- ベストアンサー
格差社会 教育と地域
格差社会って実在すると思いますか? 私は田舎から東京に出てきて3年ほど経ちましたが、地域格差、教育格差を非常に痛感しています。 私の田舎は高校卒業後働く人が多く(それが当たり前という風習がいまだに多い)、 大学進学率は30%台前半と全国的にみても低いです。(ちなみに東京は50%超) 家庭の経済力の事情で進学を断念した人、また、進学する場合でも、 少しでも家庭の負担を減らそうと短大や専門学校など2年で卒業できる課程へ進む人が大半です。そして私もそうでした。 今、東京で働いていて感じるのは、田舎の人は視野がせまくなりがちということです。 (家庭・会社(学校)・地域が生活の全てで日々の生活にいっぱいいっぱいの場合が多かったりします。) そしてその原因は明らかです。 ・ネット環境など情報収集のインフラが十分整備されていない。 ・就職するにしても業種・職種の選択肢が少ない。(ブルーカラーが多い) ・大学進学率が低いので知識に欠ける。 ・上記の環境から若者が希望を持ちにくい。 もちろん田舎には田舎の良さがあります。そして視野がせまい=自分の周りの生活が全てというのが悪いことだとは思いません。 ただ、子供たちの視野を広げる可能性が都会に比べて少ないと感じるのです。 田舎は貧乏→子供は大学にいけない→就職するが学歴なしのため待遇が悪い→貧乏 この連鎖を少しでも改善できないのでしょうか。 私自身、高校生時代は「大学なんて親の金で遊ぶようなもの」と言い聞かせ進学は諦めました。 それが田舎の子供が自分たちの親を想う心なのです。 でも高校卒業したところでやりたいことなど見えてこなく、仕事を転々としながら世の中のことなど深く考えずずっと生活してきました。 でも東京に出て、経済や政治のしくみに仕事を通して触れ20代半ばになって、社会とそれが抱える諸問題にとても興味が出てきました。 今更ながら大学に行きたいと思うようになりお金を貯めている最中です。 一方で、「都会で育った子は教育やインフラが整っているから小さいうちから視野や可能性が田舎に比べて広がりやすいんだろうな」と思います。 私は、生まれた土地や親の財力によってその子供たちの可能性に大きな差が出てくるのをどうにかしたいです。 せめて田舎の貧乏な子にも学ぶ機会をちゃんと与えてあげたい。そう思うのです。 私はまだまだ若輩者ですので理想論ばかりになっているかもしれません。 賛成・反対意見、問題の解決案など、皆様の意見お聞かせください。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
そのためには、そういう田舎の親たちを再度教育しなおさないといけません。 教育は大事で、出来るならばちゃんと大学に行かせたほうが良いということを理解させる必要があります。 そうしてそういう人たちが大学に行きたい思うようになってから、お金がない人が行けるようなさまざまな仕組みを作っていくことが大事でしょう。 または、高校卒業して大学に行くのだけが当たり前でなく、社会人になってから大学に行くことも当たり前である。という社会に変えるかです。 このような社会になれば高卒や親が金がないためにすぐには大学にいけなくても自分でお金を貯めて大学に行く人が増えるでしょう。 まさにいまmari-surfさんがしようとしていることですよね。 >私は、生まれた土地や親の財力によってその子供たちの可能性に大きな差が出てくるのをどうにかしたいです。 これはどうしようもないことです。 都会に生まれたって貧乏な家庭の人間もいます。 地方でも裕福な家庭もあります。 親が教育熱心か教育に興味がないのか。 親が躾をしっかり出来る人か自分自身躾など知らない人か。・・・ 大きな差をなくすためには親が子供を育てるのでなく国が子供を育てるようにならないと無理です。 大事なのは本人が大人になってからでも勉強する気になれるか。 別に学校の勉強でなくても問題ないです。 その人がやる気になれば、中卒だって自分で起業して社長になることが出来ます。 私の友人の中にはそういう人が実際にいます。 mari-surfさんも今そう思っているのですよね。 だから、後者のような社会人を経験してからも大学に行くのがおかしくない社会になっていくことが大事だと思いますよ。
その他の回答 (6)
- 10ken16
- ベストアンサー率27% (475/1721)
