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谷
谷という地盤は 液状化しやすいのでしょうか?
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「液状化」とは、一般的には地震など水分が多い地盤が振動する事で引き起こされる現象ですが、 この質問では地中の「水分過剰」で起こる地盤の緩みと解釈します。 「谷」と呼ぶ地形では谷底に「沢」があり、地中の余計な水分は沢に排出され流れる構造です。 質問の事例は地中で余計に溜まった水分で地盤が緩む事から起こる現象なので、通常の「谷」では沢に排水されるので起こりにくいと考えて良いです。 「谷」で起こる可能性は少ないですが、谷の「上部」で地盤の能力を超える水分が溜まった時に、その地盤が液状化する事を考える必要はあります。 先日の「熱海」が該当する事例です。 谷の上部に「造成」された場所が2ヶ所ありました。 造成で森林が切り開かれ「地肌が剥き出し」になっていた事で降雨による水分の殆んどが地中に貯留され、それが造成地の地盤を緩める原因になったと考えられます。 造成されていた1ヶ所は「盛り土」されただけで排水能力は全く無く、最初から緩い地盤だったと考えられます。 そこに能力を越える降雨が染み込んで地形を保てなくなり、一気に土砂崩れとなって沢を流れ落ちたものが、あれだけの大規模なものになってしまったのです。
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- fujic-1990
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埋め立てた谷はもちろんですが、自然の谷でも、両側の山の斜面に降った雨が谷に集まるわけですから、地面には水がヒタヒタ、浸っている状態でしょう。 砂粒や石の間に水が入って浮いていて、それ以上しみこめない水が谷川になって流れている状態だと思います。 その状態で、強く揺さぶられれば、簡単に液状化するものと思います。
お礼
ありがとうございます。
- kzr260v2
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「昔は谷だったけれど、大量の土砂によって谷を全て埋めた」という状態なら、液状化対策が必要です。例えば一般的な住宅なら、少なくとも土地の四隅に直径1メートルくらいの深い竪穴を掘りそこを大きめの砕石でいっぱいにする、などの液状化対策です。液状化現象が発生しても、単に水がそこから溢れるだけです。土壌が流れ出て土地が沈下することを防ぎます。近隣の住宅全てで行えば、より効果は向上します。(液状化の被害は地上部の建物だけでなく、地下の上下水道やガス管などにも損傷がでます。広い範囲で対策すれば、それらの被害も防げます。) 埋め立てはなく「谷のまま」ということなら、地震の際に地すべりや崩落のリスクがあります。また大雨や長雨などによる土砂崩れのリスクがあります。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。
お礼
やはり液状化による水害対策が必要なのですね。ありがとうございました。
お礼
詳しく教えて頂いてありがとうございました。