合は? となるのですが、 基本的には助詞に活用語が接続する場合は、 割合的に「連体形」なることが多い、ということから判断していかねばなりませんが、 大抵の場合は、活用を見ると、どちらかがないような単語で出題される場合が多いので、問題を解く際に、あまり困るようなことはないと思われます。

igakinnosuke
質問者

お礼

「教えて」の使い方がよく分からず、お礼が遅れました。ありがとうございました。

igakinnosuke
質問者

補足

>用言や助動詞など(俗に言う「活用語」)が「こそ」に接続する場合は、「連用形」か「連体形」に接続させるという決まりがあります    いろいろ調べてはみましたが、はっきりそう書いている文法書に出会わなかったのですが、これはというものがあれば教えてください。  回答ありがとうございました。

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