ロシア帝国はなぜ植民地が少ないのですか?

質問

ロシア帝国は、欧米などに比べると植民地が少ないように思うのですがなぜですか?

回答No.3

garo1970 · ベストアンサー

シンプルに「船」の技術を持っていなかったからです。

ロシアはもともと不凍港がなく、
植民地時代には船の技術を持っていなかった。
だから当然植民地を持つこともできなかった。

後にピヨートル１世がそれに気づいて、
自らオランダの船大工に修行に行ったくらいですから。

お礼

ありがとうございました。

回答No.4

oska2

＞ロシア帝国は、欧米などに比べると植民地が少ないように思うのですがなぜですか?

一般的な「植民地経営をしなかったから」です。
大英帝国の場合は、武力で支配した植民地には「国王が任命した総督」が国王に代わって支配していました。
ですから、植民地の住民はＵＫ（連合王国）の市民ではありません。
ロシア帝国の場合は、武力で支配した地域は「植民地統治でなく、リロシア帝国領土としての併合」でした。
つまり、ロシア帝国の領土が増えるだけで植民地は増えないのですね。
簡単に言うと、現在の中国。
新疆ウイグル自治区・チベット自治区など、色々な名ばかりの自治区が存在しますよね。
中国共産党の基本では、「自治区＝武力で支配した国」なのです。
新疆ウイグル自治区は、東トルキスタン共和国。
チベット自治区は、チベット国。
※日本に、チベット亡命政府事務所あり。
世界地図には、どちらも「中国の植民地」とは書いていませんよね。
ロシア帝国の場合も、同じです。

お礼

ありがとうございました。

回答No.2

eroero4649

ロシアの辺りに国家のようなものが出来上がるのは、9世紀頃に成立した「キエフ大公国」でした。キエフ？そう、実は国の歴史としてはウクライナのほうが古いのです。キーウ（キエフ）のほうが歴史が古い街なのです。ユーリー1世というキエフ公国の王様みたいな人（大公）が作った街がモスクワなのです。後にモスクワはモンゴル人によって破壊されます。
中世はキエフ公国を中心にしていたロシア地方ですが、やがてジンギスカンのモンゴル帝国がやってきて、ロシアとウクライナはモンゴル帝国の支配下となります。長い間モンゴル系のキプチャク汗国の一部になりますが、そうしている間にモスクワを中心としたモスクワ大公国が成立します。これが後のロシア帝国の原型になります。

モンゴル人が衰退していくと、次に中央・西アジアの中心になったのがイスラム勢力です。イスラム勢力は最終的にはオスマン帝国になって東ローマ帝国であるビザンツ帝国を滅亡させるわけですが、このときにビザンツ帝国の東方正教会がイスラム勢力のオスマン帝国によって総本山を追われることになりました。それを保護したのがロシアだったのです。で、ロシアは滅亡した東ローマ（キリスト教）帝国の復活の存在だとして自らを帝国と名乗ったのです。これがロシア帝国の成立のざっくりとした説明です。

ロシア帝国は今のロシアの一部とウクライナくらいの広さの国でした。ベラルーシやバルト海沿岸地域、今のサンクトペテルブルクの辺りはロシア領ではありませんでした。バルト海沿岸地域はドイツ語圏地域だったのです。それに、サンクトペテルブルクっていうのがドイツ語読みなのでね。ロシア語だとブルク（街）はグラードなのです。
ロシア帝国の北はめっちゃ寒くて何もなくて、西は当時はポーランド王国が元気でした。ウィーンを攻めたオスマン帝国を敗退させたのはポーランド軍だったので、強かったのです。黒海を挟んだ反対側はオスマン帝国です。
そして東側にはウラル山脈があったので、そこから東にはなかなか行けなかったのです。

時代が下るにつれてウラル山脈が切れたあたりからちょっとずつ東の方へ出てゆきましたが、基本針葉樹林帯で寒いばかりでなんにもない。寒すぎるからとちょっと南に行こうとするともうイスラム勢力圏なのです。

そして他に外に出る玄関口がありませんでした。黒海はボスポラス海峡を通らないと地中海に出られないけど、そもそもボスポラス海峡がイスラム勢力圏。
なんとかして外国と繋がれる港が欲しいとピョートル大帝がバルト海に面した場所に都を作りました。これが今のサンクトペテルブルクです。だけどサンクトペテルブルクは結局ドイツの横を通らないと外洋に出られないし、何より冬に港が凍ってしまいます。「外に繋がる港が欲しい。港が欲しい」でシベリアまでたどり着いたのです。

「なぜ植民地が少なかったのか」といえば、場所が悪かったといえるでしょうね。しかしジョージアやキルギスやナントカスタンと呼ばれる旧ソ連の共和国はロシア帝国の植民地みたいなもんだったといえるかもしれないですね。

お礼

ありがとうございました。

回答No.1

4500rpm

シベリアはロシア人が入植した植民地です。認識は薄いかもしれませんが。