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美術の授業について
美術の苦手な夫と私の間に出来た2人の子どもも苦手で、中学の内申が取れなくて悩んでいる母です。 最近、気がついたのですが 遠近の描き方、影の塗り方、色の使い方 などなど授業で教えてもらった記憶がないのですが・・・・(私が忘れているだけ?) 中学生の子供も習ってないといいます。(習った記憶がないようです) なのに上手く製作した生徒に5の評定が付くのはおかしのでは? 苦手な生徒にも英語や数学のように技術を教えてもらう授業はできないのでしょうか?
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私は美術系の高校に通う者です。 この質問を読んで、「そういえばそうだなぁ……」と感じました。 なので少し考えてみました。 私の個人的な経験ですが、中学時代に遠近法については授業で習った記憶があります。ただ、本当に少しふれた程度なので、ほとんどの人は忘れているように思います。 遠近法はしっかりやると難しいので、ふれる程度にとどめておくのではないでしょうか。感覚として理解している生徒はいいにしても、初めて知った、なんて人が難しく考えてしまうと、絵自体を描けなくなってしまうような気がします。 どのように描いたら遠くにあるように見えるか、影はどうつけたらいいのか、色はどう塗ったらいいのか。 先生に聞けばアドバイスはくれますが、私も授業で教わった記憶はないですね。 ただ、思うのですが、絵を描く事に関しての定石なんてないのではないのでしょうか。 工具や包丁はきちんとした使い方をしないと怪我をして危険ですし、音符や笛も読み方吹き方が分からなければ話になりません。 小学校や中学の音楽は、芸術性ではなく技術的なものが大きいと思いますし。 ただ美術は、筆があっても別に筆を使わなくてかまわないものじゃないですか? 筆の柄で描いても、手で描いても、いけないってことはないと思います。たとえば音楽のリコーダーでは、方法を無視すると何も出来ませんよね。そこが違いではないでしょうか。 塗り方も、こうしなければいけないとか、こうすればよく見えるというのはないと思います。 正直な所、普通の中学の美術の時間で、教師から生徒に教えられる事というのはないのではないでしょうか。美術を専門的に教える授業でない限り、美術の教師の仕事は「美術に対して興味を持たせ、理解を深めさせる」という事な気がします。「上手く描く技術を教える」ことではないと私は思うのですが。 美術に関しては数式や文法のように決まったものがないですし、危険な事が少ないので使い方も教えないのでしょう。(決まった使い方というのもないと思います) 包丁も危険ではなかったら、持ち方や切り方を丁寧に教えたりはしないと思いますよ。 教育の方針としても、確かではないですか「創造性豊かな子供を育てる」などであって「美術の上手い子供を育てる」ではないはずだと思います。 他の教科でもそうですが、どうしたら上手く描けるようになるんだろう、どうやったら上手く作れるだろう、と考える過程が大切なような気がします。最初から技術を教えてしまっては、そうした試行錯誤がなされなくなってしまうのではないでしょうか。 ただ、上手にできるようになると楽しくなって、美術を好きになる、ということはあるかも知れませんね。逆もまた然り、で……。 でもやはり一般的な技術を教えてしまうと、それまで自分なりに描いてきた人達もそれに習い、画一的になって個性がなくなってしまう危険性もあるような気もします。 もとから上手い人がよい成績をもらうのは仕方のない事だと思います。身体能力の高い人が体育でよい成績を取るのは当たり前ですし。 美術を得意な生徒もほとんどは専門的に習った事はないはずです。元々の向き、不向きを考えなければ、苦手な生徒も得意な生徒も対等な立場にいるはずです。 美術が得意な生徒はたいてい美術が好きでしょうし、おのずと授業にも熱心だと思います。作品も丁寧に作るはずです。結果できた作品が上手くなかったとしても、作品制作に対する意欲という点でいい評価をもらっていると思います。 そういった点でも対等ですよね。実際、芸術としての観点で点をつけると、確実に教師によって偏りがでますし、もとからそんなことはナンセンスです。手をかけているか、丁寧にやっているか、というところで成績をつけるものが多いと思います。丁寧にやったものは、いい作品のことが多いですしね。 絵などを描く上で、大切な事は見る事と考える事だと思います。ただの草むらとして認識するか、様々な表情を持った植物がたくさんあるのだと認識するのか。ただの緑としてみるのか、そのなかに他の色を見るのか。どんな構造になっているのか、どうしたらそれらしく見えるようにかけるのか……。 観察してそれをもとによく考えるというのは、美術以外のことに関してもとても重要だと思います。そうした力をつけるためだと思って、技術の前にまずよく考えてみる、というのはどうでしょうか。技術を知っていても応用する力がなければ、意味がないはずです。 なんだか無駄に長く私見を書き連ねてしまった気がします。見当違いでしたら申し訳ありません。
