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AM波の送受信間の距離と受信される音量の関係

まったく同じ条件のAM波を途中で中継せずに遠くの放送局と近くの放送局から送信するとき、受信側の音量を一定にした場合、近くの放送局のほうが音が大きく聞こえるのはなぜですか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • elmclose
  • ベストアンサー率31% (353/1104)
回答No.2

「音量を一定」ということは、受信した信号の増幅率が一定になることを意味するとします。すると、遠くからの信号のほうが減衰していますから、受信した信号自体が弱い(言い換えればAM変調された波の振幅が小さい)。強い信号と弱い信号とを同じ増幅率で増幅した場合、出力される音は強い信号の方が大きな音になります。つまり近くの放送局のほうが音が大きく聞こえます。 実際には、受信機の中には、信号レベルを自動調節する回路が組み込まれている場合もありますから、完全に比例しないかもしれませんが、それでもなお、放送局の距離にかなり差があれば、近くの放送局のほうが大きく聞こえることには変わりはないでしょう。 FMの場合は、周波数の変位を使って変調しますから、AMとはまた異なる現象になります。

noname#203123
質問者

お礼

ありがとうございました。 とても参考になりました。

その他の回答 (3)

回答No.4

 前の方々がおっしゃるとおり、昼間の「地上波」による伝播では近くの局が強く聴こえます。理論は#1さん、#2さん、#3さんが詳しく書いてありますので私は省略いたします。  もし、余計なことであれば申し訳ないのですが、実際問題としては理論どおりではありませんので、敢えて補足をさせていただきます。  放送局の空中線電力や空中線の性能などが全く同じで距離が異なる場合でも、実際は近いほうが大きな音、すなわち信号強度が強いとは言えません。AMラジオは中波帯の電波を使っていますから、夜間は「電離層反射」を起こして遠方まで伝播します。夜に遠くのラジオが聴こえるのはこのためです。電離層反射が起こったときの電波の進路は、地上→電離層→地上→電離層→……と、地上と上空の電離層を往復しているのです。そのため、電波が地上に降りてきた地域では強く聴こえても、電波が上空にいる地域では、それほど強くは聴こえません。よって、放送局から近くても電波が上空の地域は、遠くても電波が地上に降りてきた地域よりも弱い音しか聞こえません。  例えば、夜にお隣の県のラジオはあまり聴こえないのに、はるか遠くの韓国のラジオが聴こえた…というような経験はありませんか?この現象はまさしく電離層反射波のためなのです。

noname#203123
質問者

お礼

ありがとうございました。例外の場合の電離層反射は考えつかなかったのでとても参考になりました。

  • dasher
  • ベストアンサー率40% (2/5)
回答No.3

 アンテナから出た電波の、周波数をω、受信点までの距離をrとすれば、受信点での電波の振幅は、 1/(rω) で受信される。(放射界という理論式) ゆえに距離に反比例して、距離が2倍なら1/2、10倍なら1/10になるからです。

noname#203123
質問者

お礼

ありがとうございました。 式で証明をどうやってするのかも悩んでいたのでとても参考しなりました。

  • mmmma
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回答No.1

AM変調の場合、音の大きさは電波の出力に変換されます。つまり大きい音を送信する場合は電波が強くなります。ですから強い電波を受けると大きな音が鳴ります。 遠い局からの電波は、受信するまでの間に減衰して弱くなってしまうので、遠い局の放送は小さく聞こえます。

noname#203123
質問者

お礼

早いお返事ありがとうございました。 とても参考になりました。

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