質問者さんはとてつもない勘違いをしているようです。
どんな物体も、力を加えない限り、等速直線運動をしている、というのが慣性の法則です。
ニュートンの運動方程式では、力を加えると、
F=Mα
に従って運動が変化します。
ここで、Fは力の大きさと方向、Mは質量、αは加速度の大きさと方向です。
原子核の周囲を回っている電子は、慣性の法則によって等速直線運動をしようとしますが、原子核からのクーロン力により運動方向が曲げられて、円運動をすることになります。
質問者さんは、他の質問で、
外部から電子に力を加えないと電子が減速し原子核に落ち込んでしまうので、外部から電子を加速する力が必要である。
という勘違いをしているようだったので、電子は慣性で動いているだけだ、という趣旨の回答をしました。
宇宙開闢以来、外部からの力を一切受けずに等速直線運動をし続けている。
などということを書いた覚えはありません。そんなことがどこに書いてありますか?
電子に限らずすべての物体は慣性で動いていて「力を加えない限り」加速減速はしない
のです。
原子核の周囲を回転している電子が外部からの力がないと減速して原子核に落ち込んでしまう
というのは間違いである。ということを説明するために、慣性動き続けている。と書きました。「外部からの力で加減速しない」などということはどこにも書いていません。
勝手な思い込みをしないでください。
文章はよく読みましょう。
お礼
詳しい説明をありがとうございます。自由電子も軌道電子も絶えずクーロン力とローレンツ力と万有引力を受け、等速直線運動も等速円運動もできないという考えも読ませていただきました。もしそのご意見が正しければ、慣性は考慮しなくても良いような…。電子の慣性については複数の方々が言及されていたので、どなたかお一人のご意見への反論ではありません。科学的に考える皆様にお付き合いいただき恐縮です。