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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:一人用コーヒーメーカー)

一人用コーヒーメーカーの質問

このQ&Aのポイント
  • ユニークな一人用コーヒーメーカーを詳しく紹介している授業の質問です。
  • 車の車内やアウトドアで使える一人用コーヒーメーカーの必要最小サイズについての質問です。
  • 一人用コーヒーメーカーの保温機能の消費電力や購入意欲についての質問です。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • MK1
  • ベストアンサー率67% (141/208)
回答No.1

求められている回答と少しずれますが、仕事柄(医者)コーヒーは生活の友という位の「ヘビードリンカー」ですが、その立場での意見を聞いてください。 まず厳しい指摘から、車の車内やアウトドアで気軽に『本格コーヒー』が飲める。実現すればなかなかいい商品のアイデアですが、自動車では「「水」を「お湯」に沸かす程の電力を得られない為、「お湯」を『保温』し、コーヒーを淹れる方法」とは、なぜそう簡単に妥協してしまうのですか。その時点でこのアイデアは破綻しています。 なぜなら、わざわざお湯を沸かして持っていくくらいなら、私のように毎朝コーヒー専用のステンレスポットに沸かしたコーヒーを入れて持っていった方がはるかに簡単です。「お湯を持っていく」のと手間は同じだからです。沸かし立てなら1時間ぐらいはさめません。 マーケティング的にいえば、あなた方の商品のコア・バリューは「いつでもどこでも手軽にいれたてのコーヒーが飲める」ということではないのでしょうか。それをはずしたら商品としての存在価値は一気になくなると思いますよ。 熱源や水、コーヒーの粉が要る、このコーヒーという面倒臭い商品をいかに「いつでもどこでも」にできるか、多少時間の要る面倒臭い作業をどのように「手軽に」できるか、そこがこの商品化の課題の要点であり、商品価値そのものであり、そして分厚い「壁」ではないですか。しかし、そこを回避してしまったら、テーマそのものを喪失してしまうように思います。 それと頭の中でだけで進めるから現実(商品価値=市場創出の可能性)を見失うんじゃないかな。マーケティングは、課題→調査→企画・研究→実験→課題を繰り返して企画内容を現実性の高いものにしていく、企画の発想とフィールドワークは常に不即不離なのです。 そのアイデアを思いついたとき、「そんな都合のよいものなら誰でも考える」だろうと思いませんでしたか。また、「そんなものができるのなら、なぜ今までなかったのか」と考えませんか。そしてじゃあ、なにがこの商品の実現を妨げているんだ、と考えを及ばせないと、これは(没)の企画となってしまいます。 実際、簡単にコーヒーを淹れるという商品の開発努力は昔からありました。今の「ドリップオン」は類似品多いですよね。中ぐらいのヒット商品でしょうか。あれは元々10年以上前からあるカフェ・グレコ(東京・九段)のアイデアをペーパークラフトの手法で低廉・簡略化してヒットしたものです。そのくらい知ってますよね。さらにいえば、大手のコーヒー商社、上島珈琲(UCC)や木村コーヒー(KEYCOFFEE) では昔からコーヒーを簡単に淹れる方法を商品化しては失敗を繰り返しています。珍アイデアも結構ありました。でも結局インスタントコーヒーの出現で、家庭で飲むコーヒーの大衆マーケットはなくなってしまったのです。上記のカフェ・グレコはプラスチック製の使い捨てワクで1杯単価が相当高かったと記憶しています。だから贈答品くらいにしか普及しませんでした。インスタント嫌いの私はこの商品の普及で安くなるのを待ちわびていたのですが、それを「ドリップオン」が先に解決したわけです。私のデスクにはこの「ドリップオン」式のパックがいつも入っています。 しかし、もし「いつでもどこでもふたを開けたら淹れ立てのコーヒー」が実現したら、私なら多少高くても買うでしょう。とはいえ、お湯の問題は重要で困難な課題です。でも、もしこのハードルを越えられたら、ひょっとしたら億万長者も夢じゃない!かもしれないですよ。チャレンジする根性はありますか、それとも退散しますか。 と、まあ偉そうに言ってみたものの、商品開発に対するアイデアについては何も助けになることは浮かばないけれども、2点ほど連想したことを記します。 1) 熱源は確かに難しい課題だけれども、「いつでも」ということは H2Oの常態つまり「水」から沸かさないと実現できない。一つの熱源で無理なら複合という手もある。酸化鉄(つまりホカロン)を使った商品は今まで、「ご飯」「日本酒」「みそ汁」とあったが、結局姿を消してしまった。おそらく暖め方が不十分で価格が高かったのだろう。しかし、これにさらに加熱できるシステムがあればコーヒーに必要な80度以上になるのでは。 2) 10数年前にどこでも簡単にお湯を沸かせるというのでこれは便利、と飛びついたものがあります。それはステュワーデス(キャビンアテンダント、なんてつまらない呼び名だ)がもっていたペンシル型(というには少々太かったが)の電熱式ヒーター。コップに水を入れてそれをつっこむだけ(もちろんコンセントにつなぐ)でお湯が沸く。これで旅先でインスタントみそ汁がいつでも飲めるようになった。ただこれは普及しなかった。大手が作らなかったためだと思う。なぜなら、コップが倒れたら即火事になる。その点を克服しなければ、日本では認められないのでは。今も売っているかは不明。 ものづくり、画期的な商品を生み出すというのは大変なこと、簡単なら誰かがすでにやっている、できないのは何か決定的な課題が残されているから。それを見つけだすのが最初でしょう。そして、その決定的な「壁」が分かったらむしろ喜ばないとね。もしそれを越せば、そこには誰も到達できなかった「夢の商品」があるから。そしてチャレンジ、考えては直し、考えては直す。ものづくりを扱ったドキュメンタリー番組がNHKにあるじゃないですか、あれですよ。 商品の企画開発という夢は、現実に目をつむった「夢」では意味がない。しかし現実は厳しい。まだ作られていないもの、つまり誰も行き着けなかったところにいくのだから、他人より数倍の努力と挑戦をしなくては。あなた方のやろうとしていることはそのくらい大変なことなんです。さあ、頑張ろう、という気になりましたか。 「我々には経験という武器がある。しかし、あなた方にはなお決定的に優位なことがある。それは我々の経験を吸収し、さらに乗り越える「未来」という時間を持っていることだ。」研修医に対する私の訓辞です。グッドラック。