内容からして高校生の学齢と解釈して回答します。
次のような心構えで問題に臨んで見ましょう。数学は計算式のある国語です。
(ある法学者が「法学は計算のない数学だ」と言っています。どちらも読んで考えることが大事なのですね)
(1)訓練の部分(整式・三角関数・微積等の式変形や適用その他)が完成していれば、「基礎ができた」と言えます。
(2)応用問題を解くことは、「読解と表現」の勝負です。問題を特には、次の2つの段階を経ることになります。
① 問題をよく「読」んで、その内容を読み取り、数学的に「解」釈する。つまり読解。そしてそれを「式に翻訳する」ことが大事。
このとき、「〇〇を求めよ」という問題分を気にしないことです。あくまで読解、読んで解釈です。
数学1の例:2次方程式が異なる2つの実数解を持つ ⇒ 判別式の値が0よりも大きい。
数学Ⅲの例:一定の速度を水を注ぎ入れる ⇒ dV/dt=k(定数)
(注ぎ入れられた水の体積をV,時間をtとして)
② ①で得られた式を自分ができる基礎の力で計算していきます。すると、答えは自然に出てきます。
答えが出てこないのは解釈・翻訳・計算のどこかで間違っていることになります。
問題の意図に合うように変形計算をしていきます。これは表現。
③計算とその結果出てくる結果を、問題の意図に合うように答えます。
これも表現。
※ 注意:はじめから答えを出そうとする(答えを欲しがる)ことを考えてはいけません。集中すべきは読解です。
「定数kの範囲を求めよ」という問題を見て「え−とkは……」などと考えてはいけないとうことです。はじめからなんてわかるはず無いのですから。