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AM放送のメリットは
現在、マンションに住んでいます。 窓に面した部屋にいても、AM放送は聞きにくいです。 アンテナの向きを変えても、聞き取りにくい放送局は、なかなかクリアには、なりません。 その点、FM放送はクリアです。 そこで、疑問がわきました。語学関係にしろ、AMでなく、FMの方がベターではないかと。 ここの教えてで、短波の存在意義などは、見ましたが、AMもそうでなければならない理由はなんでしょうか? 私としては、野球中継や語学放送もFMでやっていただければ、うれしいのですが。
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>コンクリートの建物である当マンションは、AMはつらいですが、FMはクリアです。これは、どうしてでしょうか。 アンテナは、普通のいわゆるラジカセタイプのですが。 お住まいの場所が具体的にわかりませんので、これはあくまで私の想像にもとずく回答ですが、それぞれの放送の電波がどこから出ているかが鍵ではないかと思います。 ご質問の状況から考えて、そのFM放送の送信アンテナ塔は、質問者さんのマンションの窓から遠くに見えるどこかの山の頂上にあったりするのではないでしょうか? そしてAM放送の送信アンテナ塔のほうは、窓からは見えないどこか違う方向にあるのではないかと思えます。放送局のサイトには、大抵送信施設の場所が地図で紹介されているはずですから、一度調べてみてはいかがでしょうか。 一般的には、FM放送よりもAM放送のほうがサービスエリア(電波が届く範囲)が広いのが普通です。 たとえば、自動車で日帰りのドライブに出かける時などにカーラジオで放送を聞いているととても良くわかるのですが、都市部ではFM放送のほうがクリアに聴こえます。しかし、都市を離れるに従ってFM放送は次第に感度が低下してきます。AM放送の方はそれほど変化がありません。さらに都市を離れて山間部に入ると、FM放送は聴こえなくなってしまいますがAM放送は若干感度が低下しながらもまだまだ聴こえています。 日本全体で見た場合、AM放送とFM放送が両方とも聴ける地域というのは実はかなり限られています。農村部や山間部など、AM放送は聴けるけれどもFM放送はまったく電波が届かないという地域が面積としては圧倒的に広いのが実情なのです。もちろん、都市部は人口が集中していますから、日本人の大多数の人はFM放送を聴く事ができるのですが、一部地域の人たちが取り残されるのが問題なので、そこにAM放送の存在意義もある訳です。 放送電波が遠くまで届く順番で言えば 短波放送 > AM放送 > FM放送 という図式になります。 それに対して、きちんと受信できた場合の音質の良さを順番にすると FM放送 > AM放送 > 短波放送 という図式になります。 語学の学習にFM放送が良いのではないかというご提案は私も同感です。聞き取りにくい外国語の子音や無声音は、音質の良いFM放送で聴いてこそよくわかるものだからです。 野球中継のほうはどうなんでしょうね。場内アナウンスやスタンドのどよめきが音質の良いステレオ音声で聞こえると確かに迫力は有りますが、スポーツアナの絶叫や解説者のお話がメインだったらAM放送でもあまり違わないように思えるのですが…。
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電波法は、限りある電波とエネルギーを 有効に使用する。 放送法は、国民の福祉の増進。 いろいろあるとおもいますが。 AM放送はFM放送に比べ帯域幅が狭い。 AM局はFM局に比べ大電力。 中波帯はあまり逼迫している電波ではない。 放送局免許の与え方。(新聞社が多い) あと私が考えたのは、大災害と戦争の時 はAM局の方が有利だと思いました。
お礼
ありがとうございます。 軽い疑問が、放送法や電波法にまで、触れることになるのですね。 大災害と戦争ですか・・いわゆる非常用ですね。 日常用に、野球や語学用にFMだといいな、です。
書き忘れました。 電波は残り少ない資源なのです。国家が周波数毎の使用割り当てを決め、違反すると犯罪として罰せられます。 地上波デジタル放送はUHF電波(VHFの数十倍の高周波数、一部の低い帯域がUHFアナログテレビ放送として地方TV局で使われています。)の高い方の周波数を使い、地上波デジタルに完全移行すると、VHF帯全部ととUHF帯(低い方)の一部が空いて、そこで便利な機械(もっと高速な無線LANとかもっと多量の情報を送受信できる携帯電話とか)に使えるとのことです。
AM放送の利点はAM電波の利点そのものです。 ・受信機が単純(鉱石ラジオやダイオード検波ラジオのように電池不要のもあります。学研の電子ブロックでも出来ます。) ・電波が遠くまで届く(FMの数倍、夜はさらに遠くまで届きます。) あとは忘れました。(もっと詳しい方の説明を待ちましょう。) AM電波はAM放送以外には使いづらいので、今後もずっとAM放送は続くと思います。 FM電波の方が近距離電波としては使いやすいので、(ワイヤレスマイクとか)今後新しいFM電波を使う機械のためにFM放送を廃止することも十分考えられます。 実際、なぜ地上波アナログTV放送をやめて、地上波デジタルTV放送にするかというと、使いやすいVHF電波(テレビの1~12ch、FM電波はテレビでは0.7~0.9チャンネルくらいに相当)をテレビではなく他の通信に使うためということです。
お礼
お答えいただき、ありがとうございます。 つまり、AMは手軽に、使えるということですね。 電波事情は、いろいろあるんだなぁと思いました。 しかし、現時点においてリスナーである私は、ノイズが気になるAMより、FMで放送してくれた方がいいなという感想です。この教えてで、AMをよりよく聞くための方法を見ましたが、コンクリートの建物ではなかなかすっきりいかないような感じでした。それで、この疑問を思ったわけです。
FMは短波ですから、直進性が強い反面障害物に弱い。 また同じ周波数で混信すると、弱い電波はかき消されてしまうから、放送局を多く作れないなどデメリットがあるのではないでしょうか。 それに対して、AMは中波ですから、障害物にも強く、混信してもノイズ交じりでも聞えますから、語学放送などではメリットが多いと思いますよ。
お礼
早速お答えいただきありがとうございます。 確かに、ノイズ交じりでも聞けますが、放送局によっては、かなり聞きづらいのも確かです。 FMは、障害物に弱いそうですが、コンクリートの建物である当マンションは、AMはつらいですが、FMはクリアです。これは、どうしてでしょうか。 アンテナは、普通のいわゆるラジカセタイプのですが。
お礼
ありがとうございます。 非常にわかりやすかったです。 自分の受信環境だけで、FMがいいというのは、狭い考えでしたね。