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化学反応と色について

化学反応の色の変化からわかることって、主にどのようなことなのでしょうか。私の意見としては、反応の速度や、生成物の判断するための要因だと思っていましたが、実際は、一つのものから複数の物質が生成するため、あまりよい判断基準ではないといわれました。ですが、色の変化はもっと奥深い意味合いがあると思うのです。どなたか詳しいことや意見がありましたらどうか教えてください。

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  • ベストアンサー
  • mojitto
  • ベストアンサー率21% (945/4353)
回答No.1

あなたの見解は間違っていません。 例えば吸光分析等は光の吸収波長の変化から反応の進行度合いや定量分析(稀に定性分析)等を行えますからね。 ただ指摘されたことも一理はあります。例えば紫キャベツの色素は酸やアルカリの影響を受けて色彩が変化します。妨害する化学種があると信頼性は落ちてしまいます。しかしこれはどの分析法にもいえることですけどね。 ですから妨害する化学種等、反応機構に留意さえすれば、人間の視覚のもつ分析能は決して低くはありません。実際、経験があればAbs0.1くらいなら判断することも不可能ではないですから。 簡易的に測定できるpH、吸光度、TLC、温度や人間の五感で判断できる見た目、におい、(手触り)を総合して判断することが大切です

その他の回答 (2)

回答No.3

まず色というものから根本的に考えて見ましょう。 錯体化学においては 色の変化というのモノは比較的簡便で 信頼性の高い指標になりえます。 色が見える。ということは すなわちd-d遷移が起こっているというある種の証明ですから。

回答No.2

No1さんの回答で良いのですが、こと有機合成の分野では色の変化は十分な判断基準にはならないような気がしています。(色物を扱う有機合成は別ですが、、、) 原料も無色、中間の活性種も無色、得られる生成物も無色。反応は均一溶液中で行う場合が多く、劇的な色の変化が見られない場合が圧倒的です。ただし、系の様子が変化する現象は重要です。 また、ご質問中にもありましたが、有機反応は100%の収率で進行するものは皆無に近く、ごく少量の不純物が色を呈する場合も多く、あまり良い判断基準にはならないようです。 以上、ご参考まで。

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