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導電性について
導電性であるかどうかの判断基準を教えて下さい。いま見ているのはアクリル板のカタログですが、表面低効率とか体積固有低効率とかがあり、例えばどの数値がどれくらいなら導電性という風に教えて下さい。 あと、帯電防止と導電性の違い(抵抗値が違うというのはわかりますが)を教えて下さい。溶剤等危険物を扱うところで静電気を抑えたい場合はどちらを使うのが良いのでしょうか。 以上、よろしくお願い致します。
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「導体=電気を通すもの」だから,その通し易さの目安に「導電性」を使っているのだと解釈していました。 体積抵抗率10^8Ω・cmというような”絶縁体”に,「導電性」という用語は不適切だと考えていました。 しかし,驚きました。 実際にこのような絶縁体の「絶縁性の目安」に「導電性」という用語を使っている業界が あるのですね! 確かに静電気の見地から見れば,10^4Ω・cmは,10^8Ω・cmより電気を通しやすく, 帯電しにくいです。 これを「導電性」というなら,「導電性」と「導体」は別物,ということになります。 「帯電防止」は安全を保つための方策をいう言葉(総称)ですから,これを具体的に言えば, 「摩擦が起きないようにする」,「金属体でアースをとり静電気を放電する」,「導電性のある 材料を使用する」とか,いろんな手段が考えられます。 導電体の使用は,「帯電防止の方策の中の一つ」と位置づけられるのではないでしょうか? なお,導電性といっても,10^4Ω・cmというような高い体積抵抗率をもつものは,ほとんど電気を 通しませんので,「火花が散る」というようなことを懸念する必要は全くありません。 以上で,A2の補足欄への書き込みに関して,すべてご回答したつもりですが,未だ何か ありましたら,どうぞ遠慮なくご質問なさってください。
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- tadamaru2004
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体積抵抗率が10^-6 Ω・cm以下のものが「導体」,10^8 Ω・cm以上のものが絶縁体(不導体), この中間のものが半導体です。 http://www.gihyo.co.jp/book/2000/400101/4-7741-1081-7.pdf 後段 「導電性」は,「電気が通るところ」でその良し悪しを判定するために使う用語ですから, 静電気の蓄積(帯電)は全く起きず,「帯電防止」は「静電気の蓄積(帯電)を防止する」 ところで使う用語ですから,この方が,溶剤の静電気による着火を防止するために 必要な用語です。
補足
「導体」と「導電性」とは同じことなのですか?カタログでは「導電性」のアクリルの体積抵抗率は10^4~10^8位の値となっていますが。 また、帯電防止との違いが上のご説明でもわかりません。具体的にはどういった違いがあるのでしょうか?例えば導電性は帯電しないが火花が散るとか帯電防止は帯電しないが電気が逃げるのが遅いとか。。 よろしくお願い致します。
- caldinatz
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私もとあることで静電気についてしらべていたところです。 参考になればと思いました。
お礼
とてもわかりやすい説明有難うございました。本当に参考になりました。また機会があればよろしくお願いします