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上皮内新生物は がんではない?
新生物が上皮内にある時は癌とは言わないで 新生物が下皮内にある時には癌と呼ぶのは 何故でしょうか。
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分類していきます。 上に行くほど広範、下に行くほど細かいです。 細胞が自律的コントロールを失い無秩序な増殖を起こすと腫瘍。 増殖が自律的にコントロールされていると正常な細胞 その場で境界を持ち浸潤や転移を起こさないのが良性腫瘍。 浸潤や転移を起こすのが悪性腫瘍(平仮名で書くがん) がんのうち骨・肉にできるやつが肉腫 上皮性細胞(皮膚・粘膜・消化管etc)にできるやつが漢字で書く”癌” で、上皮内新生物はそれが上皮内にとどまっているという前提に立つと、浸潤や転移ができないので良性腫瘍、上皮内新生物となります。 下皮内まで潜れるということは浸潤している、浸潤できるということであり、上皮発生ですので癌ということになります。
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- rokutaro36
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がん保険についてですが、たぶん、アフラックだと思いますが、特約を付加すれば、上皮内新生物でも給付金がもらえるようになりますよ。 保険屋さんに相談してください。
お礼
有難うございます。聞いてみます。
- jkpawapuro
- ベストアンサー率26% (816/3045)
>その前提というのは変わらないという将来のことは分からないわけですね。 浸潤を起こす前でも生検とって顕微鏡で病理医が見れば、ある程度わかります。
お礼
有難う御座いました。
- rokutaro36
- ベストアンサー率55% (5458/9820)
この部分は、誤解している人が多い。 まず、新生物というのは、ICD10 という国際疾病分類第10版という医学統計上の分類方法だということを知ってください。 新生物には、良性新生物、上皮内新生物、悪性新生物の3つがあります。 http://www.byomei.org/icd10/index.html このうち、「癌」というのは、上皮内新生物と悪性新生物の両者を含めた「総称」と考えてください。 さらに言えば、「癌」というのは、一般名称と考えるべきです。 新生物=腫瘍 だと考えてください。 なので、良性新生物=良性腫瘍 ということになります。 どうして、こんな、ややこし事になっているのか? 名前を付けるというのは、難しいことです。 例えば、車の形の名前は最初から合ったわけではない。 セダン、SUVなどなど、後から名前を付けた。 「癌」も同じ事。 かつては、癌という言葉もなかった。 良性だろうが、悪性だろうが、そういうものは「出来物」だった。 しかし、医学が発達すると、良性と悪性に分けられるようになった。 そこで、悪性の物に「癌」と名付けることになる。 しかし、癌と言えば、「塊」です。 白血病などの液体の癌(実際には、造血器の癌)があるとは、当時は分からなかった。 なので、癌は、癌腫と肉腫の2つの分類しかなく、白血病には、そのような名前を付けられていない。 なので、日本では、白血病を含むときに「がん」、含まない時に「癌」という使い方まで、登場する。 しかし、こんなバラバラでは、統計を取るときに困ってしまう。 例えば、ある人が病気になったとき、それは、「出来物」「腫れ物」「吹き出物」「ニキビ」「がん」「癌」「腫瘍」一体、何なの? と言うことになってしまう。 そこで、国際的に分類を統一しようということになり、「新生物」とい概念が導入された。 この問題は、桜は、「木」なのか、「花」なのか、どっちなのか、という議論と同じ。 要するに、分類方法そのものが違うということ。 分類方法が違うのに、同じ土俵に乗せるから、話がややこしくなる。 上皮内新生物であろうが、悪性新生物であろうが、癌細胞があれば、癌というのが、今の分け方。 ただし、この「癌」という言い方も、将来、怪しくなるのが明らか。 癌を発見する技術は、進歩を重ねて、ついには、MRIやPETなどの画像に写らない細胞レベルでの発見も、理論的には可能になろうとしている。 たった1つの癌細胞があれば、それは「癌」と言えるのだろうか? しかも、その一つの癌細胞は、免疫によって、排除されることが分かっている。 生き残った癌細胞だけが、大きくなって「癌」となるのだが、自己免疫で排除されるレベルの癌細胞の塊を「癌」と言って良いのだろうか? ややこしい話は、今後、科学の発達によって、ますます増える。
お礼
詳しく教えて頂き 有難う御座いました。
補足
有難うございます。なるほど名前の付き方もややこしいことですが。 私はある有名ながん保険に入っていますが 上皮内の新生物は癌とは認められない 下皮内であれば癌と認められて保険金が入るとなると 癌が浸潤して下皮内に来る迄治療を待とうかとなりますが、そんな人はいないでしょうから 30年間も保険金を払ってっ来たのに 泣く泣く保険金が降りなくても治療することになりますね。 でも 30年前に保険の勧誘を受けた時には 上皮内とか下皮内とかの説明は有りませんでしたね。
- takochann2
- ベストアンサー率36% (2420/6678)
新生物には定義上、良性新生物と悪性新生物いう言葉もありますので、言葉だけを解釈すれば「上皮内新生物」という言葉は良性悪性の判断はしていないという事になりますが、良性新生物という言葉はほとんど使わないこと、上皮内新生物を良性の疾患で使うことはさらに少ないので、良性と明示されていない限り上皮内新生物=上皮内悪性新生物=上皮内癌と理解して100%問題ないです。 癌細胞存在部位が極めて限局されていて治療しやすいので、悪性とか癌という言葉を使いたくないと想像します。行政や保険の書類でその言葉を見かけるような気がします。
お礼
有難う御座いました。
補足
有難う御座いました。やっぱりそうですか。 そのへんのところをうまく利用して 保険屋さんは保険金を逃れようとするわけですね。 素人はそこまで考えが及びません。 後悔先にたたずですね。
- kon555
- ベストアンサー率51% (1842/3559)
分かりやすさ優先、厳密では表現である事を念頭に置いてください。 まず癌というのは悪性腫瘍とか言われますが、腫瘍というのは正常な細胞が壊れ、コントロールを失って暴走しているような状態です。 新生物という言い方は、腫瘍と同義語です。身体の中に、コントロールを受け付けない新しい生物が居る、というような意味で捉えると分かりやすいですね。 しかし細胞の『壊れ方』にも色々ありまして、壊れた細胞が他の細胞に侵食するパターンと、一部分のみに留まっているパターンとがあります。 侵食する能力を有するのが悪性、つまり癌です。重要な臓器などに取り付くと、その機能を破壊するので結果的に人は死にます。 しかし侵食していかない、言ってみれば大人しい新生物は身体に害を及ぼしません。人間の身体は約六十兆個もの細胞で構成されているので、その一部分がちょっとおかしくなっても、大抵は無害だからです。これを良性腫瘍とも言います。 上皮内新生物というのは、この『新生物』が皮膚の表面で発生している状態です。 表面だけで留まっていると言う事は、周辺の細胞を侵食していないわけですから、良性である事が殆どです。 しかし皮膚の深層にまで潜り込んでいると言う事は、細胞を侵食する能力があるわけですから、悪性であり、つまり癌です。
お礼
なるほど その様な理屈になるわけですね。有難う御座いました。
お礼
なるほど 上皮内にとどまっている前提であれば癌とは言えない。 その前提というのは変わらないという将来のことは分からないわけですね。 有難う御座いました。