元電工の爺さんです、大昔多少扱いましたので、古い記憶ですが
参考になれば・・・と考え記載してみます。
1.地絡過電圧と交流過過電圧の発生状況ですが、地絡電圧は三相
電源の内1本以上の接地で零相電圧V0が発生し動作させます。
交流過電圧は、正相電圧(受電電圧)が定格電圧以上で動作さ
せます。
2.具体的制定の目的は、地絡過電圧の場合、電線の地面設置に伴
う零相電圧V0にて動作させますが、警報と遮断があり、遮断は
誤動作用のため、具体的例は完全接地時が110V発生として、
・警報・・・・・10V
・組合せ遮断・・20V+地絡電流継電器動作(フールプルーフ用)
・単独遮断・・・20V+時限5秒
・・・・以上において動作させます。
3.交流過電圧の場合、回路の電圧が定格以上の異常電圧上昇を
検出します。
E=k・φ・N ですので、過励磁のφ上昇・回転上昇のN上昇検出
具体的には、定格時110Vとして、120%から130%程度
で遮断させますので、130V制定が多かったと記憶。(警報無)
・・・・・ 以上参考頂ければ幸いです。