田舎か都市かや、親が裕福かどうかよりも、 親の学歴や価値観が大きな影響があると思います。 親の学歴が高いと、勉強が大事だという認識が強くなります。 家庭内の会話や話題も、普段読む本、見る番組もより知的な内容になります。 そういった家庭で育った子どもは、 やはり勉強をより生活に密着したものとして捉えます。 無論、先立つものが無ければ教育への投資は難しいですが、 生活を切りつめてもという意識が働くかどうかは、親の価値観によります。 卑近な例になりますが、私の母の両親は、満州で全てを失って 命からがら引き上げてきました。 そのときに、財産というものは、そのときの情勢でどうなるか分からない、 何があっても裏切らないのは、身についた教育だと痛感し、 貧しいながらも子ども3人を大学に送りました。 私の妻の実家もまた、決して裕福ではなかったながらも皆大学を出ています。 そういった、何かを犠牲にしても子どもに教育を残すという覚悟の有無が 子どもの教育機会に直結するように思います。 ただ、日本はもっと奨学制度を充実させるべきでしょう。 人的資源によってのみ、日本の将来が拓かれるのですが、 学費が払えないばかりに、高校すら断念せざるを得ない少年もいます。 定額給付金をばらまくぐらいなら、日本の未来に投資するべきかと思うのですが… 政治の貧困、ここにきわまれり。
お礼
ご回答ありがとうございます。 親の学歴や価値観にはやはり地域差がありますよね。 田舎は教育を受けさせるより働き手を欲する家庭がたくさんあるでしょう。 平均年収が東京と最下位の県とじゃ250万以上もあるんです。 教育を受けさせたくても学費が払えない・・・そんな家庭の救済策をもっと充実させる必要がありますね。 本当に、国はもっと上手にお金を使ってほしいです。
- dimage_xt
- ベストアンサー率44% (8/18)
こんにちは。教育業界に従事していた者です。 私は「家庭や在住地域の経済格差が子供の学力に多大な影響を及ぼす」 という考え方に、完全には賛同できません。 確かに相関関係はあるのでしょう。 しかし、それが「原因」と「結果」であるとばかりは言えないのではないでしょうか。 まず、データの読み方の問題です。 (あくまで「総じて」ですが)、経済力がある方は、元々優れた学力を発揮して優良企業に入社されたり、 立派な業績を上げたりした方である確率が相対的に高いのではないかと推測されます。 となれば、「遺伝的に」そのお子さんも学力優秀である確率は増すのではないでしょうか。 少々辛辣な表現になってしまい恐縮ですが、端的にいえば、 「高収入→優良な環境→子供が優秀」ばかりではなく、 「高収入を得ることができている様な学力優秀な親→遺伝→子供も優秀」 ということが統計的に反映された結果かも知れない、ということです。 2番目に、学力・進学に対する意識の差です。 私は職業柄、様々な土地で教育に携わりましたが、受験や進学に関しての 人々の意識に大きな差を感じました。 例えば高校受験において、都心部では、何十何百とある通学圏内の高校から 志望校を選ぶため、各ご家庭は非常によく研究し熟考されています。 大学進学率・付属大学吸収率・傾斜配点受験・大学受験工程・採用教員 etc。 こうした家庭の需要に応えるべく、中学校側でも一年生時から受験を強く 意識し、進路指導や志望校判定付きの学力テスト、補習授業、資格取得受験などを 実施してゆきます。 その一方では、「私立校は低学力者(「バカ」と仰る方が多いです)のゆく所。公立に行くのが当たり前」 といった認識が主流の土地柄で、偏差値10区切りでしか存在しない通学圏の 数校の公立校から、お子さんに合った学力の一校を機械的に選んで終わり、 というご家庭も存在します。 失礼ながら後者は、「地方」「ご両親が学力的に振るわないご家庭」に 比較的多く見受けられます。 誤解なさらないで下さい。卑下しているのではありません。 「センター試験という名前も思い出せない父親」 「偏差値45の高校を進学校だと信じて疑わない保護者」 「週50時間以上のアルバイトをしてお小遣いを稼ぎつつ、 大学進学を希望している高校3年生(勉強は…)」 …進学に対する意識があまりに乏しい方も本当に多いのです。 結論として、 (1)経済弱者のご家庭の子供の成績が振るわない傾向は、「経済弱者だから」が原因であるとは言い切れない。 (2)子どもにとって不平等という点ではむしろ、インフラの地域差や各家庭の 勉学への意識の差の方により問題があり、今後改善してゆくべき課題。 …ということでしょうか。 言い換えれば、貧困家庭であることで必ずしもそのお宅のお子さんの 学力を悲観しなくともよい、と。 ちなみに、私の家は母子家庭で裕福とは言えなかった為、アルバイトを して学費等を工面しながら大学を卒業しました。 ご参考までに。
お礼
