加法混色できる塗料というのは私も聞いた事がありません。
鉛白は油絵の具ならシルバーホワイトとして使われています。
カルシウムやアルミナは体質顔料と言われ、
一般に補助用として使用されます。
カルシウム系は色々ありますが、
ムードンや石膏など下地用の白として使います。
アルミナホワイトは混ぜると半透明になるので
白絵の具としての扱いではないですが。
絵の具の白として使われるのは鉛白や酸化チタン以外に、
ジンクホワイトの亜鉛華や国産ではホルベインだけが出す
セラミックホワイトのチタン酸ストロンチウムとやらがあります。
セラミックホワイトは私も最近知りました。
普通は絵の具を混ぜる事では白はできません。
赤、青、緑の光を壁などの一点に当てた場合、
光が強ければ強いほど見た目が白に近くなります。
加法混色という光を混ぜるような要領で使用できる
特殊な塗料があるならその塗料の場合だけ
白が作れるという事です。