respnseを拝読しました。第一回目の投稿のときに蔑視のニュアンスのことも考慮に入れて電脳の前で悶えておりました、実は(笑)。とりあえず提議された言語の件のみを素直にアドヴァイスを差し上げたところです。
"chiteki-shougaiji""mental retardation children""智障儿童"などの言葉をご本人の家族などが耳にされると些かでもいい気分はされないのが正直なところだと思います。これは、おそらく当該の子を持つ親の"世界共通"の情ではあると思います。しかし、他に考えられる婉曲的な言葉が見つからないうちに社会に定着してしまった現代社会の事情があることもご家族の方々は諒解しているのではないでしょうか。
我々健常者が最も忘れてはいけないことは、関係される方々に接する時に心配りや情愛ある振る舞いをされることだと思います。これも"世界共通"の最低限の道徳だと思っています。私が日本に棲んでいた頃なんかもっとすごい言葉が平気で使用されていました。今、振り返ると恐ろしい言葉でしたね(爆)。ちょうど各種の蔑視言語の存在が社会問題になりかけていた頃です。まだ"harassment"なんていう言葉が日本に入っていなかったず~っと以前の話です。その時代に比較したら、日本はずいぶんと社会基盤というか道義というか進歩したようです。
英語の"mental retardation children"や中文の"智障儿童"などは、もうずいぶんと古くから存在した言語だと思います。これは国民性の違いというか多民族社会の特徴というか誤解を避けるための直感的言語で、それはそれで社会に受け入れられていると思います。日本では医療用語と日常用語を使い分けたりして"気配り"をするほうが国民性に合致しているんではないでしょうか(入郷随郷)。大国の中国や肉食人種の社会では"心配り"が却って仇になる危険も孕んでいますので日本人的感覚からすると、どぎつく感じる言語がたくさん有りますね(独り言です)。当地では"智障儿童"は日常的に交わされている言語です。
No.3さんの投稿の「弱智児童」は"智障儿童"よりもっともっと普遍的でとても良い言葉です。多少婉曲的表現が含まれていて柔らかい表現になるんではないでしょうか。思いやりの込められた感じの良い言い回しだと思います。該当する関係のかたがたに直接表現するのであればこちらがお勧めだと言っております、私の周りにいる中国系の多数の同僚たちが。だからもし中国に行かれて直接話題になる場合は「弱智児童」が相応しいですね。"智障儿童"は医学用語・新聞用語としても使用されています。単刀直入の言語です(蔑視のニュアンスはないと思います)。脳袋不好的儿童は"使い方"を間違えると軽蔑用語になるから頭が痛くなりますね。
私はgoo以外のサイトを見るのは好きではないんですが、ちなみに今現在、google.taiwanで、
"簡体字のみ指定"で検索すると、「弱智儿童」4,990件、"智障儿童"11,800件、
"台湾国内のみ指定"で検索すると、「弱智児童」337件、"智障儿童"183件。
google.chinaでは、
"全ての中文サイト指定"で「弱智儿童」10,900件、"智障儿童"22,100件、ヒットします。
世界に散在するサイトは玉石混交で全く当てにはなりませんが、ご参考の一助にでもなれば嬉しいです(^^♪。
お礼
詳しく教えていただきどうもありがとうございました。Awayukiさんの文章は品があって、読んでいてあらためて日本語って美しい言葉だなと感じます。あわゆき、ということばも趣がありますしね。もっとも私は、「備前屋」の「あわ雪」という和菓子のことも思い浮かびます。 障害児については、かつて一度だけ行った北京で見かけた子どものことが気になっていて、それも私が中国語に関心を持ったきっかけになっています。 またよろしくお願いいたします。