間引きと知的障害者
間引きと知的障害者
野菜を育てていて思うのですが
野菜以外の草(雑草と呼称)は引きぬく
虫(害虫と呼称)は捕殺
発芽しても成長の良いのだけを残して後は廃棄(間引き)
古くなってきたら実がついていても株を抜いて廃棄
といった、極めて効率的な方法論を
神のような振る舞いで実施するのが当然なのに
人間社会では少なくとも表向きは
黒人、アジア人、白人ほか、みんな平等に生きる権利がある
知的障害者も保護しなくてはいけない
成長の悪い子供も同じように大切に育て
お年寄りを大切に
といったことが倫理的に全肯定されています。
私はこの適用の違いを人情と「自分がされたらやだから」
以外の理由で説明することが出来ません。
なんの偏見も入れ知恵も無い子どもたちにしてみたら
*虫くらいの意識しかない知的障害者を何故助けなくてはいけないの?
*せっかく種から芽を出して頑張って育とうとしているのに芽を引き抜くのはかわいそう
と素直に考え、質問をしてきます。
「人間は人間に優しくするべきは当然のこと」と答えることは
「人間以外のものは人間の都合の良いように手を下して良い」とニア・イコールですし、
先の野菜の育て方はまさにその実践です。
これをそのまま価値観として教えて良いのでしょうか?
お知恵をお貸し下さい。