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- musikayo
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確かに…私も遠近法は数学(図形)の時間に習ったし、色の3原色は言えないし… 母は美術部だったのでいつも横から怒られながら描いていた記憶があります。 基本的なデッサンの仕方も習っていなかったため、美術の歴史や観る方は好きなのですが、描けないんです。 >なのに上手く製作した生徒に5の評定が付くのはお>かしのでは? これは、(美大の人すみません)芸術全般に言えますが、先生の趣味です。 美術・音楽・書道に共通して言えますが、観る先生の感性によります。 音楽ならば音を外したとかいうミスかな?と思い当たるフシもあったりするのですが… 私が中学の時に、万華鏡を作ったのですが、時間(約1ヶ月)をとても有効に使い、我ながらあらゆる技術を駆使して作った!と思った作品が5(10段階評価)でした。 そして、友人は提出日に画用紙を貼り修正液でちょこっと絵を描いて提出(いわゆるシンプルイズベスト)…それが優秀作品として展示されていました(多分8,9以上の評価だったと思います) つまり、先生は制作段階は評価してくれなかったということです。(それ以来美術は大嫌いになってしまいました) 毎年担当の先生が違ったのですが、同じような作風で作っても、A先生の時は5で、B先生の時は8でした。 とりあえず、今度作品を作るときは、片っ端から先生に聞くことが一番だと思います。 それ、習ったんじゃないのか!?と言われるかもしれませんが、「でも、実際やってみると上手くできないんです!!」と言ってスッポンのように聞きまくりましょう。 理不尽かもしれませんが、とりあえず先生の好みに合わせる!というのが… (美大でも、作風が学校の求めているものと違う場合は落とされます。そういう風潮なんでしょうね…) 参考になれば幸いです
お礼
ウウ~! ホントにそうですよね! 私の時の内申は昔過ぎて忘れましたが、子供の内申をみてみると先生によって評価が違います。 今まで回答をいただいた方が先生になってもらえると美術が好きになると思います。 内申を取るためには、 他の教科と同じで しつこいぐらい「先生に聞きまくる」 と いうことですね。 有り難うございました。
- MandS
- ベストアンサー率0% (0/2)
私の親も(特に父親)絵はかなり苦手ですが私は今美大を目指して浪人中ですよ。 そもそも絵の評価ってなにをもってよしとするかとても難しい判断だと思います!ましてや学校の美術の先生一人が決める評価なんて・・・あてにならない気がします。それだけでうちの子は美術できない子だなんてきめつけないでほしいですねー。 中学では本格的な描き方などは教えていなかったと記憶しています。そんなに真剣な先生も少ないし。態度で評価されるのが大きいと思います。 美術の世界においてはタブーってないと私は思っています。やってはいけないことなんてない。興味を持ったり面白いと思ったことを素直に、夢中になって描くということが大事なのではないでしょうか。 そうやってできたものは多少形が悪くたって汚かったって魅力的に見えるはず!苦手意識は持たないで下さい! (お母さんもアカデミックなことは気にせず) 楽しく好きなだけ描くという気持ちで授業に取り組んでいれば先生の評価も自然に上がると思います。本来美術ってそういうものだと思うんで。
お礼
お返事有り難うございます。 皆さんから解答をいただいてわかったことがあります。 苦手 = 皆に下手と思われたくない =これ以上、下手と思われたくないので最低限の表現でやめよう! 好きな事のためには不恰好でも頑張れるのに。 と、言うところでしょうか? 鑑賞の楽しみが少しわかってきたのでこちらの方で美術を楽しみたいと思います。
- monnkiti
- ベストアンサー率18% (54/285)
