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おすすめの詩人・歌人をお教え下さい。
こんにちは。近頃、詩や短歌を詠んだり、詩歌集を図書館から借りてきて読んだりといったことを好き好んでやっております。ただ、一口に詩人と申しましても、たくさんおられますので、どの方の作品を借りようか迷ってしまいます。 そこで、「この詩人・歌人はオススメ!」であるとか「この詩集・歌集は読むべきだ!」というのをお教えいただきたいと思います。 私の好みとしましては(と申しましても、詩歌については始めたばかりで何も知らないのですが)、歌人では「俵万智」さん、詩人では「金子みすゞ」さんです。 純粋でほのぼのとした、だけれども深みのある作品に多く触れていきたいと思っています。御回答お待ちしております。
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短歌のほうは暗いので詩のほうで(といって、実はこちらも大して明るくもないのです)。 思いついたところで(重複を避けつつ)。 少し古いですが、黒田三郎、吉野弘の両詩人は現代の代表的なライトヴァースと思います。しばしば硬質で難解な現代詩の中にあって、平明で分りやすく万人に好まれる詩の書き手です。 女流では、高田敏子さん、新川和江さんあたりはいかが。 寓意に満ちた詩では会田綱雄さん、 また、平田俊子さんは小説とも随筆ともファンタジーともしれない、ちょいと面白い詩の書き手です。 いま挙げた人たちのほとんどは思潮社の現代詩文庫で読めます。 というより、少し大き目の図書館なら、ここのどなたの詩でもきっとどこかに収録されています(アンソロジーの中ででも)ので、行かれた折ご確認ください。ご参考まで。
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- thing
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明治、大正の詩人でしたら、綺羅星のごとくいらっしゃいますし、戦後詩人は質問者さまが読まれればいいなあと思う詩人はすでに紹介されていますので、なにをいまさらですが、もし興味があるようでしたら、加島祥造さんの詩集なんかも良いのではないかと思って回答しました。 加島祥造さんと言えば純文学からミステリまでたくさんの翻訳をされていて、翻訳家の方で有名ですが(この方のフォークナーとかリング・ラードナーの翻訳は大好きなのですが)もともとは「荒地」などに詩を発表していた詩人なんですよね。表現はわかりやすく、抵抗なく読めると思いますが、やはり戦後を生き抜いてきた方なので、底にはふかい哲学があるように思います。しかしそういったものを表にださず、平明な言葉で表現していくところに加島祥造さんの他者にたいするやさしさがあるような気がいたします。 「ほのぼのとした、だけれども深みのある作品」だとおもいます。既出の思潮社 現代詩文庫にはいっていますので機会があれば手にとってみていただければ。 またzephyrusさんが紹介された黒田三郎さんなんかも質問者さまにぴったりではないでしょうか。わたしは初期の頃の詩しかなじみがないのですが、最近では男性版「金子みすゞ」とも言われているようですし、きっと感銘を受けるのじゃないかと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下は余談です(質問者さまには申し訳ありません) zephyrus様こんにちは。何度か同席させていただいておりますが、いつも回答は読ませていただいております。 先日はわたしのつたない回答に解釈の補足をしていただき、大変うれしかったです。未熟なまま大人になったようなもので、知らぬことばかりです。今後ともご指導よろしくお願いいたします。 この場所でこんなことを書けば速攻で削除かぁ?
- Mr-BJ7338
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「ほのぼのとした」という部分には合致しませんが、岡真史さんの「ぼくは12歳」を私はお勧めします。タイトルを見てのとおり、成人した男性の作品ではありませんが、内容はすばらしい、よくこの年齢でこれだけのことを感じとっている、と私は感嘆してしまいました。私自身この作品を彼と同年のころ読みましたが、最近読み返して、衝撃を受けました。彼の作品はこれ1冊きりだと思います。彼はその後自死したので。
お礼
岡真史さんの「ぼくは12歳」、図書館で借りて読んでみました。「この年齢でこれだけのことを感じとっている」という意味がよく分かりました。自殺されずに詩を書き続けていらしたのなら、もっと素晴しい詩を書けただろうに…と思ってしまう実に惜しい方です。感性が豊か過ぎる故の苦しみがあったのだと、私は感じました(理解は出来ませんでしたが…)。ともかく、ご紹介していただき有り難うございました。
- kjn
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谷川俊太郎さんの『二十億光年の孤独』はいかがですか?日本人の現代詩人の第一人者です。学校の国語の教科書などでもなじみのある方だとは思いますが、一冊の作品となった一連の詩を読むと繊細さと改めて力強さを痛感します。
お礼
早速の御回答有り難うございました。私も谷川俊太郎さんの作品に関心がありまして、いつか詩集を買いたいと思っていたのですが、谷川さんはいろいろな詩集を出されているので、どれを借りようかと迷っていました。お勧めいただいた『二十億光年の孤独』は一度図書館で借りてみたいと思います、有り難うございました。
お礼
お礼が遅れまして、大変失礼いたしました。 黒田三郎さんの詩集、全部ではありませんが拝見しました。やはり素晴しい表現の数々でした。私など驚くばかりで…… 最近はできるだけたくさんの詩を読んでより多くの表現を得ようと、図書館で本を漁っております。今現在は、中原道夫さんの詩集を。 zephyrusさんのお陰で、新たな詩の一面を垣間見ることができました。ありがとうございました。