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人間には三つの死があると言ってたけどどういうことで
人間には三つの死があると言ってたけどどういうことですかよろしくお願いしますm(_ _)m
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一つめは心臓が止まった時、これは「物理的な死」であり、「(人間以外とも)共通の死」とも言えるかもしれません。自我や社会的関係が目に見えず、物理的実体もないのに対して「生物としての死」だけはどこまでも物質的です。 二つめは、「社会的な死」です。人間は社会性生物であると言われており、犬やハチの仲間もまた同様に高度な社会性を持っていますが、やはり人間のそれには及びません。SNSを使いこなし、noteで私見を発表するのは今のところ犬やハチ諸君には荷が重いでしょう。それが常に素晴らしいことかは別として。 知性を発達させ、文明や国家を築いた人間だからこそ生まれる社会的関係からの欠落。それが「社会的な死」です。 三つ目は「自我の死」! これはまさに、「私自身が死ぬ」ということについてです。生物としての死との違いは、「生物としての死」が肉体の死ならば、「自我の死」は心が死ぬこと、といったところでしょうか。 例えば「あなたの肉体は永久不滅になるけれど、あなたの精神は消え去って、意思のないゾンビになるよ」と言われたら、「そんなの死んだのと同じだ!」と思う人は大勢いるでしょう。これが「自我の死」。心が壊れて廃人になる、というのもまた「自我の死」の一種でしょう。