足りないものがわかっているのなら、技術書など読み、それを憶えればいいのでは?たくさん売っていますよ。 あと、美術は技術レベルを評価するだけではないような感じをうけます。(美術教師の友人曰く) 「つまんねーなー。こんなこと将来なんの役にもたたねーよー」的な授業態度だと評価も低いでしょう。(※お子さまがそのような態度だとは思いませんが) 下手でも、質問したり興味を持ったり積極的な姿勢も大切に思います。 あと、 遠近の描き方、影の塗り方、色の使い方 などなど授業で教えてもらった記憶がないのですが・・・・(私が忘れているだけ?) などは私も教えてもらった記憶はありません。そういうのは自分で応用して行くものではないでしょうか。 興味を持ち、執拗な観察眼を持って対象と取り組めば、面白い絵が描けるのではないでしょうか。
お礼
お返事有り難うございます。 私も美術は技術レベルを評価するだけではないと思います。 ただ、「さあ、描きましょう。」ではなく、入り口のところで、表現の表し方をおしえてもらえたらなぁと思います。 小さい時から勝手に下手だと思っているので、苦手意識があり、調べる意識まで頭が回りませんでした。 ただ、疑問なのは、 体育は逆上がりの鉄棒の持ち方、前まわりの仕方。。。 家庭科は包丁の持ち方、針の持ち方、のこぎりの使い方。。。 音楽は音符の読み方、笛の吹き方。。。 など教えてもらえるのに なぜ、「さあ、色を塗りましょう」だけなのかが、疑問なんです。 (彫刻刀の使い方、版画の彫り方すり方は教えてもらった記憶ありますが。。。)
- whitepepper
- ベストアンサー率27% (683/2442)
体育と美術は似ています。教えてもらったことだけを頼りに成績を上げることができないからです。 体育では、体が大きく、運動神経の鋭い生徒が良い成績を上げます。美術も同様です。センスの良い器用な生徒が良い成績を上げます。 こういう教科でそこそこの成績を上げようとするなら、そういう素質のある生徒の真似をしても無理です。違う方法で成績を上げます。それは、くそ真面目に臨むことです。授業中の態度は真面目にきちんとし、課題の提出期限を守り、正確にこなします。たとえ嫌いであっても、がんばります。「絵は下手だけど丁寧に描いてある」そのように思ってもらえるようにします。そうすれば、5はもらえなくても4は確実です。
お礼
そうなんです! 言われる通りです。丁寧に描いて提出したものの評価はとてもよかったです。 ただ、美術をもう少し好きになるために裏ワザや、かくし味を教えてもらえるともっと表現豊かになるような気がします。 有り難うございます。
- inunofuguri
- ベストアンサー率23% (244/1017)
親が絵が苦手だと、子供も苦手になるそうです。 小さい頃、親が絵が苦手だと、親自身があまり絵を描かない、描かせないため、絵を描くよりも字を書くほうに価値を見出すからだとか。 中学レベルなら、絵は技術ではないと思います。 「木の描き方を教わると、木の描き方を失う」という考えがあります。 教わらなければ自由に描けるのに、一度「こう描きなさい。」と教わるとその描き方しかできなくなってしまう、ということのようです。 どういったカリキュラムで授業をしているかわかりませんが、正確に模写した絵が上手い絵とは限らないのではないでしょうか。 何を見て何を感じたか。 それをどう表現するか。 その時、こう描きたいのだけれどどうしたら良いのか分からなければ、先生にアドバイスを求めれば教えてくれると思うのですが。 技術があって絵が描けるのではなく、 描きたい物があり、表現の手段として技術が必要なのです。 何を描きたいのか分からなければ、教師もアドバイスできないと思います。
お礼
お返事有り難うございます。 私も、正確に模写した絵が上手い絵とは限らないと思っています。 子供が幼稚園の時にお絵かき教室に通った時の先生は、技術でなくこころの表現(?)が大切と説明されました。それから美術館に足を運ぶことが増えました。 絵に自信がなく、苦手なので先生にアドバイスを求めることなく時の過ぎていくのを待つ授業の受け方になっていると思います。 また、自分でも何が描きたいのかわかってないと思います。
お礼
言われていれば、美術に関してみれば材料を飲み込んでしまう事以外危険な事はありませんね。 下手な絵と上手な絵の違いは、発想と技術の違いしかないと... 苦手な私は思い込んでいました。 そして技術さえあればもう少し上手く表現できるのに と... なんでも好きにならないとだめですね。 回答いただいて疑問がほどけてきたきがします。 有り難うございます。