以下のとおりお答えします。
「いつも勉強を頑張っているあなたへ」ですか。受験生は、こういう見出しや励ましの言葉は見飽きていることでしょう。ということは、月並みの内容では読んでもくれないおそれがあるかも知れませんね。なので、この際私は幾分風変わりな文言や内容をお勧めします。例えば、こんなのはいかがでしょう。
勉強に疲れたら、気分転換のために息抜きをしましょう。例えば、「笑い話を読んで笑う、大声で歌を歌う、詩を読んで詩情に酔う、勉強の科目や作業内容を変える」なんてのはいかがですか。
1.笑い話を読んで笑おう:
①昔々、おじいちゃんは山へ柴(しば)刈りに、おばあちゃんは川へ洗濯に行った。おばあちゃんが川の岸辺に腰を下ろそうとしゃがんだ途端にブリっと放屁した。それでおじいちゃんは、柴を刈らずにくさかった。
②老夫婦がそろって喜寿(70歳)を迎えた。神が1つずつ希望を叶えてやると言った。妻は旅行に行きたいと言ったので、世界周遊券を与えられた。夫は、20歳若い妻が欲しいと言ったので、あっと言う間に自分が90歳になった。
2.大声で歌を歌おう:
🎵いつのことだか 思い出してごらん あんなこと、こんなこと あったでしょ…♪もうすぐみんなはい~ちねんせい🎵
いい歌ですね。You Tubeで「思い出のアルバム」と検索すれば出てきます。芹洋子やフォレストの皆さんが素晴らしい歌声を聞かせてくれます。一緒に歌いましょう。そうすれば、♪もうすぐキミは(大学)い~ちねんせい🎵になること間違いなし!です。
3.詩を読んで詩情に酔おう:上田敏の『海潮音』には素晴らしい訳詩があります。有名な「山のあなた」(カアル・ブッセ『詩集』訳)です。
山のあなたの空遠く
幸(さいわい)住むと人のいふ、
ああ、われひとと尋(と)めゆきて、
涙さしぐみ、へりきぬ。
山のあなたのなほ遠く
幸住むと人のいふ
誰にでも、多かれ少なかれ、「遠くへ行きたい、山の向こうにはきっと自分の知らない世界がある…」などと夢想した経験があるのではないでしょうか。だからこういう詩に共感や郷愁の念を抱くのだと思います。
4.勉強の科目や作業内容を変えよう:「勉強疲れの息抜きのために勉強する?」「そんあことあり得る?」― はい、あるのです。どうということはありません。科目や作業内容を変えればいいのです。例えば、数学の問題を解いていて飽きたら、国語の文章の朗読の変える、英単語の短冊作成の変える、理科の定理や社会科の説明を要約しながらノートに書き写す…などなど。
このように、ちょっと科目などを変えてみるだけで、結構新しい気分になれるものですよ。〔なお、ノートに書き写すときは、「自分語」で書きましょう。つまり、意味を考えながら、教材の説明などとは異なる語・語順・文を用いて、なるべく簡潔にして(つまり、自分の表現で)書くようにしましょう。そうすれば、一発で覚えられます。〕