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「赤いの」の「の」の品詞

スカートを買うにあたり「赤いのが欲しい」と表現した場合、 「の」は名詞であるスカートを繰り返さないための代替語で、 「赤いやつ」とも言い換えられるので 品詞で言えば名詞かなと思っていましたが 国文法についてのウェブサイトに「助詞」だとありました。 (スクリーンショットをご参照ください。) そうなのでしょうか。 ご存じでしたら、ご教示ください。 よろしくお願いします。 (そのサイトは今は更新されていないようなので、こちらに質問させていただきました。)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • gesui3
  • ベストアンサー率50% (95/187)
回答No.5

いいえ、助詞です。 品詞(単語の種類)は不変で、一つの単語に一つの品詞です。 意味用法によって変化することはありません。 (例えて言えば、「山田花子」さんは、会社では事務員、家庭ではお母さん、地域ではコーラス隊員でも、名前は山田花子さんのままなのと同じです) そこで、の=物 の用法の場合は、 <助詞の名詞的用法>という言い方で、つじつまを合わせています。 なお、形式名詞とは、「~こと」などであって、「の」が形式名詞とは言いません。

Rozsy
質問者

お礼

ご丁寧に有り難うございます。 「助詞の名詞的用法」という言い方で整合性をつけているという部分にとても納得できました。

その他の回答 (6)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.7

#3です。 >>厳密には「助詞」ですが、実用面で言えばその在り方の表し方には諸説あるということですね。  : 「厳密」ではなく、学校文法や日本語教育では次のような流れから「準体助詞」と呼ぶということです。 1)格助詞「の」…主語を示す ・花の咲くのを待っている。 「花<が>咲く」の連体修飾構造での「ガノ」変換で<部分主語>。 2)連体助詞「の」…連体修飾語を示す(三種類) ①名詞「毎日」+名詞「記録」を連結。 ・毎日の記録 ②用言の連体形 ・赤い花 ③連体詞 この花 3)準体助詞「の」…体言に類似の働き。連体助詞兼務。 (ただし主語にならないので体言とは呼べない。) ・毎日の記録を取る→毎日ののを取る→毎日のを取る この変化でも分かるように、これには連体助詞兼務の機能もあるので、単純に体言(もの・こと)の役割示す形式名詞とはそこが異なっています。 このような三段階的機能の変化に目を向けると、助詞「の」示す特殊性に鑑みて、確かに語彙的意味を持たない形式体言に近似してはいますが、代用できない構文もあるので、そうとは呼べないと言えます。 例) ○女は子供を産むことができるのよ。 ?女は子供を産む<の>ができるのよ。 ○金を稼ぐことができない。 ?金を稼ぐのができない。 ○男が苦笑を浮かべるのを見ていた。 ?男が苦笑を浮かべる<こと>を見ていた。 ○彼の額が熱いのを感じた。 ?彼の額が熱い<こと>を感じた。 なお、関西弁の話題も出ていますが、「の」に鼻音「ん」が付いた「のん」の場合は、この鼻音「ん」は格助詞「が」や「を」また「もの」などの代用となっている意味で、ここでの「の」の機能とは別の表現方法といえます。 例) ・ええのんおくれや→ええの<を>おくれや。 ・行くのん、厭になった→行くの<が>、厭になった。 ・もう行くのん→もう行くの<か>。 ・お前のんか→お前の<もの>か。

Rozsy
質問者

お礼

度々ご親切に有り難うございます。 少し難しくて何度も読み直しました。 ご丁寧に有り難うございました。 参考にさせていただきます。

  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (657/1685)
回答No.6

No.4補注です。 回答者No.3様のご指摘の通り、文法学者によってさまざまな説があります。この「の」にしても、現代の学校文法では、という前提の上で助詞である、と言っているだけです。たとえば時枝誠記の組み立てた文法によれば、詞のうちの名詞である、ということになっています。つまり、見方によって変わってくるのです。諸説あり、ということですね。 人に説明するときには、質問者様が理解されたことを多角的に説明されるのがよろしいかと。

Rozsy
質問者

お礼

度々ご親切に有り難うございます。 ● 母国語学習としての日本の学校文法における正式な品詞名は助詞である。 ● しかし実用面では名詞としての役割を担っているため、その呼称には文法学者間で諸説ある。 ● 外国の日本語学習者には、名詞の置き換えとして使用される本質に説明をとどめ、品詞名については言及しないほうがいい。 そのように解釈しました。

  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (657/1685)
回答No.4

 回答者No.3さんの「学校文法では<準体助詞>と呼んでいます」に一票。現代の学校文法では助詞に間違いないです。  ただ個人的には、関西弁で「赤いの」は「赤いのん」と言っているのがひっかかります。この「のん」は「俺のん」「違うのん」など、「物」と同じ意味・働きをします。もうこうなると「体言に準ずる」とかではなく体言そのものという気がしますね。(形式名詞という呼び方。)他の回答者さんの回答の中に、どなたかは体言としている、というのがありましたが、それもうなずけます。まあ文法はその人の見方なので、〇〇文法ではこうなっている、というのが正確な答え方だろうなと思います。

Rozsy
質問者

お礼

ご丁寧に有り難うございます。 助詞でありながら、名詞的な担い方が強いため、ある意味特殊であるということですね。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.3

「が」のこの用法は、学校文法では<準体助詞>と呼んでいます。 ですから広い意味での「助詞」で間違いはありません。 なお、文法学者によってこの用法には次のような説があります。 橋本進吉:準体助詞 山田孝雄:格助詞 松下大三郎:形式名詞 時枝誠記:名詞

Rozsy
質問者

お礼

ご丁寧にありがとうございます。 厳密には「助詞」ですが、実用面で言えばその在り方の表し方には諸説あるということですね。

  • heyboy
  • ベストアンサー率21% (1852/8730)
回答No.2

多分、ですが、 「赤い物が欲しい」とか も言いますね。 「の」は多分「物」の 略語みたいなもので、 普通に日本語では「欲しい」 ではなく 「赤いのがいい!」とか 「赤いのを取って!」など よく子供が使ったり その人との親しみが 深い場合に言葉として出ます。 (余談ですが、 「赤い方(ほう)がいい」 と言う言い回しもあります。) あまり考えた事は無いですが、 「の」は接続詞と名詞の 間の子みたいな感じかな。 それと「方言」も多少は あるので、 「こう言う言い回しも 日本語にはあるんだな。」 程度で覚えるといいですね。

Rozsy
質問者

お礼

ご丁寧にどうもありがとうございます。 私自身の理解内であれば、グレーで構わないのですが 人に説明しなければいけない場合に、きちんと理解しておきたいと思いました。

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8469/18132)
回答No.1

普通は名詞に分類されます。形式名詞と言われるものです。

Rozsy
質問者

お礼

早速のご回答をどうもありがとうございます。 私としましては安心しました。 でもひょっとしますと「いえ、助詞です」というご回答があるかもしれませんので、しばらく受け付けていたいと思います。

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