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接点容量
制御回路で電磁接触器のコイルを開閉します。 コイル仕様はAC100V,瞬時440VA,常時40VAです。 簡単に計算して瞬時に流れる電流は440VA/100Vで4.4Aとなります。 接点定格5A(抵抗負荷:5A,誘導負荷:2.5A)というリレーを使用することに何か問題があるのでしょうか? ちなみにリレーメーカーに問い合わせたところ 「接点定格10A(抵抗負荷:10A,誘導負荷:5A)のリレーの選定となる。」と回答をもらいました。 メーカー返答としては「余裕をもった容量を推奨」ということでしょうが・・・よくわかりません。
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こんばんは。 質問者様が選定の電磁接触器を駆動する場合、接点閉時に突入電流が4.4A流れ、その後定常電流である0.4A付近で安定します。 一方、選定のリレーは接点定格(その接点に流すことができる最大電流値)は、抵抗負荷で5A、誘導負荷で2.5Aのスペックを持っています。 ちなみに、誘導負荷が抵抗負荷に比べて開閉能力が劣るのは、誘導負荷による蓄積電磁エネルギー(突入やサージ等)が大きい為で、開閉するのに抵抗負荷よりもより能力が必要な為です。 改めてご選定のリレーをみると、誘導負荷に対しては2.5Aの接点容量が推奨許容スペックとされています。 その為、瞬時であろうとも4.4Aが流れる選定の接触器の開閉には、能力不足ということになります。 各メーカーのカタログに、接点容量の能力グラフが記載されているはずですので、調べてみてください。 抵抗負荷では電圧線と電流線が直交しているのに対し、誘導負荷ではmaxスペック辺りで、欠けたような特性になっているはずです。 ですから、メーカーとしては安全・保障面を考慮し、許容電流範囲内の製品を推奨するのは、当然といえるでしょう。 では、実際にご選定の組み合わせで使えないのでしょうか? 実際、使えなくはありません。(ノンオフィシャルな話しとして、ですが。(^^;) まかりなりにも接点定格が5Aあるのですから、4.4Aが流れたとしても、許容値ぎりぎりで使えるはず、と思えますよね? しかし前述のように誘導負荷は持ち合わせるエネルギーが大きく、接点の消耗や溶着などを招きやすくなり、結果的にメーカーの示す開閉頻度に対するスペックや保証面を満足できない可能性がより大きくなる訳です。 その為、特に誘導負荷に対しては抵抗負荷よりも、より余裕のある選定をする必要があるのです。 ですから、#3様がお答えのように安全面を考慮するとメーカーが推奨するリレーを使用されたほうが、問題の起こる可能性が低く適正な選定と言えるでしょう。
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- mtld
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接点容量の規格は通常 抵抗負荷での値です 誘導負荷時の規格は載っておりません 以前必要があって調べた事があり 物に寄りましては参考に載っております この場合は抵抗負荷時の何分の一かに下がりますし寿命も短くなりますので 規格を調べた方がよろしいかと 大方は載っておりませんが 又誘導負荷と言っても突入電流等は様々で これまた規格には無かったと思います ですから規格を調べる事と メーカーに聞くしか無いと思います、大手メーカーカタログの方が詳しいですが それでも参考で規格上での保障では無かったと思います。
お礼
ご返答ありがとうございます。
- moccha
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リレーメーカーの推奨するリレーに変更されることをお勧めします。 リレーは、投入時よりも遮断時にダメージを受けます。 誘導負荷を遮断するとき、アークの発生が多く、接点融着することがあります。リレーoffの時、融着すると電磁接触器がoffできず危険です。 ご質問のリレーでは、誘導負荷の接点容量が不足しています。
お礼
ご返答ありがとうございます。 「誘導負荷の接点容量が不足」の根拠を教えていただけないでしょうか? 瞬時(突入)電流=誘導負荷電流とするのでしょうか? 「常時電流」は関係ない???
- koikoiarare
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制御回路の重要度、開閉頻度、最低耐久年数を考慮して選択すれば良いと思います。
お礼
御返答ありがとうございます。
- JUN-2
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電磁接触器のコイルは当然誘導負荷になりますね。 もちろん、ある程度余裕を持った容量のリレーの使用をお薦めします。 必要に応じて、スナバ回路も入れておいて下さい。
お礼
御返答ありがとうございます。
お礼
丁寧な御返答ありがとうございます。 御返答の通りだと思います。 メーカー側に再度問い合わせをしたのですが 誘導負荷だという理由でまたまた推奨できないと返答 がありました。 皆さんからの御意見は参考になりました。