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過疎地域を盛り上げよう!
ちょくちょく「過疎地域を盛り上げよう!」という取り組みが見られますが、何故盛り上げなければならないのでしょうか? 過疎になるには産業がない、交通が不便などいろいろ理由があるわけですが、そういうのを金をかけて解決するほどの理由があるんでしょうか。 過疎地域に住む人は「故郷を離れたくない」「都会が怖い」などセンチメンタルな理由でしかないと思います。 数人のセンチメンタルのために電気や道路を整備したり役所や商品販売網を用意したりとコストをかける理由があるのでしょうか。 何か一定水準を下回ったらスパッと閉鎖してしまったほうが、行政的にも公共インフラ的にも楽になるんじゃないでしょうか。
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- staratras
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すべての過疎地域を盛り上げようとしているわけではなく、また日本にそのような余力はありません。ただ逆にすべての過疎地域をこのままに放置しておいてよい、ということにもなりません。過疎があるということは過密もあるということであり、過度の一極集中は日本全体のレベルでも、47都道府県のレベルでも望ましくないからです。 過疎地域というと、テレビの人気番組に登場する「秘境の一軒家」のイメージが強いかも知れませんが、あれは極端な事例です。過疎地域持続的発展支援特別措置法(過疎法)に基づいて、全域または一部が「過疎地域」に指定された市町村はことし(2022年)ついに全国の市町村の半数を超えました。すべての集落を維持することは現実には無理であり、居住地の集約化は進行するでしょうが、さりとて全国の市町村の半数以上を荒廃するがままにしておくこともできないでしょう。 少子高齢化が進行して人口が減り続けている日本は、いくさで言えば「撤退戦」を余儀なくされています。道路や橋、公共施設などのインフラストラクチャーの老朽化が進む一方で、その全部を維持していく力がなくなりつつあるということであり、これは過疎地域だけでなく都市部でも同様です。何が維持できて何が維持できないか、逆に言えば最後まで何を残すかという難しい選択を自治体も住民も迫られています。
お礼
そのとおりで、全部を維持する力が無くなりつつあるのですから、スパッと閉鎖したほうがいいのではないかと思うのです。