ご回答ありがとうございます。 所得の差はあくまでも一因で他にもおっしゃるようにいろいろ問題はありますね。 東京の受験戦争は地方ではまずありえないので恐ろしさすら感じます。 ま、少子化で緩和されつつあるようですが。 そうですね、親の意識はとても大事ですよね。 学ぶことがなぜ大切かということを教えられる親ははたしてどのくらいいるんでしょうね・・・。
- Summaron
- ベストアンサー率27% (40/143)
田舎だけではなく、同じ東京の中でも「格差」は存在しています。またインフラも思っているほど整備されていない地区も多いと思います。インフラはそれほど「格差」に影響を与えていないのではないでしょうか。格差は基本的には保護者の所得によって生じています。このことは何も今の話ではありません。70、80年代ごろでもありました。もちろん絶対数は地方に比べると少ないかもしれませんが。これからはもっと東京でも「格差」が広がってくるでしょう。学びたいのに学ぶ機会を奪われる子どもたちが増えてくるでしょう。しかし、それを食い止める良策は今の社会ではないように思います。できることは個人レベルのこと、たとえば、大学に行きたいと思ったら、とにかく個人で学費を作り出し大学に行く。そして自分の子どものために一生懸命にお金を貯め、子どもの教育費にあてる。そしてこのことをさらに自分の子どもにもさせるように教育していく。こんなことをしていくしかないのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 進学率は年々上がってるんですよね。ただ、その「差」が広がっております・・・。 非正規社員が3割強+昨今の失業の嵐、東京でも格差が広がるというご意見はごもっともですね。民主主義なんだから国民が知識を養うのは当然のはず。しかし格差が広がっている今、それを個人任せにしてしまうのには多少疑問を感じます。頑張る人は頑張るでしょうけど、それがまた格差を生む気がします。
- potachie
- ベストアンサー率31% (1065/3387)
地域による平均収入の差を調べてみてください。 地域別の大学進学率と、私の知っている限り、最も相関が高いと思います。 インフラがどうとか以前に、家庭環境での余裕がないというのが実態じゃないでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 所得の都道府県別平均調べてみました。 こんなに差があるのか!とショックを受けております。 相関は高そうですね・・・。
- hohokoko23
- ベストアンサー率20% (30/145)
最近はネットの普及によってだいぶインフラ格差は縮まってきています。 田舎の子でもネットをつかって高度な教育を受けられるようになりました。 田舎は家業を継ぐ人が多いので進学率が低いというデータもあります。 まぁ勿論親の収入の格差もあるとは思いますが・・ 要は本当に大学進学を必要としているひとは親が貧乏でも自力で大学 に行くんですよ。現に私自信がそうです。社会人を4年やって学費を貯めて大学に行きました。高校くらいまではなるべく平等な環境を用意してあげるべきだと思いますが大学に関しては必要ないと考えます。
お礼
ネット環境が無い家庭は私の田舎にはまだ結構あります。 大学行きたかったら自分で稼いで行けばいいというのはごもっともですね。 でもそれを推奨するなら、奨学金制度を充実させたり、正規・非正規の賃金格差、学歴重視社会、高校までの教育内容等、見直す点は多々あるでしょうね。
補足
ご回答どうもありがとうございます。
- sango555
- ベストアンサー率4% (2/43)
田舎に行くほど、親思いの場合がありますね。 現状では、役人が、東京一極集中を目指してます。 だから、何でも、東京に集まるようにしてます。 いい例が、予算を東京から分配する方法です。 それを何とかしないとだめでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 その場合、東京に何かあったら終わりですね。 まあ災害対策等リスク管理はしてると思いますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一回社会人やってから大学生コースに進む人は、日本じゃまだまだ少ないでしょうね。 でも就職に有利だからという理由で進学する高卒よりも、ずっと有意義に勉強できそうでもありますよね。 田舎の親の意識改革は一筋縄ではいかないとは思いますが、とても大事なことだと思います。 国が子供を育てる・・・そんな社会になってほしい!!