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軸組+壁パネルの耐震性

新築予定で来週あたり基礎着工になります。 HMはクレバリーホームで、金物を使って緊結するタイプの軸組工法です。 「耐震性を上げるために壁パネルのオプションがありますよ」という 紹介があってプラン策定当初からこのオプションを採用しました。 着工の前に「壁量計算書」をもらったのですが、1Fについて、 建築基準法(耐震等級1)の必要壁量22.4に対し、計算結果は24.5でした。 (等級2では38.4、等級3では45.7です) 延床の坪単価にして1万円ほどのコストをかけて耐震性を上げたつもりが、 「基準法ギリギリ」とも思える内容だったので、現場監督さんに相談して みたところ、 「壁パネルは壁量計算に含めない壁も含めて外周は全面張るのでこれでも 十分強いです」という答えで、これはこれでわかる気はします。 実際問題、計算壁量が同じになる筋交いのみの家と壁パネルの家では 耐震性は大きく違うものなのでしょうか? ご存じの方、教えていただけませんか。 ※それでも「やっぱり数値も欲しい」とお願いして、内部の壁に筋交いを 追加して34.5にしてもらうことにはしています。

専門家の回答 ( 1 )

回答No.1

どちらがいいとは一概に言えません。 通常の筋交いを付ける場合の倍率は筋交いの大きさや シングルかダブルかでもちがいます。 壁の倍率が高いとその分金物もホールダウンが必要になるところもでて、柱の欠損が多くなるという欠点があります。欠損もあまりに大きい場合は補強が必要になることも…。 倍率の高い壁は数字上少なくて済むので、 設計の自由度は出ます。 ですが、どういう工法であれ、満遍なくバランスよく、どこかに集中した力がかからないような壁の配置がもっとも大切です。 同じ間取り、同じ耐力壁の長さであれば、 おのずと倍率の高い筋交いを入れたほうが強くはなります。 ちなみに主な倍率は、構造用合板2.5倍、内部にPB12.5を貼って3.5倍。 90×45の筋交いシングル2倍、ダブル4倍、合板併用はシングル4.5倍、ダブル5倍となっています。 地域によっては(静岡県など)基準法の倍率に1.2倍+1.1倍、地盤によってさらに1.5倍を基準としなければならないところもあります。 偏芯率計算の数値も余裕があるといいですね。 (重心がずれると地震力に対してねじれがおこるので、ずれの少ない方がいいです。簡単に言うとバランスのことです)

PYH
質問者

お礼

ありがとうございます。 当初案では外周は構造用合板で内部の壁に数個所シングルの筋交いが入ってました。 そこにこちらからお願いして、1.5mのたすき掛けと1mのたすき掛けを1個所ずつ追加してもらいました。 入れられる壁がその2個所しかなかったのですが、幸いバランスが崩れることはないとのことでした。

佐藤 直子(@n-space) プロフィール

一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...

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