「選釈」という言葉について
「選釈」という言葉のついた表題の本があります。たとえば「詩篇選釈」。この場合、旧約聖書の詩篇150篇の中から「選」んで解「釈」したという意味と想像できますが、中味は読んでいないのでわかりません。その他、古い日本文学の本の題に「選釈」または「撰釈」という言葉のついたものが見られます。しかし国語辞典とか広辞苑には出ていないのです。造語なのでしょうが、けっこう古くから本の題に使われているようなのに辞典に出ていないというのはどうしてでしょうか?どうしてこの言葉は辞典に無いのでしょうか?そして、この言葉が本の題になっている場合、その意味は上記のように編集された多くの言葉の中から著者が選んで解釈したものということでよいのでしょうか?できれば文学専門のかたに答えて頂きたいのです。