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ガスクロマトグラフィーと高速液体クロマトグラフィーの・・・
この2つだけを比べた時、どういう長所と短所とがあるのでしょうか?・・同じくインターネットで調べると、試料量が少なくて良い・・などそういった事が書いていて、2つだけを比べたものというのが無いので・・・GCの場合は基準となる試料を比率計算し、それを未知試料にも使って定量する・・といった方法でグラフを作成する事はありませんが、HPLCの場合は比率計算ではなく、保持時間求めれば試料中に何が入っているか解るのと、未知試料も面積が解ればどの濃度であるかが解り、グラフを作成すれば求められるといったモノ。。。という事なのかな~という感じで、どう考えてよいものか・・・それを比べて長所・短所というのが解らないので、ぜひ教えて頂きたいです!!
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- n113z2
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私自身のことをお話しますと、ある物質を測定しようとするときでGCかLCを選択するときには、まずGCで出来るかを考えます。それは、ピークの分離が良く、前処理がその分だけ楽になるからです(GC長所)。LCはピークが緩やかなので、似たようなものを分離するのは困難だったりします(LC短所)。 さほど汚れていない物(不純物の測定や成分測定)を測定するときには、LCの方がカラムなど条件が多くて(134さんのおっしゃっているいるような)、多様に対応できる(LC長所)と思います。GCの場合は、測定できなかったときに誘導体化以外は、結構お手上げになります(GC短所)。rin0009さんがおっしゃっている定量性とかについては、どちらも似たものであると思います。また未知試料を同定するためには、検出器はMSがよろしいかと思います。検量線は引いたほうが良いですが、LCで行うピーク面積値からの類推位ならGCでも同様に出来ると思いますよ。これも検出器しだいですが。 なにかの参考になればと思い書かせていただきました。
- lone_lynx
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ガスクロマトグラフィ(GC)と高速液体クロマトグラフィ(HPLC)は共に混合物から特定の物質を見つけるための分離手法に過ぎません。分離された物質を定量するのか、定性するのか、あるいは分取するのかは、必要に応じて選択する問題であり、GC・HPLCいずれにおいても可能です。 GCの最も大きな特徴は、「ガス化しないものには使えない」です。無機塩類や糖のようにガス化する前に分解してしまうものを分けることはできません。 逆に、ガス化するものもしくは常温でガスのものであれば、カラムの理論段数が大きいため、構造の似通った物質同士を分けることも可能です。 一方、HPLCでは何らかの溶媒に溶かすことができる物質であれば、大抵は分けられますが、分離能という意味ではGCには劣ります。
- papercrafts
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未知資料の同定をしたいのであればGCMSをとられたらどうでしょうか? 標準資料があるのならばGCでスパイクしてやる方法でも良いとは思いますが。 ピーク面積から定量をするのならば検量線を作成したほうが無難でしょう。 どの程度の事まで調べたいのか分かりませんがあまり手を抜くとデータの信頼性がそこなわれて単にクロマトグラムをとっただけに終わってしまいます。 目的に合わせた方法を選択する事をお勧めします。
- 134
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定量性… 精度は液クロの方が良いように思いますけど、ガスクロでも、少なくとも僕らの会社では、結晶に残留している溶媒量をppm単位で測定はしています。 …ので、検量線は引けるんじゃないかと思います。 液クロとガスクロの違い。 まず、検出器が根本的に違いますね。ガスクロですと、FIDなど ですし、 液クロだとUVや屈折率 など で、測定する試料により、根本的に検出されなかったり、ブロードになったりします。 また、カラムも違いますね。これは、ガスクロでも数種類、液クロでも数種類ありますので、その選択をどうするか。 液クロだと移動層と順層にするか、逆層にするかもカラムによりあるようです。 液クロのカラムで、非常に安定性が悪く、ベースラインが安定するまでにずいぶん時間がかかったのがありました。 キャリアーは、ガスクロだと一般的に窒素(とヘリウム)、液クロだと条件により多種です。極性があれば、アセトニトリル類が多いかもしれませんが、塩を加えて緩衝液にしたりもします。無極性だとヘキサンとか…かなぁ。 混合させるときには、結構精密にしないと、リテンションタイムやピークの出方に大きな影響が出ます。液クロはやや条件を見つけるのが難しいです オーブンの温度は、液クロだと数十度程度、液クロだと数百度。なので、止めるときは、液クロの方が迅速ですね。 メンテナンス…は、個人的感想では、ガスクロの方が容易に思います。これは、慣れもあるかもしれませんけど。 とりあえず、思いついた範囲で感想を。