deplorable
NHK実践ビジネス英語2019年8月Lesson 10(2)のMcMillanさんの台詞で、
I think the widespread availability of such firearms is absolutely deplorable.
テキスト訳「このような銃を広く入手できるのは、まったく嘆かわしいことだと思います。」
とあります。
McMillan: At the risk of sounding like a preachy foreigner, I think the widespread availability of such firearms is absolutely deplorable. I mean, what's more important: the right to bear arms, or child safety? Something is seriously wrong. @ 2019年8月L10(2)
“deplorable”は、この講座ではあまりなじみがない単語なので、ネット検索してみました。
すると2016年のアメリカ大統領選で一騒動をもたらした言葉のようです。
Proud to be a Trump "Deplorable"
(トランプの「惨めな人」であることを誇りにする)
トランプ陣営の支持者たちが、Tシャツのロゴにしたそうです。
この騒動はもはや3年前の話ですから、置いておくとして、Tシャツのロゴですが、
形容詞にtheをつけて人を表す、the rich(なりたい人)the poor(なりたくない人)はよくある用法です。
また、不定冠詞 “a”+固有名詞も、この講座では
Lyons: I hate to sound like a Jeremiah, … @ 2019年4月L2(4)
のように登場しています。ここまで行くと一般名詞化した例になってしまいますが…
しかし、a Trump deplorableという表現は知りませんでした。
勿論、a deplorable Trump としたら、トランプ大統領自身は絶対に考えない一面ですから、(ヒラリークリントン候補のいう) “deplorable”なトランプ支持者を表すには、他に表現がないのかもしれませんが、どうも後ろから修飾する形容詞は理解できません。
どういう風に考えるべきでしょうか?
[参考]
「夢と希望の英語塾」というサイトからの抜粋です。
米大統領選挙を熱く燃え上がらせる“DEPLORABLE”
2016.10.16 Sunday11:40
http://go-sensei.indec.jp/?eid=1321
米大統領選でいま最も熱く使われている単語が、“deplorable”です。
「デプロラブル」 怒りに火を付けたクリントン氏の言葉
朝日新聞 2016年10月15日19時36分
民主党候補クリントン氏が9月、トランプ支持者の半数は人種差別や男女差別主義者など「デプロラブルな人々の集まりだ」と発言した。あとで「後悔」も口にしたが、遅かった。
この言葉は、トランプ支持者の怒りに火を付けた。
「賃金が伸びない暮らしが惨めなことぐらい、私が一番わかっています。30年も政界にいる彼女にだけは、言われたくない」
補足
早速の回答ありがとうございます。 なるほど、strange がぴったりのこともあるんですね。 許容範囲を超えた「トンデモナイ人間」の英訳はどうなりますか?