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ヒステリシス
学生実験で、DTAにより融解点や凝固点などを測定しました。そして、そのレポートの課題として次のようなものがだされたのですが、書籍でも分かりやすく書かれたものがなかなかみつからないので ここへ来た次第です。その課題とは、「一般に、融解点のほうが凝固点より高くなるのはなぜか」というようなものなのですが、どなたか教えていただけますでしょうか。よろしくお願いします。又は、ヒステリシスということがなぜ起こるのかということでもかまいません。(同じことなのでしょうか?!苦笑)
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質問者が選んだベストアンサー
物理化学の教科書は読まれましたか? 詳しくは書籍を読んでいただきたいと思いますが、大雑把な説明をすると、 DTAで加熱をしていったときに測定している検出器の温度と試料の温度が一致していないという問題があります。#1さんも書かれているように、無限に時間をかけて昇温や降温を行っているわけではないので、平衡に達していません。このために、融解させるときは検出器の温度が試料の温度よりも高く、凝固させるときは逆に低くなっているからだと思います。 ぜひ、物理化学の教科書を図書館などで読んでみてください。これとは別の理由でヒステリシスが出ていることも説明されているかもしれません。
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- 20012
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この質問で関係するのは,過冷却です. No.4のご意見は,何の専門家の方かは存じ上げませんが, 凝固点降下と過冷却を,混同なさってはいらっしゃいませんか. 質問者さんが補足欄に書いておいでのことが, 正しいです.
補足
お返事ありがとうございます!やはり、そうでしたか!しかし、すぐに自分の記憶を疑うような私も熟知していない証拠でしょうがね(苦笑)
- physics
- ベストアンサー率33% (11/33)
簡単ですよ。物理化学の教科書に「凝固点降下」ってのが書いてあります。それを読めば一発で疑問解決です。 それを読んで語句など分からないところがあれば、補足要求に書き込んでいただければ、お答えできるのですが・・・。
補足
あれ・・・凝固点降下というのは、ある物質Aに別の物質を混ぜたときの凝固点が、本来のAの凝固点より下がるとかいうようなものではなかったでしたっけ??こおやって分からないところを調べていると、実は分かっていると思っていたところでさえ理解が甘かったり分かってなかったりということがあって参ってしまいます 苦笑 凝固点降下についてみてみます!
- c80s3xxx
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もちろん温度の計測ズレの問題もあり,それも確かに非平衡の問題なのだけど,もっと本質的な問題があって,相転移にしても有限の速度でしかおこらないので,相転移が進行する間にも過熱や冷却が進行してしまうということ. したがって,無限に遅い変化を与えるのでなければ,昇温過程ではかならず平衡値より高い温度で変化が観測され,降温過程では低い温度で観測される.どのくらいずれるかは,おこる変化の速度と観測している温度変化の時間スケールに依存する. なお,ヒステリシスというのは温度変化に限らず,行きと帰りが一致しない現象一般についていうので,誤解のないように.
お礼
そうです、私も本質的な部分が知りたかったので、かゆいところに手が届いた感じです!笑 ご親切にありがとうございました!!
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1634/3294)
要するに昇温過程も降温過程も平衡ではないからです.
お礼
まず、お答えいただいてどうもありがとうございます! 「昇温過程も降温過程も平衡ではない」という部分をもう少し詳しく教えていただけないでしょうか? 液→固、固→液でたどるみちのりが違うということでしょうか?!いや、それとも違いましたらご指摘お願いします・・・どうもお手数おかけしますm(_ _)m
お礼
お返事どうもありがとうございます!はい、確かに図書館で手当たり次第探してみたのですが、ヒステリシスという語句をひたすら索引でさがしたのですが、載っている書物が少ない上に、ちょっとしたことしか書かれていないものばかりでした。また、化学便覧では逆に難しくてうまくまとまりませんで…。しかし、ご親切に教えていただけてありがとうございました!