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台風のエネルギー
台風の持っているエネルギーの計算方法を教えて下さい。 勿論時間と共に変化するのである時点のと言うことで結構です。
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台風のエネルギ-源は、水蒸気が雲(雨)になるときに放つ潜熱です。水蒸気が水に姿を変えると、1gあたり539.8Calの熱を放出します。それで周りの空気を暖めます。暖められた空気は上昇して、さらに雲を作ります。台風はそんなことを繰り返す巨大な熱エンジンです。ですから、水蒸気の供給が止まると、すぐに衰えます。 》台風の持っているエネルギーの ですから、台風自身はエネルギーを持っていません。空っぽです。すべて現地調達です。エネルギーを持っているのは、周りの水蒸気、さらに水蒸気を供給する海水です。 つまり、車で言えばエンジンです。エンジンそのものはエネルギーを持っていません。そのエネルギー総量は、すなわち燃料であるガソリンのエネルギー総量です。 ある時点のパワーについては、出力何馬力、トルク何kgmというのは言えます。これは、台風で言う最大風速何m、半径何kmに相当するでしょう。 》ある時点のと言うことで その時の水蒸気総量は計算できるかもしれません。ただ、常に海水から供給されるので、海水も含めて計算しなければならないでしょう。となると、どのように計算していいかわかりません。 ちなみに、先日の台風18号では、山形沖で一旦衰えていたのが、北海道沖で再び勢力を増しています。これはエネルギーを現地調達した結果です。 また、竹内均は、その著書の中で「典型的台風のエネルギーは10^18Jであり、」と述べていますが、これをどのようにして計算したかは不明です。
お礼
ありがとう御座いました。 他にも回答があるかもしれないと思い今日まで待ちましたが。 多分貴回答があまりにも完璧なので、皆さんが恐れをなして回答しなかったかも知れませんね。
補足
原因は水蒸気での潜熱としても、出来上がったものは普通の低気圧よりもエネルギー密度の高い低気圧だと思うのですが、ですから、その低気圧のエネルギーが台風のその時点でのエネルギーではないでしょうか?雨が降ったり風が吹けばエネルギーを消耗しますが次々と水蒸気の潜熱を補給してそれを補いますが。