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産業用モータの周波数(50Hzと60Hz)
- 産業用モータの周波数についてご相談です。関東での生産拠点の供給電源は50Hzですが、60Hzエリアの受注が増加しており、試運転時に60Hzの電源を供給したいです。どのような方法があるか教えてください。
- 弊社の製品である電動機は三相200Vで、渦巻きポンプの出力は2.2kW~5.5kW、ギヤードモータの出力は0.2kW~0.75kWです。特に60Hz用の渦巻きポンプを50Hzで稼働すると吐出量が変わってしまい、困っています。
- お手数ですが、解決策やアドバイスをいただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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回転速度や吐出量などの試験結果を重要視して正確な値を取得 したい場合は「電動発電機」を購入することをお勧めします。 「電動発電機」を使用しますと60Hz地区の電力会社の電源で 運転した場合と同一の試験結果が得られます。 この「電動発電機」では50Hzの電源で電動機を回転し、この 電動機の軸に60Hzの電源を発電する発電機を取り付け回転し ます。 なお、この発電機の出力波形は正確な正弦波となる機種を選択 する必要があります。 また、試験運転する電動機の容量(kW)に十分な出力容量(kVA) の電動発電機を選定します。 ついでながら、この試験結果を顧客に「試験成績書」と提出 できると考えられます。 さらに、詳しいことは電動発電機の専門メーカーに相談して 決定することをお勧めします。 電動発電機の専門メーカーについては下のURLをクリックして 参考にしてください。 「周波数変換装置・電動発電機/八幡電機精工」 http://yawata.co.jp/publics/index/29/ なお、60Hzで運転できるが回転速度や吐出量などが多少異なって も良い場合は「産業用インバータ」が適用できます。 「産業用インバータ」の出力波形は「疑似正弦波」と称して50Hz (または60Hz)の交流電源をダイオードで一旦直流に変換し、更に この直流電圧をパワートランジスタにより高速にスイッチングして 電動機に加えます。 高速にスイッチングした波形は電動機に60Hz(または50Hz)で 運転しても問題がない波形になっていますが「疑似正弦波」である ので、電力会社の電源の正弦波波形と比べますと回転速度が多少 異なります。 また、その結果の吐出量や運転電流の大きさなども微妙に異なり ますので、自社工場で60Hzの電源で運転が確認できれば良いと 言うことであれば適用できます。 「産業用インバータ」の例については、下のURLをクリックして 参考にしてください。 「FRENIC-Mini/富士電機」 https://www.fujielectric.co.jp/products/drive_ctrl_equipment/inverter/product_series/frenic-mini.html 「FRENIC-Ace/富士電機」 https://www.fujielectric.co.jp/products/drive_ctrl_equipment/inverter/product_series/frenic-ace.html
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- iijijii
- ベストアンサー率55% (609/1095)
試作用って所をを読み落としてました。 数が少ないなら5.5kWインバータは探せば結構買えます。 試作するなら設備としてインバータを購入することをお勧めします。 怪しげなところも多いのでURLは載せられませんが…
- iijijii
- ベストアンサー率55% (609/1095)
インバーターと言いたいところですが、5.5kWクラスはいまだに供給が安定してないんですよね。 図はマグネットポンプですが図のエア抜き配管のような物を設けて、一部を戻してあげるのはいかがでしょう? https://www.iwakipumps.jp/blog/naruhodo/10/ 0.75kw以下のギヤードモータならインバーター一択だと思います。
- sknbsknb2
- ベストアンサー率38% (1158/3037)
ACモータなら50Hzと60Hzを出荷時に切り替えられるように設計すべきだと思います。(ユーザが切り替える必要性はなさそうなので) 根本的な解決策としては、DCモータにするという方法がありますが、きっとコストが上がるのですよね。
お礼
お世話になっております。 詳細のご説明有難うございます。 インバーターでは試したみたのですが、十分な結果が得られずの質問でした。 必要としていた内容が余すことなく記載されており非常に助かりました。 重ね重ね有難うございました。