どのあたりでピンときませんか?
多分、概論でルソーなら、「エミール」あたりがテキストでしょうか。
桑原武夫『ルソー』(岩波新書)
堀尾輝久『ルソーエミール入門』(有斐閣)
梅根悟『ルソー「エミール」入門』(明治図書)
坂倉裕治『ルソーの教育思想』(風間書房)
この辺りと、教育学事典、哲学事典などでルソーの思想のポイントは整理できると思います。
現代の社会問題ということですが、要するに教育問題ということでしょうか。
図書館で教育系雑誌などを眺めれば、取り上げられている問題の代表的なものを拾えると思います。
上手に探せば、授業のテーマと似たような論文も見つかるかもしれません。盗用はいけませんが、大いに参考にすることはできると思います。
その教授の意図するところの実際はわかりませんが、例えば現代の社会問題・教育問題を考える上での指標としてルソーの教育観を用いるとか、ルソーの教育思想を現代はどのように解釈し、具現化させていったか。又、結果的に起こっている教育問題の数々は、ルソーの教育思想に遠因があるのか、或いはルソーの思想に反しているからこそ問題が生ずるのか・・・等。
かなり単純な解釈ですが、概論でしたら、その程度で終わらせておいてもどうでしょう。