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DNAの塩基組成について
色々な生物の塩基組成表を見ていました。 アデニンとチミン、グアニンとシトシンは相補的に結合しているはずなのにぴったり1:1の比にならないのはなぜでしょうか? 例えばウシの肝臓ではA:T=28.3:29.0となっています。 この微妙な差はどこからくるのでしょうか?知っている方がいましたら教えてください。
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DNAはさまざまな形を取ります。二重螺旋以外にも、三重螺旋、四重螺旋を取っている部分もあります。また、ヘアピンループを形成している部分は頻繁に見られます。そのヘアピンのループの部分は塩基対を形成していません。このように、DNA=二重螺旋のみでできている、と考えがちですが、実際はそうではありません。 URLに載っている絵は、ショウジョウバエのRNAの構造の一部ですが、生体内では、DNAもこれと全く同じような構造をとっています。
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- blackdragon
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#1の方のおっしゃるとおり、測定誤差だと思います。 誤差の原因としては、 ・メチル化など、修飾を受けた塩基の存在 ・RNAの混入 ・定量法自体の誤差 ・サンプル処理による誤差 ・テロメアによる影響(一部、2本鎖でない部分がある) などが考えられるでしょうか。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。色々な誤差の原因があるんですね。自分でもその方向で調べてみたいと思います。
ご質問の回答になりませんが、A/Tは二重結合であるに対し、G/Cは三重結合であるため、より強固に結合し、熱に対する耐性もG/Cの方が上です。故に温泉などの高温環境に生息する微生物の塩基配列にはG/Cが多いことも当然といえるでしょう。因みに、PCRに用いるDNAポリメラーゼもそのような微生物由来のものを使用しています。
お礼
なるほど・・・。 そうするとG/C結合の方が結合が強いから全体的にG/C結合の方が塩基組成比が大きいのでしょうか?
- パんだ パンだ(@Josquin)
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測定方法に問題があるんじゃないでしょうか(全く自信なし)。 測定方法はかいてありませんでしたか?
お礼
測定方法は出ていませんでしたが、測定誤差という可能性があるんですね。そう言われてみれば、完璧に測定できるわけではありませんよね。早速のご回答ありがとうございました。
お礼
DNAは全て二重らせん構造をとるわけではないのですね。tRNAのアンチコドンアームも二重らせんではないですね。そういえば・・・。 三重らせんを「ヴォート基礎生化学」で調べてみたらコラーゲンの三重ヘリックスが載っていました。三重や四重のらせんも存在するんですね。 参考になるご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。