- ベストアンサー
板材の上下(木表と木裏)について
DIY初心者ですが、杉の2×4材を使って縁台(張り方向は長手方向に平行)を造作予定です。あまり耐久性は良くないことを承知のうえで杉のディメンション材を選び(それでもホワイトウッドよりは良いそうなので)ホームセンターでカットしてもらい油性浸透性塗料を2回塗り終えたとこころですが、現在板材の上下の向きで悩んでいます。 ちなみに・・3か月ほど前にはじめて杉板塀(アルミ支柱)を作りましたが、天端の板(厚15mm程度)が反ってしまいました。(横板は得に問題はなし) ビスでしっかり固定すれば良かったのかもしれませんが、天端にビスを打つのを嫌い下側からL字金物で固定しただけなので余計に反ってしまたのかもしれません・・・。 その後色々調べてみて木表と木裏のことを知りました。 何も考えずに木表を上にしたためにU字に反りかえって水がたまる状態のため、せめて逆向きに取り付けるべきだったと思っています。 ・・こうした経験を踏まえ縁台の床板は木裏を上側にするつもりですが、一部不都合な部分があり悩んでいます。 板を厚く(38mm)したので反りにくいとは思うので木表木裏を意識せずできれば「木目等見た目的に綺麗な方」を表側に使いたいところですが、やはり反りは避けられませんか? また、一部の材料で木表側の年輪の境目がめくれて浮いている部分があり(原則は下履きですが、裸足で歩いてしまった場合は危険なので)、その場合は木表を上に使いたいところです。 アドバイスいただけることがありましたら、宜しくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まさしく木表と木裏の、お互いの性質からくる典型的なお悩みだと思います。 おそらく、38mmほどの厚い板材をお使いになりましても、残念ながら反りは生じると思います。 そして木裏のほうにめくれた部分があるという事ですね。木裏は、木の年輪が円錐形に育っていくという事から、その様にめくれが発生しやすいメカニズムがあります。また、今はめくれていないほかの部分にも、同様のめくれが常に発生しやすいという性質があります。 まとめますと、 ・木表を上にすると、水が溜まるように反るけれども、めくれは生じにくい ・木裏を上にすると、水が溜まりにくいように反るけれども、めくれは生じやすい という事なのですが、これはもう本当にどうしようもない事で、いいとこ取りという事ができません。 ですので、仕方なくどちらかを選ばなくてはなりません。 そして選んだうえで、 ・水はけを対策をするのか ・めくれの対策をするのか のどちらかをする必要があります。 水はけの対策としては、例えば次のような手法があります。 ・反りを相殺するように、あらかじめ鉋などでむくりをつけて仕上げておく ・一旦反りを発生させてしまってから、鉋などで削って調整する ・反りを押さえ付けるように、床材の両端近くを根太材に上から強力に留め付ける など 一方、めくれの対策としては、次のような手法があります。 ・鉋やヤスリで表面をよく調整しておく ・表面を保護するような塗装をする など いずれにしても、手間がかかる、デザインが制約される、表面仕上げの質感が犠牲になる、などの問題はあります。しかしそれをどのように上手いところで折り合いを付けながら対処していくか、という事が、ある意味ものづくりの面白さの真骨頂なのかな、と私などは思っております。いくら考えても終わる事のない、いわゆる「沼」というものだと思います。 また、そのような困難を乗り越えて満足できるようなものが完成しますと、愛着もより一層だと思います。色々と難しさもあるかと思いますが、どうぞ、お愉しみになって下さい。 こちらのリンクの解説は詳しくてわかりやすいと思います。ご参考になさってみて下さい。 https://westani.com/omote-ura/
その他の回答 (3)
- OldHelper
- ベストアンサー率30% (765/2526)
木の使い方の基本は、木表を表にすることです。 耐久性から木表を外気側にします。 そりが出るのは木の性質上当たり前のことです。 そりを抑えるようにビス、釘止め、實加工などするのです。 経年変化にもメンテナンスで対応していくのが普通です。 天然の木材を使う以上は、数年ごとにメンテナンスするものです。
お礼
