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最終共通祖先(LUCA)とは?
- 最終共通祖先(LUCA)とは、細菌とアーキアと真核生物の最初の共通祖先のことです。
- LUCAはクラウングループの中で最初の生物であり、ウイルスの進化が関与している可能性もあります。
- LUCAの祖先は少なくとも概念上存在する可能性があります。
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質問者が選んだベストアンサー
"LUCA" は「現生の生物種の全ての共通祖先」ではあるが「地球に誕生した最初の生物」では無い~という意味ですね。違う言い方をすれば「現生の全ての生物種はLUCAを起点とするたった1つのクラウングループに含まれている」とも言えます。 つまり我々、人類を含めた細菌や植物類に至るまで全ての地球上の生命は "LUCA" というたった1つの生物の子孫ではあるが、LUCAが始まりという訳では無く、LUCA以前にも確実に親に当たる生物が存在したであろうと思われています。 列車の路線図の様なモノをイメージしてみてください。今、質問者が居る街の駅からどんどんと逆上って行けば、最終的には始発駅にたどり着けますよね。私は質問者とは別の街に住んでいますが、それが同じ系列の鉄道会社(JRとか)であればやはり同じ様に逆上って行けばいつか同じ最終地点の始発駅に到達します。 そこが終点にして全ての始まり、つまりは「最初の生物」になる訳です。この場合の会社系列が「クラウングループ」に該当して、LUCAはその「始発駅」から何駅か下った所に位置していると考えられています。 JRの例で言えば、東京駅を始発とした場合のそこから派生して各地域へ分岐して伸びて行く「JR東海」や「JR九州」みたいな大きな路線グループが「パングループ」に該当し。さらにその中でまた大まかに分岐して、例えば「パングループ:JR東海」の場合だとこの中での「中央線(東京⇔塩尻⇔名古屋)」は「ステムグループ」に該当するみたいな感じですね。 今の科学ではこの始発駅に該当する「最初の生物」の所までは逆上れていないのです。恐らく永遠に謎のままだと思いますが…しかしかなりいい所までは近付いていて、主に遺伝子解析の結果から逆算して「最終共通祖先:LUCA」が存在するであろうと言う推論に達しています。 今後、さらに科学技術が発展して、特に地球内部の地底10km以上のさらに奥底のマントル付近まで詳細に探索してサンプル入手などが出来る様になれば、もしかしたら全く別系統のクラウングループに属する未知の生物種が発見されるかもしれませんね。
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- bellflaw17sai
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最初の生物は 共通祖先 その子供も共通祖先 どんどんくだっていって ある日 双子の片割れが細菌に、片方が真核生物になって それ以降交わらなくなったとすると その双子の親が最終共通祖先です フジキセキとダンスインザダークの最終共通祖先はサンデーサイレンス フジキセキとデヴィルズバックの最終共通祖先はヘイロー フジキセキとナリタブライアンの共通最終祖先はヘイルトゥリーズン みたいな感じです
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ありがとうございました。 何のことかさっぱりわからなかったので検索してみたら、競走馬のことなんですね。競馬には全く興味がないし、ご回答が質問の趣旨に沿ったものなのかさえも、私の知能レベルでは理解できませんでした。申し訳ありません。
お礼
丁寧に解説していただき、ありがとうございました。 少し、輪郭がつかめてきたような気がします。……「つもり」になりました。笑 朝方、某書を読んでいて、「LUCA」という用語を初めて知りました。あれこれ想像を巡らせているうちに、「生物進化の系統樹をたどっていけば、本当に1個の生物に行きつくのだろうか???」、「いや、そんなことはないだろう???もし、そうでないとしたら、今の系統樹は、意味をなさなくなってしまうのだろうか???」というようなとりとめのないことを考えてしまいました。 「ルカ」を検索してみたのですが、「旧約聖書の何たら……」とか。笑 恐らく永遠に謎のままだと思いますが……そうですか。邪馬台国がどこにあるのか???という日本史の課題といい勝負ですかねぇ。もっとも邪馬台国のほうは、「解決しないほうがいい」という側面もあるような気がしますが。笑 いずれにしても、「永遠に謎のまま」だということであれば、素人がこれ以上追及しても仕方がないですね。これ以上は考えないことにします。