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黄体ホルモンについて(大学受験)
黄体ホルモンと経口避妊薬のピルについての関係でわからないことがあります。どなたかご存知の方、教えていただけないでしょうか。 黄体ホルモンの説明文で 「黄体ホルモンはろ胞ホルモンと協同して子宮内膜を肥厚させ、子宮内膜の腺の分泌を促進して受精卵の着床すなわち妊娠を助け、かつ維持させる。またろ胞ホルモンと協同して脳下垂体前葉の黄体形成ホルモンの分泌を抑制するので妊娠中はろ胞の成熟と排卵が抑制される。ピルと呼ばれる経口避妊薬は人工的に合成された強力な黄体ホルモンが主成分である。」 とあったのですが、 上の説明文において、前半で黄体ホルモンは「妊娠を助け、かつ維持させる。」とありますが、どうしてそのようなものが妊娠を避けるための経口避妊薬の主成分となるのでしょうか。私はここに矛盾を感じてしますのですが、どうしてでしょうか。 私の勉強不足なのですが質問する人がいないため、困っています。どなたかご存知の方がいらっしゃれば、教えていただきたいと思います。また説明不足の点があれば補足させていただきますので宜しくお願いいたします。
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女性の性周期をもう一度復習してみてください。その際に,下垂体前葉と卵巣と子宮の関係に注意しましょう。 ( )の中の数字は,参考URLの数字です。 下垂体前葉 卵巣 濾胞刺激ホルモン→濾胞ホルモン→排卵(参考URLの(1)(2))→下に続く 黄体形成ホルモン→黄体ホルモン→濾胞刺激ホルモン抑制=排卵抑制(参考URLの(3)(4)) ここでピルは参考URLの(4)(6)の作用を利用します。黄体ホルモンが出続けることは,人為的な妊娠の状態です。妊娠中は黄体ホルモンは,濾胞刺激ホルモンを抑制することにより,排卵を抑制します。 出産後には,黄体ホルモンが無くなりこの抑制から解き放たれますので直ちに排卵が起こります。受精すれば年子の誕生です。受験には関係ありませんね。
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- suisu
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NO.2の方のが分かりやすいです。 もっと簡単にいいますと 濾胞ホルモンがあれば排卵します。 黄体ホルモンは妊娠したらもうこれ以上排卵する必要がないので排卵をとめます。妊娠したときに出るものなんです。また妊娠したときの体の状況を作るようにします。 避妊薬において使いたいのは排卵が行われないことです。 ピルは妊娠していないのに黄体ホルモンを体に入れて濾胞ホルモンが出るのを止め、結果的に排卵をとめるものです。ただ、副作用として太るとか言われているのは黄体ホルモンが妊娠したときの体の状況を作るようにするからです。ただ、このごろのピルはそうでもないらしいですが。 逆に難しくなってしまったか・・・。 けっこう入試に出ます。 がんばってくださいね。応援してます。
お礼
suisuさま、ご回答いただきありがとうございました。♯2の方と合わせて読ませていただき、suisuさまのわかりやすいご説明で、より深く理解することができました。高校生物の知識でも結構いろいろなことがわかり、驚きます。また質問させていただくこともあると思いますが宜しくお願いいたします。
- hiro715
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質問文の中に答えが書いてあります。 「またろ胞ホルモンと協同して脳下垂体前葉の黄体形成ホルモンの分泌を抑制するので妊娠中はろ胞の成熟と排卵が抑制される。」
お礼
hiro715さま、ご回答いただきありがとうございました。
お礼
suiranさま、ご回答いただきありがとうございました。参考URLを早速みせていただきました。何度か読み返しなんとか理解できました。黄体ホルモンや濾胞ホルモン自体の理解が足りていませんでしたが、参考URLとsuiranさまのご説明により理解することができました。ありがとうございました。