回答いただきありがとうございます。 「木表を表に」・・原則はその通りなのでしょうね。 素人の私が調べただけなのでどこまで正しいのかわかりませんが、 まず室内においては(無垢のフローリングなど)木表を表にすべきことまでは理解できました。問題はウッドデッキなど外部に使う場合です。もしかすると意見が分かれるところなのかもしれませんが、先に回答いただいた方から教わったリンク先の説明によれば木裏を表にする考え方もあるようです。(反ってしまった場合の水はけを優先) 縁台(デッキ)の場合は実加工もできませんし、ビスで押さるだけでは反りは押さえることができないのではないでしょうか? もしかすると技量の高い(反らない工夫のできる)大工さんからすれば内外問わずと木表を表にするのが常識なのかもしれませんが、そこまで丁寧な仕事をされない方からすれば(大工さんとて)水が溜まることは避けたいはずですから、やむを得ず木裏を表にする方がいてもそれはそれでひとつの考え方のような気もします。 今回はあくまでもDIY(素人が初めて造作する縁台(デッキ)の場合にどちらを選択すべきか?という観点からアドバイスいただけると有難いのですが・・ 木表の方が木目が綺麗なためできれば木表を表に使いたいですし、一方で木裏のささくれができたりするリスク(技術的に解決は可能なようですが)を考えますと(現時点では1枚だけですが既に木裏側にささくれができています)木表を表に使う方が良いわけですし・・・ そうしたことから木表木裏を意識せずに張りたいところでしたが、今回は反ることは避けられそうもありませんので水はけを優先すべきかなと思っているところです。ただし「耐久性」のご指摘の件が気になりますのでもう少し調べてから結論を出すことにします。
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (7026/20695)
杉のディメンション材は構造材(柱など)に使う材料なので 素足で触れる床板には適していないようです。 乾燥して薄い被膜ができるような塗料ではなく 細かい隙間を充填するような塗料を使えばいいと思います。 あるいは 砥の粉 三和磨粉クリーム(獄細目)、ユニコン845(超微粒子)などのコンパウンド を塗ってから塗装です。
お礼
回答いただきありがとうございます。 たまたまホームセンターで見かけて店員さんに質問したところ、ホワイトウッドは外部では使わない方が良いというご意見を伺い(あくまでも店員さんのご意見です)杉を選んだわけですが・・ 杉もピンキリのようですね。一応赤身を中心に曲がりの少ない材を選びましたが、おそらく耐候性は良くないと思われます。 既に2回塗装していまいましたので(完成後に床板だけもう一回塗装するかどうか迷っているところです)当面は数年ごとに塗装をしながら経過を見守るつもりですが、素足で触れる床板には適していないとのことですから(ささくれもあるのでどちらにしても危険です)必ずサンダルを履いてもらうようにします。
- Gen(@morgenrot)
- ベストアンサー率52% (186/353)
木のそる力は強いです。デッキに20cm幅の板を上からビス留めをしましたが、ビスを折って板はそってきました。1ヶ所ではなく何ヶ所もです。 デッキなどでは10cm幅の板材が使われているのは、幅が狭いのでそる量が少ないので良いのだと思います。今は10〜12cm幅の板材を使っています。 水はけをよくするには狭い幅の板の縁の方を削って少し山型にしています。
お礼
回答いただきありがとうございます。 38×89mm材ですから、厚みがあり巾も狭く反りにくいのではと思ったりもするのですが・・・ 木の力を甘く見ない方が良いとしますと、見た目を犠牲にしても反ることを前提に(水はけのことを考え)木裏を表側に向けて張るようにすべきなのかもしれませんね。
お礼
質問の意図を汲んでいただきありがとうございます。 折り合いをつけながら対処する・・・ ある意味ものづくりの面白さの真骨頂・・・ 納得です。 おそらく今はベテランの皆さんも、当初は失敗しながらもそうした経験を踏まえて今があるんでしょうね。 リンク先の解説はとてもわかりやすかったです。
補足
本日完成しました。L型の縁台でステップ2段付きです。 木表を表にするのが常識という意見もいただきましたが、結局木裏を表側にしました。ちなみに、どの程度反りが出るか確かめたくてささくれのある一枚だけ試しに木表を表にしてみました。 経験してわかることもありますね。ビスを打つ位置の問題(ずらす必要がある)、ビスの選択(コーススレッド)など・・。内部造作ではこれまでフレキ付きのビスを使ってきましたが、強度的にラッパタイプのものが良いということで初めて使いました。やわらかい杉材なので更取りしなくても面一で打てることは(何度か抜き差ししながら)確認しましたが失敗を恐れ皿加工のできる下穴錐を購入しました。しかし下穴の深さが足りず(ビスの長さ56mmの7割程度必用とのこと)下穴をあけてから更取りをしましたので二度手間でした。もう少し深くあけられるタイプのものがあるといいんですが・・。